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カテゴリー:環境
京浜工業地域には火力発電所が点在していますが、稼働率が高まっていることもあり、今朝も白い水蒸気の煙を勢いよく吐き出していました。
風のある日は、その煙が一列の雲となっています。 ![]()
![]()
電気事業連合会の資料による電源別発電電力量の実績および見通しを見ると、2009年では原子力発電が29%。
東日本大震災発生前の計画では、原子力発電の割合を2019年度には41%にまで高める計画でした。
しかし、震災以降、日本各地の原子力発電所は稼動停止を余儀なくされ、その分の電力をを他の発電施設によって賄わなければならなくなっています。
そのため逼迫する電力需要に追いつくために既に廃止が決まっている火力発電所を再稼動させたり、新たなガスタービン発電所を設置したりということで、冒頭の写真のような光景が当たり前になりました。
一昨年まで世間に溢れていた「温室効果ガス(CO2)」排出削減というキャッチフレーズはすっかり影を潜めてしまいました。
さらに、火力発電所のフル稼働により燃料費がかさみ、コストの負担が増加しているという報道もあります。
⇒電力、燃料費1兆円増 火力急増で7社赤字
原子力発電所の新規建設は、恐らく困難でしょう。
しかし、現在ある原子力発電所については、無条件で廃炉という暴論は避け、冷静に震災の教訓を踏まえた上で徹底的に安全面での改善を図り、寿命を迎えるまでは稼動させる必要があると考えます。
また、事故を起こした原子力発電所の廃炉に向けた手続き、事故発生後の処理の方法など、現在の日本ならではの経験を充分に蓄積して、世界各各地に設置されている原子力発電設備の安全運用に生かすことが大切でしょう。
とにかく事故の収束と除染を徹底的に行い、その経験、教訓を生かすこと、それが今の日本に課せられた役割であり、生き残る道であると思います。
さて、もう一つの方向性は、自然エネルギーへの転換の促進です。
震災以降、太陽光発電がさらに注目され、普及の勢いが加速しています。
一昨年前から始まった倍額買取制度もその後押しをしています。
ただし、太陽光発電設備を設置する場合に一番の障壁となっていることは、「初期投資」の負担が大きいということでしょう。
ざっくりした計算で、向こう15年~20年分の電力料金の負担を先行投資するわけですから、資金にある程度余裕があり、かつ自然エネルギーに対する熱意がある程度無いと導入のモチベーションには繋がりません。
そこで、今日の記事のタイトルの「屋根貸し制度」が今年の大きなトピックスとして挙げられます。
屋根貸し制度については、これまでも構想があったようですが、先日枝野幸男経済産業相による制度創設の発言により、より具体化してきました。
屋根貸し制度とは、一言で言うと 「発電会社が各家庭の屋根を賃借し、そこに発電会社がパネルを置けるしくみ」ということです。
(1)発電会社にとっては 太陽光発電設備を設置する広大な場所を確保でき、売電収入も得ることが出来る。
(2)各家庭にとっては、屋根を賃貸資産として活用でき、賃料が入る。初期投資も不要。
(3)社会全体としては、自然由来の発電電力量が増え、その分原子力発電設備、火力発電設備の負担が軽減する。
という、一石三鳥(win-win-win)の仕組みです。
さて、この「屋根貸し制度」を一歩進めて、一つの提言を行っています。
以下は 私が2007年度の曹洞宗総合研究センターの学術大会で発表した際のまとめと提言です。
■まとめと提言環境問題への意識の高まりとともに、太陽光発電設備の全国における累計設置発電容量は、2004年までに住宅用、公共産業用合わせて113.2万キロワット(総合資源エネルギー調査会調査)と、急速に増大している。また、新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法に基づく基本方針に掲げる導入目標において、2010年に482万キロワットという設定がされている。
このような背景のもと、「グリーンプラン」の実践として、全国の曹洞宗寺院に新エネルギーによる発電設備、特に太陽光発電装置を導入していく事例が増えている。これまでは、寺院個々の「点」としての活動であった。しかし、その設置事例が増えていくにしたがって、それぞれが連携して「面」としての情報として体系化することは重要である。
特に、全国に1万4千もの寺院と多くの檀信徒をもつ曹洞宗は、環境施策においても大きな力を発揮する事ができるだろう。寺院の有する境内地を活用するだけでも計り知れない可能性を持っている。
宗門が主導率先し、各寺院・檀信徒が連携して新エネルギー導入を推進していく事は、「グリーン・プラン」の実践として重要な案件である。また、その情報を宗門がリアルタイムに把握し、発信していくことにより、その価値をさらに高めることができる。そのために、新エネルギー設備導入にあたり、初期投資費用の補助や、技術的導入の指針、宗費減免や褒章制度など、普及推進に向けた具体策を実現させていくことは重要な施策といえよう。これまでの実績を踏まえ、今後どのようなことが可能かを列挙する。
(1) 新エネルギー発電設備導入に際する具体的なガイドラインを作成する。
(2) 公益法人・非営利法人に対する公的補助は、営利企業や一般住宅に比べて優遇されているが、その利用に関する情報を寺院に向け発信する。
(3) 全国寺院に発電設備がどれだけ設置運用されているかを把握し、発電実績を集約して体系付けて公表する。
(4) グリーン電力証書システムを活用し、化石燃料削減・ CO2排出削減などといった価値を全国レベルで具体化させる。
(5) 新エネルギー発電設備に関する補助金を曹洞宗独自に設定する。
(6) 宗費減免や褒章制度を宗制として定める。
(7) 宗門各機関や寺院がISO14001の認証を取得することをめざして活動を展開する。
このうち、(5)(6)をより具体化させたものとして、宗門独自の「屋根貸し制度」推進を図ることも有効な手段だと考えます。
つまり、屋根貸しを各寺院の単位で行い、家庭よりも単位設備規模の大きな制度として深化させるわけです。
日本全国には、曹洞宗の寺院だけで、1万5千か寺ほどあります。
(他宗派を含めると7万か寺ほど)
その一か寺あたりの土地面積を1万5千m2とします。
すると、15,000 m2×15,000 か寺=225,000,000 m2 となり、約2億2千万m2もの面積にもなります。
この土地全体に降り注ぐ太陽光のエネルギーは、ピーク時には約2億2千万 Kwにも達します。
東電の夏の最大電力需要予測は、約6千万Kw強ですから、それを軽く賄うに余りある太陽光エネルギーが日本全国の曹洞宗寺院境内に降り注いでいるわけです。
もちろん、境内地全てに太陽光発電設備を設置することは現実的ではありませんので、もう少し現実に即した計算をしてみましょう。
一か寺あたり、仮に平均10kwの太陽光発電設備を設置したとすると、発電ピーク時には10kW×15,000 か寺=15万kwになります。
総体的に曹洞宗メガソーラーとも言える設備になります。
東電の夏の最大電力需要の2.5%を曹洞宗寺院だけで生み出すことが可能となります。
各寺院にとって、屋根を賃貸資産として活用でき、賃料が入り、初期投資も不要となれば、かなり理解が得やすいのではないでしょうか。
その推進の中心を宗門が全国寺院と連携して担い宗費減免や褒章制度を宗制として定めることとにより、経済的な負担も無く新エネルギーの普及に貢献できると考えます。
今年がその絶好の機会であるといえましょう。
■関連ブログ記事
全国の寺院に太陽光発電があると
早いもので、もう師走。今年残り1ヶ月ほどになりました。
貞昌院には平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
ありがたいことに、昨年(2010年)2月から、倍額買取制度が適用され、KWhあたり48円で買い取られています。
そのために、それ以降グラフ中「黄色●」の「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」料金が極端に下がっています。
貞昌院で負担する電気料金が、電気基本料金を含めて「電気代がマイナス=電気料金が収入超過」が当たり前になりました。
今年は東日本大震災の影響で、日本中が節電ムードとなりました。
貞昌院でもこれまで以上に(無理のない範囲で)節電につとめ、消費電力も例年よりかなり下がりました。
計画停電および節電効果もあって、3月から11月にかけて、いずれも昨年同月の消費電力よりも下回っています。
特に夏場の費電力の低下は顕著です。
最近3年間の貞昌院全体の電気料金「東京電力から買入れている電気代ー売っている電気代」の推移をグラフにしてみました。
2010年2月からの倍額買取制度により、電気料金として東京電力に支払っている電気代収支は、初夏から夏に掛けてはマイナスとなっています。
つまり、冒頭に書いたように電気代は黒字。
2011年は、節電の効果もあり、貞昌院は、お寺全体としての電力料金に関して年間を通した電力収支もほとんどゼロとなりました。
太陽光発電設備も、これまで故障無く順調に運転を続けています。
発電量の劣化は、まだ認められません。
既に設置運用から8年が経過しようとしています。
これまで故障も無く順調に発電を続けてきました。
太陽光発電設置に貞昌院が負担した金額は190万円(総額380万円のうち半額は助成金)ですので、既に設置に係る費用はほぼ回収されたことになります。
今後は、グリーン電力買取も始まりますので、さらに発電電力買取額が増える見込みです。
自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知ることは大切でしょう。
このような↓流れもあります。
「脱原発」アピール…城南信金、東電と契約解除
城南信用金庫(本店・東京都品川区)は2日、東京電力との契約を解除すると発表した。
自然エネルギーによる発電などを手がける電力供給会社「エネット」(東京都港区)から購入する。原子力発電に頼らない「脱原発」の姿勢をアピールする狙いだ。
城南信金は来年1月から本店など契約電力が50キロ・ワット以上の77店舗で、エネットとの契約に切り替える。2010年度に約2億円だった電気代が、約1000万円減る見込みという。
(読売新聞 12月2日)
■関連ブログ記事
太陽光発電2011年前期の総括
太陽光発電2010年の総括
エネルギー源分散のメリット
節電対策・4月分の結果
早いもので今年も既に半分以上経過しました。
梅雨も明け、夏本番です。
貞昌院には平成15(2003)年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
昨年末に「太陽光発電2010年の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。
(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、2010年の12月分は27日を以って締めています。
昨年(2010年)2月から、倍額買取制度が適用され、KWhあたり48円で買い取られています。
そのために、それ以降グラフ中「黄色●」の「東京電力から買っている電気代ー売っている電気代」料金が極端に下がっています。
貞昌院で負担する電気料金が、電気基本料金を含めて「電気代がマイナス=電気料金は収入超過」になったことは大きなことです。
次に、昨年同月との消費電力をグラフにしてみました。
今年2月には、貞昌院本堂で演劇が行われたため、その分消費電力が昨年同月に比べて増えています。
そして3月11日の東日本大震災。
計画停電および節電効果もあって、3月から6月にかけて、いずれも昨年同月の消費電力よりも下回っています。
特に3月、4月の消費電力の低下は顕著です。
最後に、太陽光発電設備設置以降、貞昌院全体の電気料金「東京電力から買っている電気代ー売っている電気代」の推移をグラフにしてみました。
太陽光発電設備を設置する前は、3万円~4万円程度の電気料金がかかっていました。
太陽光発電を開始してからは、概ね1万5000円程度。
倍額買取が始まってからは、電気料金がマイナス(黒字)になることも珍しくなくなりました。
既に設置運用から8年が経過しようとしています。
これまで故障も無く順調に発電を続けてきました。
太陽光発電設置に貞昌院が負担した金額は190万円(総額380万円のうち半額は助成金)ですので、既に設置に係る費用はほぼ回収されたことになります。
今後は、グリーン電力買取も始まりますので、さらに発電電力買取額が増える見込みです。
自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知るということは大切なことでしょう。
■関連ブログ記事
なでしこJAPANは、女子サッカーの歴史を塗り替えました。
今日のブログ記事は、サッカーボール型の「すごいヤツ」が世界中のエネルギー供給需給を「塗り替える」というものです。
このたび、三菱化学が東京大学「ERATO中村活性炭素クラスタープロジェクト」の技術を応用して、エネルギー変換効率10%を超える試作品を世界で初めて成功した というニュースが入ってきました。
現在普及している太陽光発電パネルは、半導体を製造する際に発生するシリコンの余りを結晶化してガラス基板でサンドイッチした形のものです。
ガラスの重量がありますので、パネル全体の重みもあり、既設の屋根に載せるためには、それぞれの屋根構造にあわせた架台を設置する必要もあり、これが結構大変だったりします。
⇒貞昌院の設置事例はこちら
これに対し、塗布変換型有機太陽電池は、液体を現場で「塗る」ことによって設置が完了します。
塗った後加熱してしばらく放置すると乾いて固まり、それが「半導体」の役割を果たしますので、そこに配線を施せば太陽光発電パネルの完成です。
主な特徴は
・エネルギー変換効率が10%を超え、結晶シリコンの太陽光発電パネルと比べても遜色が無い
・材料も簡単に手にはいるものばかりのため、安価に製造できること。製造コストが10分の1程度になる
・「塗る」だけなので、どんな形状の屋根でも壁でも、また布地のような曲がる素材であっても対応できる
・厚みが1ミリ程度、重量の負担もほとんど無い
・製品寿命は現段階で10年ほど
という特徴を考え合わせれば、これまでの太陽光発電の常識を塗り替える重要な技術であることがわかります。
では、具体的にどのようなものなのかを簡単に見てみましょう。
結晶シリコンの太陽光発電パネルが発電を起こす仕組みは半導体として結晶シリコンを用いますが、塗布変換型有機太陽電池も、フラーレン誘導体「SIMEF」を半導体として利用します。
フラーレンとは、最小の構造が多数の炭素原子で構成されるクラスターの総称であり、冒頭のサッカーボール型の図が、炭素原子が多数集まってできているフラーレンという分子構造です。
そのうち、一番左のものがベーシックなフラーレンC60、一番右が塗布変換型有機太陽電池に利用されるフラーレン誘導体「SIMEF」です。
主要原料にテトラベンゾポルフィリンを用い、n型半導体としてフラーレン誘導体を組み合わせることにより、塗布変換型の有機薄膜太陽電池が実用化にむけて大きな前進をしました。
フラーレンは、さまざなま化学修飾を施すことにより、トルエンのような有機溶媒に溶かすことができます。
テトラベンゾポルフィリンは、その前駆体がトルエンなどの有機溶媒に溶けやすいので、どんな曲面にも塗布することが可能です。
塗布後、加熱することにより結晶化し固まります。
これが良好な半導体特性を有する発電パネルになるのです。
・フラーレン
・テトラベンゾポルフィリン
・塗布変換型有機太陽電池
このあたりのキーワードはとても重要なキーワードです。
今後耳にすることが多くなることでしょう。
三菱化学では、国内工場で年間3-5メガワット分の生産を始め、2015年には年30メガワット規模まで拡大する予定だそうです。
塗布変換型の有機薄膜太陽電池は数年のうちに各方面での応用、普及が進んでいくことでしょう。
地球に降り注ぐ太陽光のエネルギーは膨大です。
どれだけ大きなエネルギーであるかを見ると、例えば、日本全国にある寺院の数は約7万か寺。
仮に一か寺あたりの土地面積を1000m2とします。
1,000 m2×70,000 か寺=70,000,000 m2
この土地全体に降り注ぐ太陽光のエネルギーは、ピーク時には約7000万KWにも達します。
記録的猛暑だった2010年夏の東京電力管内の最大電力供給量は6000万kWでしたから、それを賄うに余りある太陽光エネルギーが全国の寺院境内に降り注いでいるわけです。
先月同時期にブログ記事 エネルギー源分散のメリット で、節電効果の速報を掲載しました。
その際は、電力量測定期間の前半が震災前、後半が震災後であったため、節電による効果がどれくらいであったか正確な比較が出来ませんでした。
電気使用量のおしらせ4月分が届き、震災後の期間での比較ができましたので、その結果をご紹介します。
貞昌院では、日頃から節電には努めていましたが、 東日本大震災に伴う計画節電を機に、電力消費をさらに見直して、可能かつ無理のない範囲で節電につとめてきました。
まずは、使用電力量と余剰電力量のお知らせです。
![]()
電気代(電力使用による請求予定金額は、基本料金を含めて 13,724円となっています。
対し、東京電力が買い取る購入予定金額は 22,080円です。
従って、8,356円の黒字です。
どれだけの節電となったのかを視覚的に表すために昨年2010年と今年2011年で比較したグラフを作成してみました。
昨年2010年・今年2011年の「4月分」の比較です。なお、対象期間は2010年、2011年それぞれ 3月28日~4月26日の30日間です。
電力会社からの買電量(左オレンジのグラフ)が昨年同期と比較してだいぶ減っていることがわかります。
使用電力量は約4割減、余剰電力量は 実に6割増となりました。
まだまだ節電の余地があったのですね。
使用電力量とは、下図でいうところのオレンジ色の部分、余剰電力量は下図でいうところの水色の部分の電力量です。
節電により、図中の「貞昌院で消費する電力量」の線が下がると、水色の「余剰電力を電力会社に売電」の面積が増え、オレンジ色の「電力会社より買電」の面積が減少することがわかります。
それが冒頭のように結果として表れました。
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今年夏は再び計画停電が予測され、教区の中ではお施餓鬼法要を繰下げて暑さのピーク時を避けて行おうかという話も出ています。
思えば、一昔前先代住職の時代には、夕方近くになって随喜方丈さんが集まり次第法要打ち出しということでした。
自然に逆らわない智恵なのでしょう。
今年はそれに従うのも良さそうです。
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客殿から見る藤の花が見ごろを迎えました。
貞昌院茶室の前に水琴窟を設置しています。
ここには、裏山からの自然の湧水が導かれ、滴る水滴により美しい音が響いています。
坐禅の時、お茶会の時、心静かに耳を澄ますと、庭からかすかに水琴窟の音が聞こえてきます。
東日本大震災からまもなく1ヶ月。
心痛むニュースが毎日のように続いています。
このような時でも、サクラは例年通り咲いていますし、水琴窟は普段どおりの音を奏で続けています
今朝、水琴窟の音を録音しました。是非お楽しみください。
(最初の部分はシジュウカラの鳴き声とのコラボレーションになっています)
⇒ここをクリック (WMAオーディオファイル)
水琴窟は、江戸時代の茶人、小堀遠州が考案した洞水門から改良されてきた日本独自の装置です。
貞昌院に設置した水琴窟の構造は、浅い受け皿で一旦水を受け、中央の穴から少しづつ流れる水が、受け皿の裏側において大小さまざまな大きさの水滴を形成するしくみです。
落下した水滴は水琴窟内を約40センチほど下の水面に衝突して音を発生させます。
この音が瓶の内部で反響し、残響音が水琴窟の音となります。
ここのところ、各方面より貞昌院に設置している太陽光発電についての問合せが相次いでいます。
3月11日に発生した大震災の影響で、電力会社の電力供給力が失われ、東北から関東にかけて幅広い地域で行われている計画停電への対策、そして震災復興支援のために節電・創エネルギーへの貢献のためというのが主な動機のようです。
今日の記事では太陽光発電を含めたエネルギーの源について考えてみます。
貞昌院でも、これまでに計画停電が何回か行われました。
また、電力消費をさらに見直して、可能な限り節電につとめています。
その結果が「東京電力からの電力量のおしらせ」の数値として現れはじめました。
![]()
昨年2010年・今年2011年の「3月分」の比較です。なお、対象期間は2010年、2011年それぞれ 2月26日~3月27日の30日間です。
2011年は、震災発生からの期間が16日間含まれています
電力会社からの買電量(左オレンジのグラフ)が昨年同期と比較してだいぶ減っていることがわかります。
これまでも、出来る限り節電に努めていたのですが、まだまだ節電の余地があったのですね。
また、余剰電力量(右 水色のグラフ)はかなり増えました。
この量は、太陽光で発電した電力が貞昌院で使い切れずに東京電力に還元し、他の家庭・事業所に送っている電力量です。
一日の太陽光発電電力量と貞昌院で消費する電力量のイメージ図(下図)を併せてご覧いただくとわかりやすいと思います。 ![]()
節電により、図中の「貞昌院で消費する電力量」の線が下がると、水色の「余剰電力を電力会社に売電」の面積が増え、オレンジ色の「電力会社より買電」の面積が減少することがわかります。
それが冒頭のように結果として表れました。
■オール電化の弊害
太陽光発電設備を導入する際には、「オール電化」を薦められることがあります。
オール電化は、ガスコンロを電磁調理器に、給湯器を深夜電力を利用したエコキュートにすることにより、電力料金が安くなるというものです。
火を使わないため火災の危険性が少ないということで、高層マンションで積極的に取り入れられるなど、かなり普及してきました。
しかし、計画停電によって、全ての機器が使えなくなり、さらに高層マンションではエレベータ、給水も止まり、日常生活に大きな影響が出ています。
エネルギー供給源を一元化したことによるデメリットといえます。
■エネルギー源は分散するべき
貞昌院では、敢えてエネルギー源を分散しています。
ガスコンロはプロパンガス、風呂の給湯は貯湯式の灯油ボイラーです。
太陽光発電・プロパンガス・灯油ボイラーの組み合わせは、災害時にはとても強いということを実感しています。
計画停電時でも、コンロや風呂は通常通り使えます。
町内会、地区民生委員を骨格とした「災害時支援者委員会」でも、都市ガスエリアにある町内会館にプロパンガスボンベとコンロを災害備品として昨年揃えました。
プロパンガスの機動性の良さは抜群です。
■将来に向けて
貞昌院では、数年前より灯油ボイラーによる給湯器を燃料電池へ置き換えることを検討しています。
(図はエネファームのサイトより)
燃料電池はエネルギー効率が極めて高い特徴があります。
例えば火力発電所の発電効率は約40%程度であり、送電ロスを併せると3割程度の効率となってしまいます。
対し、燃料電池であれば発電効率は飛躍的に高まります。
太陽光発電+燃料電池という組み合わせにより、電力会社からの購入電力昼間・夜間を通してほとんど無くなることでしょう。
(つまり、電力に関して完全に自立できる)
今後は日本全体でエネルギー供給政策の抜本的見直しがなされることでしょう。
国民全体でよくよく考えていかなければならない問題です。
■関連資料
曹洞宗総合研究センター平成18 年度 第8回学術大会 発表原稿
「太陽光発電設備設置の意義について」(PDF)
■関連ブログ記事
計画停電にそなえ
全国の寺院に太陽光発電があると
エネルギー供給構造高度化法と燃料電池
雛祭りにちらし寿司と潮汁をいただきました。
潮汁に欠かせないハマグリ。
店頭に並ぶ蛤を継続的に広く調査すると、環境問題も見えてきます。
昨日回ってきたメーリングリストに「日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム」と「アジアの浅瀬と干潟を守る会」によるハマグリ調査協力依頼がありました。
このプロジェクトチームでは2005年から毎年、雛祭りの時期にハマグリの店頭調査を行なっています。
私たちは,雛祭りの時期に,国産ハマグリと輸入ハマグリの流通・消費状況を調べ,
商品名・産地表示の適正さも調査しています.
以下の要領で,調査に御協力いただければ幸いです.
調査日は,3月3日前後の,いつでもけっこうです。必要最低限の情報:
調査日,調査地,店舗名,標準和名(種の名前),商品名,産地表示,100gあたり
の価格(もしくはパック価格:個数と価格),調査者標準和名(種の名前)が分からない場合は不明でけっこうですが,写真がある場合は
同定致します.凡例
2008年3月3日
神奈川県藤沢市鵠沼海岸,相鉄ローゼン鵠沼店
シナハマグリ,はまぐり,中国産,93円/100g,1パック 360g/15個
チョウセンハマグリ,はまぐり,茨城県産,g値段表示なし,1パック 580円
(本体552円)/1個
調査者:山下博由協力していただける方は,以上のような情報を
wildsea**almond.ocn.ne.jp 山下宛て送って下さい. 注)**は@に書き換えて下さい。
ということで、早速協力させていただきました。
蛤は古来から食材としてのみならず、平安時代に流行した貝合せの遊びや、碁石としても利用されており、日本文化に根付いています。
日本各地の砂浜や干潟で広く収穫される身近な存在だったのです。
(図は「沈黙の干潟―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―」日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチームより)
しかし、高度経済成長期における海岸の開発、干潟の現象により、蛤の漁獲量は減少の一途を辿っています。
戦後まもなく1947年には3万トンを超えていた漁獲量は、1980年には2千トン、2000年には2千トンも割り込んでいます。
ここまで減少すると「不可逆的な減少のサイクル」に入ってしまい、絶滅への道を辿ってしまうようです。
残念ながら、これが日本のハマグリの現実です。
そうなると、ハマグリを海外から求めることになります。
日本では主に朝鮮半島や中国から大量のハマグリを輸入するようになりました。
現在では、流通するハマグリの90 %以上が外国産となっています。
鮮魚店やスーパーでは雛祭りの直前に大量のハマグリを仕入れ、雛祭りキャンペーンを行っています。
見かけ上、潤沢なハマグリが供給されているように見えます。
店頭に並ぶほとんどは外国産に成り代わり、そういった「食材の種」が変わっていることになかなか気付きません。
しかし、その裏側には副次的に引き起こされる自然の荒廃があるということを知っておく必要があるでしょう。
(図は「沈黙の干潟―ハマグリを通して見るアジアの海と食の未来―」日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチームより)
日本のハマグリは一様に個体群の規模が小さくなり、存続に危機的な状況にあるといえます。
また、個体数を確保するために行われている外来種の蓄養や放流も在来種への影響が懸念される事項です。
その意味で、日本のハマグリは先日のブログ記事に書いた「限界集落」の状態に陥っているといえます。
その状況が日本からアジア各国に広がっています。
このような問題はハマグリだけではありません。
ハマグリ調査を窓口として、様々な問題が見えてきます。
「功の多少を計り 彼の来処を量る」(食事の前にお唱えする「五観の偈」より)
この一椀の食物は、たとえ一粒のお米、一茎の菜といえども、それが耕作され、種蒔かれて・・と限りない人々の手を経て、いま自分に与えられていることを思い、感謝していただきましょう・・・・
食材がどのように作られ、食卓に運ばれてきたのか、思いを巡らしながら食事をいただくことも大切なことだといえます。
はまぐりの ふたみに 分かれ行く秋ぞ
『奥の細道』大団円
いつまでもハマグリをいただくことができますように。
ことしも残すところ3日ほどとなりました。
いよいよ年の瀬押し迫ってきた感が強くなりました。
貞昌院には平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
昨年同時期に「太陽光発電2009年の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。
(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、2010年の12月分は27日を以って締めています。
今年特筆する事項としては、グラフ中「黄色●」の「買入ー売電」料金が極端に下がったことが挙げられます。
夏場にはマイナスとなっています。
これは、東電へ売却する余剰電力量の売電単価がkwhあたり24円⇒48円に、倍額買取になったことが理由です。
倍額買取制度により「青●」の売電電力料金が跳ね上がりました。
これにより夏場には電気基本料金を含めて「電気代がマイナス」になったことは大きなことです。
次に、月ごとの発電量を設置8年分のグラフにしてみました。
2010年を表す今年の漢字は暑でした。
それを象徴するように2010年のこげ茶色の棒グラフは6月、7月、8月、9月・・・とコンスタントに高い発電量を示しています。
それだけ日照が多かった今年の夏でした。
残暑も厳しかったですね。
ちなみに気象庁発表による東日本夏期(6月、7月、8月)の各年の平年比によると、
2003年 -0.6
2004年 +1.3
2005年 +0.8
2006年 +0.4
2007年 +0.4
2008年 +0.5
2009年 +0.1
2010年 +1.8
だったそうです。
同様に、平年に比べて特に気温が高かった2004年には7月の、2005年には6・8月の日射量が多いことが判ります。
自然エネルギーによる発電設備を設置することの意義は単に環境に負荷をかけないシステムであるというだけではなく、環境の変化を感じ取ることができるシステムであるであるというところにあると思います。
水道の蛇口を捻れば水が出る、コンセントにプラグを繋げば当たり前のように電気を利用できるということはどういうことなのか、それぞれのエネルギー資源が何処からやってくるのかを知るということは大切なことでしょう。
貞昌院太陽光発電設備のに新しい電力量計が設置されました。
今回設置した電力量計は太陽光発電設備で発電される総電力量を「電力会社の規格に則った」計測器で測ることにより、その分をグリーン電力として「認証」される仕組みです。
↑こちらが、既に設置している電力量計。余剰電力として貞昌院から東京電力側に流れた電力量を計測します。
上の図でいうところの、水色の部分の電力量です。
単価48円/kwhで買い取っていただいています。
余剰電力は、周囲の他の家庭・企業で自動的に消費されます。
↑こちらが今回設置した電力量計です。
発電設備のインバーターに直結して設置してあり、上の図の水色+黄色の部分の電力量、すなわち発電された総量を計測するものです。
2つの発電量により、黄色の部分の電力量が正確に測定され、黄色い部分をグリーン電力として約10円/kwhで、他の企業から買い取っていただく仕組みです。
一言で言うと、環境貢献をしたいと考えている企業が、通常の電力料金に環境付加価値分のプレミアム(グリーン電力証券)を上乗せして電力料金を支払うことにより、その分をグリーン電力の再生可能エネルギーを消費したものと見なされるという制度です。
詳細な仕組みは以前 グリーン電力による環境貢献 で書きましたので、併せてご参照ください。
資源が無いと言われる日本ですが、 資源大国 日本 で指摘したとおり、「淡水」という貴重な資源を豊富に有しているとともに、国土面積の66%を占める森林という資源も併せて有しています。
森が水源となって、豊かで美しい水が生み出されている訳ですから、水と森は密接な関係にあります。
この豊かな資源が、危機に瀕しています。
日本の国土は、3分の2が森林に覆われています。世界の中でもこれだけの森林に恵まれている国は数少ない素晴らしい国です。でも、実態は、開発や拡大造林のためにその多くが破壊され、自然の広葉樹林をスギ・ヒノキに植え替えた人工林が次々とでき、それが、林業の不況等で放置され、荒廃の一途をたどるという状況に陥っています。
国内の林業の現状を見ると、国土面積の66%は森林ではありますが、1960年の木材輸入自由化以降、木材自給率は減少を続け、自由化以前 86.7%だった自給率は 2005年には20.0%と激減しています。国内の木材生産量は約3分の1にまで減少し、林業就業者数に至っては約6分の1に減少しています。
木材の資源は増えているのに、外材に押されてしまい国内産木材の需要が無くなっているのです。
戦後急速に増えた人工造林は、育てた木を伐採して、その後植樹し、再び育て利用する資源循環サイクルの中で生産される資源です。
この循環がうまく回っている限りは自然破壊を招くことはありません。
しかし、国内産木材需要が激減したことにより、伐採はおろか、下草刈りや間伐、枝打ちなどの維持管理すらままならない状況となっています。
森は荒れ、材木の商品価値も失われてしまい、さらに状況が悪化するという負のスパイラルが発生しています。
最近、クマ、イノシシ、シカなどが街に出没し、人を襲ったり畑を荒らすニュースが頻繁に流れています。
これも森林の荒廃に原因があることは明確でしょう。
さらに深刻な問題が発生しています。
中国やオーストラリアなどの外資が日本の森と水を大規模に買い漁っているのです。
埼玉や山梨、長野、岡山県など全国各地の水源に近い山林について、中国などの外国資本が買収の打診をしてきていることが、東京財団がまとめた「グローバル化する国土資源(土・緑・水)と土地制度の盲点」と題した調査報告書で明らかになった。類似した事例は昨年、三重県大台町、長野県天竜村でも確認され、林野庁が調査に乗り出す事態にもなった。
報告書は外国資本進出の背景に、水資源などの資源獲得競争がグローバルに展開されている世界的潮流があると指摘。「日本の土地制度には、国土を守る意味で多くの問題がある」と警鐘を鳴らしている。
報告書によると、ほとんどが森林で占められる5ヘクタール以上の土地取引は、平成20年の統計で、10年前に比べ面積で倍以上、件数で1・5倍の増。また、具体的な事例を並べたうえで、山林買収は事実関係の把握が困難とも指摘した。
背景として、世界の水需給の逼迫(ひつぱく)が予測され、日本の「水」が狙われている可能性に言及。特に中国の水需要が2004年までの7年間で4倍以上伸びており、日本から水を調達するために買収に触手を伸ばしている可能性を指摘している。
また、今後、環境問題の取り組みが世界的に強化されるなかで、二酸化炭素(CO2)吸引源とされる森林やその生態系に新たな価値が付加されるとにらむ期待投資で森林売買が加速する可能性も指摘した。
報告書では、日本の土地制度が諸外国に比べて極めて強いとも指摘。いったん外国資本に所有されると、それを手放させることが難しいため、事前の実態把握と事前届け出など諸規制を提言している。
また、水源林以外にも、香港資本や豪資本の買収によって地価上昇率が3年連続全国一となった北海道ニセコ町の例や、廃屋化したホテルなど買収、更地化して分譲マンションを建設中の長野県白馬村での豪資本の動きを例示。公益や安全保障などの観点から、国土資源(土地・森林・水)を守るために十分な備えが諸外国並みに必要だと説いている。
(産経新聞 2010.3.29)
放置され荒廃の一途をたどる森林を買い取ってくれるということは、一見魅力的なことかもしれません。
| 外国人土地法 また、第4条では、国防上必要な地区においては、政令によって外国人・外国法人の土地に関する権利の取得を禁止、または条件もしくは制限をつけることができると定めている。第4条に関しては1926年(大正15年)に「外国人土地法施行令」(大正15年11月3日勅令第334号)が定められていたが、太平洋戦争終戦後の1945年(昭和20年)、「司法省関係許可認可等戦時特例等廃止ノ件」(昭和20年10月24日勅令第598号)によって廃止されている。施行令では、国防上重要な地域における外国人による土地の取得に関して、陸軍大臣、海軍大臣の許可を得ることを義務づけていた。 終戦後は長い間使われることのなかった法律であるが、韓国資本による活発な対馬の土地買収などが明らかになり、2008年(平成20年)ごろから日本の領土を守るため行動する議員連盟などがこの法律に注目した。しかし、政府は2009年(平成21年)11月・2010年(平成22年)6月、この法律の活用は検討していないとの答弁書を決定している。 |
公益や安全保障などの観点から、国土資源(土地・森林・水)を守るために十分な備えが必要でありますが、国や地方公共団体においては、
・外資による土地の売買を規制する外国人土地法関連法、条例等の整備
・人工造林から広葉樹・照葉樹を中心とした天然林への転換
を早急に推進していただくことを求めます。
私たちにも出来ることはたくさんあると思います。
日常の暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てる「木づかい運動」もその一つでしょう。
寺院においては、「塔婆」を環境問題を考える教材とすることも出来ます。
塔婆を国産材、さらに言えば間伐材を用いることも一法です。
塔婆の原料としては、白木のお位牌やお棺、祭壇・・・・白い美しい木肌が当然という風潮があります。
そのために、白木のままでも木目が目立たず、においがあまり無い、墨乗りがよいモミの木が好まれてきました。
けれども、国産のモミがほとんど採れなくなり価格が高騰したため、国産のモミから、外国産のモミやトドマツにシフトしています。
結果として、塔婆として使われている木材の 80%が輸入材となっています。
・価格が若干高い
・間伐材を用いる際には節模様、もしくは節穴が発生する
・杉材の場合は、赤い木肌模様が生じる
というデメリットもありますが、逆に、国産材を用いて、地産地消を行なっているという理由を明示してすれば檀家さんからの理解も得やすいでしょう。
一寺院のみの運動では難しくても、地域の寺院が連携することにより塔婆製材業者の協力も得られるはずです。
全国で7万もある寺院が行動することにより、日本の森を守る大きな力となることでしょう。
日本の資源を守り、環境問題を考える際に、塔婆はもってこいの教材なのです。
追記
政府の行政刷新会議(議長・菅直人首相)は2010年10月30日、特別会計(特会)を対象とした「事業仕分け第3弾」で、約1兆3千億円の借金を抱える国有林野事業特会(農林水産省)について、特会を一部廃止して一般会計に移し、負債部分は区分経理を維持すると判定しました。
仕分け人からは林野庁を解体すべきとの意見も多く出されています。
国有林野事業特会は、木材販売の収益などを財源に、国が保有する森林などの管理・経営や治山対策を行っている特別会計です。
この特会で管理する森林面積は758万haに及び、実に日本の国土面積の約2割を占めます。白神山地や屋久島などの世界遺産も含まれているのです。
大丈夫でしょうか・・・・・
■関連ブログ記事
卒塔婆を中心とした循環システム
8月末に、太陽光発電量から夏の暑さを検証したブログ記事を書きました。
今年の猛暑は9月以降も続き、10月になってもミンミンゼミが鳴いているという状況でした。
こんなことは今まで無かったことです。
下の図は、貞昌院に設置している太陽光発電設備による発電量を、2004年~2010年の6年間、7月15日から9月30日まで実績値を累積してプロットしたものです。 9月も日照時間が長かったことを太陽光発電量が如実に示しています。
各年のデータを比較してみると、今年2010年の赤い線が8月後半から9月末まで勾配を緩めることなく累積値を伸ばしていることがわかります。 例年は8月後半になると、一旦勾配が緩くなる時期があるのですが、今年はそれがありません。
結果、今年の夏から秋にかけて、発電量の累積値はダントツで高い結果となりました。
発電量は地面に降り注ぐ日射量にほぼ比例しますので、いかに日射量が例年に比べて多かったのかがよく判りますね。
来年7月に予定されている地上デジタル放送への完全移行が大々的に宣伝されています。
家電エコポイントの効果もあいまって、テレビの売れ行きが好調なようです。
売れているテレビはほぼ液晶テレビが100%。
ブラウン管テレビから液晶テレビへの入れ替えが進んでいます。
ということは、不要になったブラウン管のテレビが大量に排出されるわけで、リサイクル業者の倉庫はこのように大量のリサイクル待ちの家電であふれていました。処理しても処理しても次から次へと運び込まれてきます。
エアコン室外機も大量に持ち込まれていますね~
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一旦話が脱線しますが、家電リサイクルによって古いブラウン管テレビをリサイクルする場合、3000ポイントのエコポイント(税金からのプレゼント)が付きます。
大抵は、新型テレビを買った家電量販店や電気屋さんに引き取ってもらうことでしょう。
家電量販店や電気屋さんに引き取ってもらうと、リサイクル料+指定引取場所への運搬費が加算されますから5000円前後の請求となります。
もしもテレビの運搬が可能であれば直接 指定引取場所 に持って行ったほうがオトクです。
手続きは簡単。
郵便局の窓口で「家電リサイクル券」を請求し、その場でリサイクルするテレビのメーカー名と画面のインチ数に基づいたリサイクル料を振込みます。
振込印の押されたリサイクル券とテレビを 指定引取場所 に持ち込めば、それで終わりです。
例えば、14インチテレビをリサイクルした場合は郵便局に1785円の振込。これで3000円分のエコポイント(税金からのプレゼント)がもらえます。 運搬の部分を自分で行なうことによって、3000円程度の運搬費を浮かすことができ、1215円余計に税金からのプレゼントが貰えるのです。
これからブラウン管テレビを排出する予定の方は、是非ご自分で持ち込むことをお薦めします。
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さて、話を元に戻します。
家電リサイクル法では、業者に対し廃棄されたブラウンガラスの55%を再資源化することが義務付けられています。 (ブラウン管テレビの重量の大部分はブラウン管ガラスの重量です)
このブラウン管ガラスが曲者です。
ブラウン管の仕組みは、電子銃により加速された電子を蛍光体にぶつけることにより光が発生するというものです。この光が発生したときに付随してにエックス線が発生してしまいます。ブラウン管の宿命ですね。
発生したエックス線が視聴者に届かないようにするために鉛入りのガラスを使って防御しているのです。
ブラウン管CRTを日常使っているオフィスでは、「防磁エプロン」を着用することが義務付けられました。これもエックス線を含む電磁波対策の一つです。
このようにエックス線対策のためにブラウン管のガラスには、15~25%の鉛が含まれています。
リサイクルする際に、ガラスから鉛を取り除くことが出来れば良いのですが、簡単にはいかないようです。
結果、ブラウン管ガラスはブラウン管としてしか再資源化できません。
日本では既にブラウン管テレビは殆ど生産されていませんから、家電リサイクル法に基づくリサイクル率を達成するためにアジア新興国への輸出に頼るしかなくなります。
厄介者を海外に押し付ける仕組みはどうかと思いますし、またアジア新興国でもブラウン管離れが進んでいますので、今後大量に発生する鉛ガラスの処理方法が問題となりそうです。
【格言】 地デジ対策はブラウン管テレビから液晶テレビへの置換えとは非なることを知るべし。
【要望】 家電メーカーには是非地デジに対応した薄型ブラウン管テレビを生産して欲しい。
廃棄されたブラウン管ガラスの有効利用にはこれが一番。
■蛇足
鉛入りガラスは、意外にも身近なところでも使用されています。
特に、食器として使われているということはあまり知られていないと思います。
一番の顕著な例は「クリスタルガラス」です。
そもそも、クリスタルガラスの定義そのものが酸化鉛の含有率により決まっています。
酸化鉛の含有率が30%を超えるガラスが「フルレッドクリスタル」(レッドlead=鉛)、酸化鉛の含有率が24%を超えるガラスが「レッドクリスタル」と定義されています。
鉛の含有量が上がるほどガラスの透明度と屈折率が高くなり、高級感が増します。
また、鉛により比重が大きくなり、ガラスを弾いたときに良い音が出るため、よく、ワイングラスを弾いて独特の音を楽しむ方がいらっしゃいますが、良い音がするほど鉛が多く含まれているということです。
その鉛の含有率はブラウン管のそれを超えるということも知っておくべきでしょう。
もちろん、ガラスに酸化鉛として封印されている分には人体には影響はなさそうですが、美しいものには「毒」があるということです。
■関連ブログ記事
大量廃棄社会からの脱却
酷暑の夏鮮明・熱帯夜が過去最多、8月平均気温も記録更新の見通し/横浜
横浜の今夏の熱帯夜(最低気温25度以上)が42日に達し、過去最多となったことが30日、横浜地方気象台のまとめで分かった。海老名で県内観測史上最高気温を観測したほか、県内各観測所でも8月平均気温の記録を塗り替えそうで“酷暑”を印象づける夏となった。
同気象台によると、これまで横浜の熱帯夜の最多日数は1999年の37日。ことしの8月は8~10日の3日間を除くすべての日で25度以上となり寝苦しい夜が続いている。真夏日(最高気温30度以上)は9日を除く29日間。今夏の猛暑日(同35度以上)は計4日で2001年と同数となっている。
海老名では8月17日に37.4度を観測し、1962年の37.0度の記録を塗り替えた。8月の月平均気温も各観測所で軒並み記録更新しそうで、横浜は28.54度(29日まで)で95年の記録を0.04度上回っている。辻堂、小田原、三浦でも過去最高となる可能性が高い。
また、横浜と海老名の8月の気温を比較すると、奇妙なデータが浮かび上がった。最高気温で海老名が横浜を上回った日が21日あった一方、熱帯夜となった日数は横浜が27日で海老名(15日)を上回った。
この理由について、横浜地方気象台は「都市部のヒートアイランド現象が考えられる。夜にエアコンを使うことで室外機から放出される熱も影響しているのでは」と分析。同気象台によると、9月以降も残暑が続き、平年気温より高くなる日が多くなりそうだ。
(神奈川新聞 2010年8月31日)
今年はどうしてしまったのでしょうか。
桜の花の季節の異常な寒さも記憶に新しいところですが、7月盆の頃の梅雨明け以降、猛烈に暑い日が続いています。
貞昌院太陽光発電設備の発電量データからも客観的にその事実が裏付けられました。
上の図は、各年における7月15日から8月31日までの太陽光発電量を累積したデータです。
発電設備設置以降7年分のデータを比較してみると、今年2010年の赤い線が8月後半になっても勾配を緩めることなく累積値を伸ばしていることがわかります。
例年は8月20日を過ぎると暑さも一息となるのですが、今年はそんなことも無く、7月半ば~8月終わりまでの累積発電量はダントツで高い結果となりました。
発電量は地面に降り注ぐ日射量にほぼ比例しますので、いかに日射量が例年に比べて多かったのかがよく判ります。
気象台によると、9月以降もまだまだ暑い日が続く見込みとのことです。
くれぐれも暑さ対策は怠らないようにしたいものです。
昨年11月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度がスタートしました。
この買取制度は、住宅用太陽光発電システムの買取単価が48円/kwh(これまでの倍額)となるというものです。
貞昌院は法人契約のため、この住宅用太陽光発電の倍額買取の対象にはならないと思っていましたが、嬉しい誤算で現在倍額買取の恩恵を受けています。
この倍額買取は、一度倍額買取対象になれば以降最低10年間は倍額で余剰電力を買取ってくれる制度です。
貞昌院の場合は2009年から2019年までは倍額買取の対象になるということです。
今後、法人契約で太陽光発電設備を設置する場合でも、規模が10kw未満であれば、倍額買取の対象になるはずです。 (設置を検討されている方は各自実際に関連部署にお問合せください)
実は、この倍額買取制度には意外に知られていない注意事項があります。
それは、倍額(48円/kwh)で買取りを行なう契約は、平成22年度までに太陽光発電設備を設置した方のみが対象ということです。
この期限までに太陽光発電設備を設置し、電力会社と契約を行なった方には向こう10年間倍額買取が保証されます。
しかし、この買取単価は平成23年3月以降に太陽光発電設備を設置した方には48円よりも低い単価が適用されます。買取単価は年度ごとに低減される方向で見直されて行くことになっているのです。
まとめると、次のようになります。
・太陽光発電設備を設置以降10年間は、余剰電力を同一の買取単価で電力会社が買取る。
・余剰電力買取単価は、2011年3月迄設置分は向こう10年間48円/kwh
・それ以降に設置した設備からの買取は、設置年度に応じて各年度の単価を適用する。
■追記1
太陽光発電設備設置に際しての国や地方自治体ごとの補助制度についてはこちらが参考になります。
併せてご参照ください。 ⇒国・自治体が実施する太陽光発電の補助金制度(平成22年度)
■追記2
太陽光発電設備の補助金の終了、倍額買取金額の低減に伴って、確かに今が「設置の好機」ではありますが、それゆえ様々な業者が売り込み合戦を展開しています。
設置を検討される方は、冷静な態度で、複数の業者を比較検討し、また評判を聞いたりして信頼の置ける業者を選定することが肝要です。
■関連サイト
太陽光発電の新たな買取制度について(東京電力)
貞昌院太陽光発電設備から発電された電力のうち、使いきれずに余った電力は東京電力にkwhあたり約48円で買い取っていただいています。
それは図で表すと水色の部分となります。
これをさらに拡大し、黄色い部分まで環境貢献のために利用するグリーン電力という制度があります。
太陽光発電など、再生可能エネルギー(新エネルギー=風力発電/太陽光発電/水力発電/バイオマス発電など)によって発電された電力は「電力そのもの」の価値の他に「クリーンな電力」であるという「環境付加価値」を有しています。
この「環境付加価値」を証券化し、市場で取引可能にした制度がグリーン電力制度です。
政府インターネットテレビ [グリーン電力証書の仕組み〜新しいエネルギーへの転換] に判りやすく解説されていますので一度ご覧いただくことをお勧めします。⇒こちら
例えば、太陽光発電による電力を利用したい企業・人にとって、全ての方が太陽光発電パネルを設置できる環境にあるとは限りません。
設備投資をするだけでもかなり負担となります。
そこで登場したのが「グリーン電力」制度。かいつまんで言うと、通常の電力料金に環境付加価値分のプレミアム(グリーン電力証券)を上乗せして支払うことにより、消費電力総量のうち、グリーン電力証券分の電力量が再生可能エネルギーを消費したものと見なされるという制度です。
上乗せされた電力料金は発電事業者(例えば太陽光発電設備を設置している事業者)に渡り、それが発電設備の維持費や発電設備を増設する資金へと還元されます。
新エネルギーを生み出す側(発電事業者)と、利用する側(需要家)の双方のメリットが合致することにより成り立つ制度なのです。
認証は財団法人 広域関東圏産業活性化センター グリーン電力基金事業推進室により行なわれます。
双方にはグリーン電力証書が発行され、新エネルギー普及促進のための貢献を示すことができます。
貞昌院も今年からグリーン電力に発電事業者として参加する予定です。
ただし、グリーン電力発電事業者となるためには、数十~数百Kwh単位の大きな発電事業者であることが条件となっているために、太陽光発電設備を設置している寺院数十か寺が共同で参加する必要があります。
■参加要綱
・上図黄色い部分を正確に測定するための電力メーターは事業者負担(4万円程度)
・グリーン電力は「権利」を提供するだけなので、これまでどおりの電力消費で変わりなく行なえる
・黄色い部分の電力量に応じ、KWhあたり9円~10円前後の金額がグリーン電力料金として還元される
ということで、現在仲立ちとなるNPO法人の働きかけにより、近隣の寺院とともに参加者がとりまとめられているところです。
メーター分の先行投資が必要となりますが、これは概ね1年~2年で回収できる計算となります。
■追記
ここまでは、主に太陽光発電設備を有する側の内容ですが、太陽光発電設備を設置しなくてもグリーン電力を利用したい側からの参加方法も記載しておきます。
太陽光発電設備など、新エネルギーの発電設備を設置しなくても、新エネルギーによる電力を消費しているということを公的に宣言できる制度です。
(1)普段使っている電気を自然エネルギーにする
自宅や事業所などで使う電気の一部、または全部を自然エネルギーにすることができます。
もちろん、太陽光発電や風力発電の設備を設置することがその方法の一つですが、それと同じ効果をグリーン電力によって行うことが可能です。
月々の電気料金に上乗せした額を支払い、太陽光発電等の自然エネルギー発電を委託し「グリーン電力証書」の発行を 受ける形で、消費する電力を自然エネルギーの電力に変える仕組みです。
(2)自然エネルギー事業に出資する
各地域の電力会社が主体となり、一口○○円として、太陽光発電など地域の自然エネルギー発電事業への出資を募る試みです。
いわば一口オーナー制度です。
出資したお金は事業に運用され、出資者は事業の収益から配当を受けることができます。
(3)グリーン電力で生産された製品を買う
グリーン電力証書のシステムを利用して、様々な企業が自然エネルギーで作られた製品やサービスなどを提供しています。
それらには認定ロゴが明示されています。
グリーン電力で生産された製品を積極的に購入することも環境貢献の一つといえましょう。
■ここからは提言
曹洞宗宗門も全国の寺院も連携して積極的にこの制度を利用するべきだと考えます。
もしくはさらに一歩進めて、宗門内でグリーン認証制度を新たに作り、クリーンエネルギーを使いたい寺院が出資し、クリーンエネルギーを設置可能な寺院に助成を行い、宗門全体的としてクリーンなエネルギーを生み出し活用するという仕組みを宗務庁が仲立ちとなり構築しても良いと考えています。
まさに宗門の掲げるグリーンプランの実践となりうることでしょう。
■関連リンク
貞昌院に常時設置されている「廃油回収BOX」に、ご家庭で使用した残り油や賞味期限を過ぎた油をお持ちいただいています。
檀家さんや料理屋さんにお参りの度にお持ちいただいているので、だいたい毎月これくらいの量になります。
写真は今日の回収BOXです。
これらは、定期的に回収され、バイオディーゼル燃料として車の燃料に蘇ります。
油回収の対象は檀家さんに限りません。
不要な食用油がありましたら貞昌院までお届けくださいますようお願い致します。
7月26日には貞昌院恒例の大施餓鬼会法要が営まれます。
(法要の前に特別公演も予定いたしております。ご案内は近日中にさせていただきます)
法要でご供養させていただく卒塔婆に、今年も植林支援シールを貼らせて戴いております。
一枚一枚にシリアルナンバーが刻印されており、その番号が植林される苗木の番号と一致します。
つまり、一本の塔婆で一本の苗木がそだつことになります。
この活動はSOTO禅インターナショナルによって進められている事業で、2009年度に約2万5千本、2010年度に約2万5千本・・・と既に5万本を越える植林がなされました。
今年の貞昌院の卒塔婆にはNo.68637番からのシールが貼付されます。
⇒苗木の植樹、生育状況はGNCの公式ブログ、GNCモンゴルのブログにてご覧いただけます。
太陽光発電以外のちょっとした環境貢献の報告でした。
キャンドルナイトin 大船観音?平和のあかりをココロに灯す?
【日程】 2010年6月20日(日) 18:00?20:00
17:00 開始
17:10 慰霊法要・採火式
18:00 原爆の火の由来について(神奈川県原爆被災者の会)
18:30?キャンドルを順次点灯
18:30?会場内でスローな楽器の演奏
キャンドルに囲まれて坐禅など、思いおもいのスタイルで
演奏者
◎中島直人:シルクロード・オーボエ(管子:かんづ)/フレームドラム
◎小林美鈴:ハルモニウム(インド手漕ぎオルガン)
◎小池新太郎(クラリネット)
【入場】 無料・(キャンドル点灯を希望される方はキャンドル代実費500円)
【場所】 大船観音寺 〒247-0072 鎌倉市岡本1-5-3 (JR大船駅西口徒歩5分)
【主催】ゆめ観音実行委員会
※荒天の場合は事務所内と観音胎内において行います。
(1)平和の灯火を広げます。
会場となる大船観音寺には、広島原爆の残り火「平和の火」が大切に灯されています。
平和の火がキャンドルナイトの火として広がります。
(2)大船観音寺の夜間開放
平常時、大船観音寺は夕方に閉門してしまいます。夜の大船観音寺境内を散策、参拝できる貴重な機会です。観音像前舞台は芝生となっており、大船の街を一望できるテラス席でも、自由なスタイルでゆったりとした時間を過ごすことができます。
(3)資源を有効に利用します。
普段の使用で余ったロウソクを集め、キャンドルナイトに利用します。また、キャンドルのホルダー(ガラスの容器)は、家庭から廃棄されるものを利用します。
(4)観音胎内ギャラリーへのコースを設けます。
大船観音寺には「縁結びの桜」があり、丘の上にある境内から眺める大船の街の光はとても美しく輝きます。
灯りに照らされた観音像の胎内までの参拝コースを歩き、好きな場所で願いごとやメッセージをキャンドルに書きながらディスプレーを楽しむことができます。
(5)その他
大船観音のキャンドルナイトでは、スローな時間を楽しんでお過ごしいただくための仕掛けをご用意しています。
横浜Walker 6/22号に掲載されました。

■参考
国立天文台天文情報センター暦計算室による2010年6月20日(日)の日の入り時刻は 19:00。
日没時、月齢7.7の半月がほぼ真南に見えるはずです。
■昨年冬の様子はこちら
キャンドルナイトin大船2009冬報告
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貞昌院では平成15年11月より太陽光発電設備を運用しています。
太陽光発電設備から発電された電力は寺院内電力の消費に回され、使い切れなかった余剰電力が東京電力側が購入してくれる仕組みとなっています。
発電量、東京電力購入電力量は当然に毎月変化しますが、前に、太陽光発電の醍醐味は5月にありの記事で書いたとおり、概ね5月において発電量、東京電力購入電力量がピークとなる傾向にあります。
晴天率も多く、日照時間が長くなること、そして昼が長い分照明など電力消費も抑えられるため、この時期が一番電気代が抑えられるというわけです。
丁度5月分の検針結果が届きましたので、これまでの実績値をグラフにしてみました。
適度な降雨によるロータス効果もあって、メンテナンス無しでも発電量は落ちることなく順調に推移しています。
さらに・・・・・
昨年11月より始まった「倍額買取制度」の実質運用が平成22年1月から適用されることとなったため(詳細は太陽光発電買取制度の嬉しい誤算参照)、東京電力の買取単価が24円⇒48円へと大幅に上がっています。
そのため、貞昌院が実際に負担している電気料金(グラフ中の黄色○)が、今年に入ってから激減していることがわかります。
今月(平成22年5月)は、ついにマイナスとなりました。
即ち、東京電力からの入金額が、東京電力へ支払う電気代を電気基本料金6,825円を含めても上回る結果となりました)
ありがたいことです。

経済的にムリをせずに環境貢献できる制度は良いですね。
新エネルギーの発電設備がますます普及していくことを願います。
今月22日開かれる欧州連合(EU)漁業相理事会において地中海と大西洋のクロマグロについて国際取引の禁止についての合意がなされる見通しとなりました。
クロマグロの国際取引禁止は昨年モナコが提案していましたが、スペインやギリシャ、フランス、イタリアなど漁業国の反対で否決。
ところが、今回はフランス、イタリアが支持に回ったことで、ヨーロッパ諸国の多くは取引禁止の流れとなりそうです。
EUでの取引禁止が決れば、来月カタールで開かれるワシントン条約締約国会議でクロマグロについて審議・採決されることになるはずです。
ここで、日本はどのような対応をとるのでしょうか。
恐らく、「国際取引の禁止」に強硬に反対していくことでしょう。
しかし、果たしてそれが得策なのかを考えるに、寧ろ、逆にここで日本は一旦引いて「クロマグロの国際取引禁止」に賛成し、むしろ提起主導して欲しいと思っています。
では、なぜ「国際取引の禁止」が日本にとって得策だと思うのか。
その理由を列記してみます。

マグロの日本国内における消費は実に年に50万トン以上となります。
日本は世界の総漁獲量のほぼ25%を消費しており、うち輸入量は30万トンとなっています。
特に、クロマグロは8割近く、ミナミマグロに至っては、ほぼ全量が日本で消費されています。
例えば、東大西洋クロマグロは、漁獲可能量が約2万tに削減されたにも拘わらず、実際は違法・無報告・無規制を含めて5万t以上が漁獲されています。
もちろん、その殆どが日本向けに輸出されています。
つまり、資源の枯渇をまねく上に、地中海諸国の違法漁業者の私腹を肥やすことになっています。
また、地中海における畜養も問題です。畜養とは若いマグロを捕まえて、生簀で成長させてから輸出することです。
比較的価格が安くなるため、一皿○○円といった回転寿司やスーパーの刺身でクロマグロがあるとすれば、ほとんど輸入の畜養マグロでしょう。
この蓄養マグロが、マグロのロンダリングに利用されているという状況もあります。
ここ十数年、マグロの小売価格は上がるどころか急激に下がっています。
マグロが日本の伝統食という話がありますが、そもそもマグロはそれほど気軽に食べられる食材ではなかったはずです。
少なくとも誰もが回転寿司で気軽に腹一杯食べられるということは、ほんの最近の現象です。
マグロ小売価格の低下は、消費者にとっては一見嬉しいことのように感じますが、日本の漁業関係者にとってみれば死活問題です。
さらに原油価格高騰が加われば、廃業に追い込まれてしまいます。
実際に、これまで水産庁は国際的な漁獲規制を受け、国内マグロ延縄漁船の減船を実施してきました。
漁獲量が減ればマグロの値段は上がり、マグロ漁業会社の経営も好転するように思えますが、実際は輸入マグロの増加で魚価は下がり、原油価格の高騰が加わり漁業会社の経営環境が相当厳しさを増しています。
さて、理由がほぼ出揃ったところで話を戻します。
日本は今回は「クロマグロの国際取引の禁止」に反対するべきではないと考えます。
・フランス、イタリア、スペイン、ギリシャの漁業、畜養業者はかなりの数が立ち行かなくなり、廃業に追い込まれるでしょう。結局、地中海の一部の国は反対を明確に打出せるでしょうが、ほとんどの国は、自国の漁師や畜養業者の権益を守るために、そして貴重な輸出資源を失いたくないために結局賛成できない国が大多数ではないかと想像します。
・仮にクロマグロの国際取引が禁止されたとします。その場合、自国の漁師や畜養業者の不満の矛先はEU内の国々に向けられ、自ずと「クロマグロの国際取引の禁止」の「撤廃」を求めてくることでしょう。
日本はそれを傍観していれば良いのです。
・日本にとってはクロマグロの輸入が出来なくなることによって、クロマグロは身近な食材でなくなるかもしれません。しかし、クロマグロは高級食材で良いのです。元元そうでしたから。日本の漁業会社にとっては追い風になるでしょう。
・国際取引を禁止するからには、それを厳格に適用することを国際的に求める必要があります。中国などの新興国でマグロの需要が高まっているからといって、それらの国への違法輸入がなされないようにしていくことが大切です。
・また、クロマグロの日本沿岸での畜養、ひいては卵からの完全養殖など海洋資源の自給自足のための取組みを強化していくことが将来に向けて必要です。特に完全養殖は日本独自の技術です。
これだけのビジネスチャンスはありません。
一旦このように引いてみることによって、数年後にマグロを取り巻く環境がまた変ってくることでしょう。
強硬に日本の理論を貫いて国際世論から孤立することも得策ではありません。
(※右上のグラフは河北新報作成のものを引用しました。)
日本をとりまく捕鯨環境もかなり厳しい状況にあります。
そのような中、昨年2009年のIWC総会では、議長より日本と反捕鯨国双方に譲歩を求める次のような妥協案が検討されました。
・日本の沿岸捕鯨に関しては、向こう5年間に和歌山県太地町、北海道網走市、宮城県石巻市、千葉県南房総市の4カ所の捕鯨基地からの小型沿岸捕鯨に限り、地域内での鯨肉消費という条件付きで認める。
・南極海での調査捕鯨に関しては向こう5年間で段階的に縮小、あるいは捕獲枠を定めた上で継続。
この案を日本政府は受け入れませんでした。
けれども、日本の伝統文化としての捕鯨を継続するということ、外交上の軋轢を無くすことという面では、個人的にはこの提案を受け入れるべきであったと感じます。
日本の主張するように鯨が順調に増え続けているのなら、数年経過すればそれがハッキリします。
また、鯨の数が増えればオキアミなどが鯨により消費されかえって資源が枯渇化するのだという日本の主張も明示できるでしょう。
「捕鯨のための」調査捕鯨を続けているという現状と比較して、上記妥協案のほうがどれだけ日本の国益に寄与するか計り知れません。
補足ですが、環境テロ団体シー・シェパードの行為は断じて許される話ではありません。これはこれでまた次元の異なった話です。
なお、シーシェパードはは、現在行なっている反捕鯨キャンペーンの後、地中海のクロマグロ漁妨害を行うそうです。
世界のクロマグロのほとんどを消費する日本を再度標的にするということです。やれやれ。
さらに蛇足ですが、「日本の」北方領土からの「ロシア産」の「蟹」についても同様です。
日本は輸入を止めるくらいの強行策をとってもよいのではないかと思います。
北方領土沿岸からの蟹を輸入している限り、北方領土は帰ってこないでしょう。
日本割当の漁業枠も不要です。
昨年11月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度がスタートしました。
これに関して、当ブログにおいて太陽光発電の新買取制度という記事を書きました。
買取制度の概略を図に示すと次のようになります。

(資源エネルギー庁のサイトより引用)
ここに示されているように、「非住宅用」の買取価格は従来のままで2倍買取にはならない、つまり貞昌院は対象外だと「思い込んでいました」
ところが、です。
どうやら貞昌院の場合は2倍買取の対象となっているようです。
11月分の発電電力量の検針は11月末であり、その分の銀行振込が1月となるため、昨日そのことがようやく判りました。
資源エネルギー庁のサイトをよくよく見ていると
と書いてあります。
Q.住宅用か、非住宅用かはどのように判断されるのでしょうか?A.「住宅」とは、家庭・個人の居住の用に供されるもの(集合住宅を含む)を指します。店舗や事務所等を兼用している場合も原則として「住宅」と評価されます。
具体的な判断は、「低圧に連系される受給契約かどうか」を判断の基礎としつつ、個別の事例に応じて電力会社が判断することとなります。
(下線はkameno付記)
つまり、店舗や事務所等を兼用している場合でも、発電規模が10kw未満の低圧連携施設であれば「住宅」と判断されるというのです。

(資源エネルギー庁のサイトより引用)
この「発電規模が10kw未満の低圧連携施設」という点がポイントです。
・個人住宅では、10kw以上という規模はほとんどありえないということ
・現在、法人のための(補助率の高い)補助金申請の対象となる発電設備は10kw以上が必要条件であること
という現状が、上記Q&Aの背景にあるということは明確です。
ところが、貞昌院は「非営利法人太陽光発電設備導入促進事業」という制度ができた最初の年に申請を行い、半額の補助を得て5.554Kwの設備を設置しました。
今では設置時に半額補助が認められない規模の施設ですが、6年前にはこの規模で申請が通ったのです。
まさに制度の隙間にピッタリ嵌ったため、設置時半額補助+倍額買取の恩恵を受けることとなりました。
このような事例はあまりないと思います。
実にありがたいことです。
・・・・・さらに・・・・
民主党は、マニフェストで、太陽光発電の「発電全量」を買取る制度の導入を明記しています。
また、麻生政権でも、全量買取への制度見直しを2年後に行うとしていました。
今後どちらの政権になろうとも、さらに買取額が増える可能性がありそうです。
太陽光サーチャージを負担いただいている全国需要家の皆様に感謝し、余分にいただいた買取電力料金はお寺からはじまる環境にイイコトのために使っていこうと考えています。
ことしも残すところ100時間程となりました。
いよいよ年の瀬押し迫ってきた感が強くなりました。
貞昌院には平成15年より太陽光発電設備を運用しており、定期的に太陽光発電の実績値を纏めて精査しています。
今年6月には「太陽光発電2009年前期の総括」を行なったのに引続き、今年最後の総括をしてみます。
(註)東京電力による電力量の検針日は26または27日となっておりますので、12月は27日までの分を以って締めています。したがって、発電量は2009年12月に関しては、今後あと4日分プラスされます。
太陽光発電システム自体は実に安定しきっており、特に不具合もなく順調に発電を続けています。
例によって月ごとの発電量もグラフにしてみます。
今年は夏場に日照量が多く、冬を迎える11月、12月の日照量がやや少ない傾向にあったようです。
太陽光発電設備は設置6年を経過しました。
今後の動向についても時期をみて報告していく予定です。
地球温暖化対策の推進、経済の活性化、地デジの普及促進を図るために、鳴り物入りで導入された「エコポイント」。
どちらかといえば地球温暖化対策よりは残りの2つの方が重要視されている感があります。
その理念に対する意見はここでは述べませんが、このたび、エコポイント「15,000点」を得る機会がありましたので、その交換に至るまでを体験してみました。
エコポイントはエコポイント対象商品を購入するともらえます。
その交換申請には、
(1)申請書(家電量販店・郵便局で入手、あるいはインターネットで作成可能)
(2)保証書のコピー
(3)領収書の「原本」
が』必要です。
領収書の原本を求めるというあたりは、かなり厳密ですね。
不正防止なのでしょうけれど・・・・
さて、早速申請書を作って送ります。
折角なので今回は「アナログ」に徹し、販売店から頂いた申請書に直接記入して郵送することにしました。
交換商品はさまざまあるそうですが、それらはインターネットのサイト、あるいは交換商品カタログにて確認します。
今回はアナログに徹するということで、郵便局でカタログをパラパラ見て、近くのスーパーの商品券としました。
一枚1000円となっていたので15枚。
これで15000円ですね。
必要書類を同封して郵送。
これで済んだと思いきや・・・・・
そうとう事務処理が集中しているのでしょうね?
平成21年度補正予算事業として実施する「エコポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業」では、7月1日から個人申請を受け付け、8月7日から法人申請を受け付けておりますが、この度、7?9月の実施状況について取りまとめましたので、公表します。主な特徴としては、
?累積の申請受付件数は、9月末時点で約265万件となり、7、8月の2か月間の申請が約150万件だったことと比べると、9月の1か月間で約110万件の申請があり、着実に申請ペースが伸びている。
(エコポイントのサイトより)
<約2ヵ月後>
届きました!
ハガキが。
よく見ると「エコポイントが15000点残っているので、商品を選択してください」と書いてあります。
??????
商品券は?
と、よく見ると「交換対象点数がオーバーしていますので交換できませんでした」と小さく記載してありました。
15000円分の交換申請をしたのに何故だろうと思いつつ、初心の「アナログに徹する」という目標を棄て、インターネットサイトから再度商品券を入力してみると、やはりエラーとなります。
なんと、当該商品券の交換には「送料」200ポイントが掛かるということです。
(これも、インターネットで商品券を実際にカートに入れて交換手続きをして最後に判明するという「親切な」仕組みです)
送料は事業者負担にしたほうが、結果的に間違いが少なくていいんじゃないでしょうか。
いや、そうするべきだと思います。
インターネットを使わない人は、この送料が掛かることに関して最後まで判らない人も多いでしょう。
何故エラーになったかが一見して伝わってこないからです。
様々な問題点が浮き彫りになりました。
いずれにせよ、送料が200ポイントかかるということなので、商品券は14000円分とし、半端分を(1000点未満の商品って少ないんですよね)「木もれ陽」というフラワーポットとしました。
残高は「寄付」です。
<インターネットで申請・3日後>
なんと、インターネットで申請したら瞬く間に商品が到着しました。
信じられないほどの早さです。
直接事業者にデータが届く仕組みになっているのでしょう。
インターネットが使える人とそうでない人では天地ほどのの差が生じていますね。
情報格差、デジタルデバイドの問題が、ここでも浮き彫りになりました。
情報弱者にはとことん不便な仕組みとなっております。
エコポイントは来年度以降も継続されるそうですが、是非、初年度に見つかった不便な点を改善していって欲しいものです。
■追記1
エコポイントのサイトは、何と「クラウドコンピューティング」のForce.com Sitesで運用されています。
とても意外でした。
■追記2
エコポイントで交換した「木もれ陽」というフラワーポットは、一つだけにもかかわらず、とても大きなダンボール箱で届けられました。
「エコ」という観点からすると、ちょっと違和感がありますね。
花は大切に育てます。
境内を巡ると苔がいたるところに生育していることに気づきます。
土の上はもとより、石や木の表面、一見厳しい条件だと思える場所にしっかりと生えています。
苔は禅の庭には欠かせない存在となっています。
侘び寂びといえば、その象徴として苔のある光景を思い描く方も多いと思います。
この苔が、今注目されています。
それは、夏の暑さを和らげ、街に潤いを与えるグラウンドカバーとしての苔の役割です。
都市部のヒートアイランド対策としてのグラウンドカバーの中で、一番可能性があるのは屋上・壁面緑化の部分でしょう。
地面の部分は都市部ではなかなかまとまった面積を緑化のために使うことは難しいですが、建物の屋根、屋上はあまり活用されていないというのが現状です。
それは航空写真を見れば一目瞭然です。
都市を真上から眺めれば、利用されていない屋根が一面を覆いつくしています。
この屋上部分を緑化に利用できれば、都市部の相当面積を緑化することができるでしょう。
緑化とはいっても構造物の屋上に植物を生育させることは簡単なことではありません。
木を植えることはもとより、芝生であっても土や潅水をどうするか、防水の問題をどう克服するかということがあり、敷居はかなり高くなってしまいます。
そこで開発されたのが「苔シート」です。
簡単に言えば、スポンジの上に苔を植えつけただけのもの。
これを屋上に敷き詰めていきます。
苔は、自重の20倍以上もの水を体内に蓄えることが出来ます。
また、乾燥に強く、種類によっては高温や逆に低温といって過酷な環境にも耐えることが可能です。
そして、大きく成長することがないために管理も簡単です。
極端な話、放っておいてもよいので屋上緑化には最適といえます。
苔緑化については様々な製品が出されており、大体材工込みで 1.5?2万円/m2 くらいの製品が主流のようです。
さらに、自治体により屋上緑化の補助金も出されており、1/2?2/3程度の補助を受けることが可能です。
貞昌院でも機会があれば近いうちに、この苔緑化シートを試してみたいと考えています。
実施することになった段階でまたご報告いたします。
見た目にもよい雰囲気を醸し出す苔が、見た目だけでなく実際に私たちの生活に「潤い」をもたらしてくれるということなのですね。
やまかげの 岩間をつたふ苔水の かすかにわれは すみわたるかも
今日から臘月(ろうげつ=12月)。
12月8日の成道の日に向けて臘八摂心の期間になります。
定例の坐禅会のほか、6日には近隣寺院による摂心坐禅が貞昌院を会場に行じられます。
今月1日から「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律」(平成21年法律第72号)施行令により、新しい太陽光発電の新たな買取制度」がスタートしました。
具体的には、住宅用として設置された太陽光発電で発電された電力のうち、余剰電力を向こう10年間にわたり現在の2倍の価格で電力会社が買い取る制度です。通常は1kWhあたり約24円程度ですから、この倍の約48円で買い取ってくれることとなります。
ただし、倍額買取は住宅の場合で、非住宅の場合は24円です。
非住宅設置の太陽光発電電力に関して買い取り価格が据え置きとなっているのは残念ですが、その分補助金が整備されているので良しとしましょう。
この買取額上乗せ分は全体で負担することとなり、各家庭平均数十円?100円程度の負担増となりそうです。
寺院に設置する場合は、非営利法人としての補助金を受けて事業用として設置するか、設置補助額は少額であっても庫裏に住宅用として設置し、倍額買取対象とするかの選択を行なうことも可能だと思います。
とにかく、今月始まった制度は、このブログでも早期制度化を求めてきたこともあり、制度がスタートしたことは歓迎すべきことだと考えています。
そのメリットについては 太陽光発電の国ニッポンの復権を で纏めています。
政府では、さらに太陽光発電電力の全量買取りを検討しているようです。
実は、この全額買取りには多少の問題点も含まれています。
太陽光発電など全量買い取り、来年度から菅国家戦略相は31日、民主党都連の会合で講演し、太陽光や風力など「再生可能エネルギー」による電力を電力会社に全量買い取らせる制度を2010年度から導入する考えを明らかにした。
菅戦略相は「全量固定価格買い取り制度を決めればいい。電力会社も、そろそろOKする」と語った。
太陽光電力の買い取りはこれまで電力各社が任意に行っていたが、麻生政権下の法改正で11月から義務化される。11月からは、家庭や学校などが太陽光で発電して自家消費した分を除く「余剰電力」を電力会社が決められた価格で買い取る。
一方、民主党は衆院選の政権公約(マニフェスト)で、自家消費の分も含めた「全量発電」を買い取る制度の導入を明記。風力など他のエネルギーによる電力も幅広く買い取ることも検討していた。
麻生政権では、全量買い取りなどの制度見直しを2年後に行うとしていたが、菅戦略相は制度改正を前倒しで行う考えを示したものだ。
菅氏は、温室効果ガスを2020年までに1990年比25%削減する中期目標達成を目指す政府の検討チーム責任者を務める。
(2009年10月31日 読売新聞)
余剰電力買取と、全量買取の概念を図で見てみましょう。
余剰電力買取は 水色の部分が対象、 全量買取は 水色+ 黄色の部分が対象となります。
これだけでも大分違いそうだということが判ります。
余剰電力買取と、全量買取ではどれだけ違ってくるのかを貞昌院太陽光発電設備での発電実績で計算してみましょう。
(実際の発電・消費実績に基づくシミュレーションです。貞昌院発電設備は非住宅用です)
図2:貞昌院太陽光発電設備発電実績
(設置した2003年11月から2009年10月末まで)
![]()
このグラフの
余剰電力買取りの場合は青い棒線の部分
全額買取の場合は緑の棒線の部分
が対象となります。
2003年11月から2009年10月末までの期間において 青棒線、緑棒線をそれぞれ積算してみると
青棒線(余剰電力買取り)= 17,869 kwh
緑棒線(全量買取り) = 34,393 kwh
<6年間実績>
貞昌院でのシミュレーションではおよそ倍となりました。
従って、仮に全量倍額買取が実施された場合、従前よりも4倍の買取となるわけです。
余剰電力買取り 24円/kwh ⇒ 428,856 円
全量買取り 24円/kwh ⇒ 825,432円
余剰電力買取り 48円/kwh ⇒ 857,712 円
全量買取り 48円/kwh ⇒ 1,650,864円 !!!!!!!! !(6・7年で償却できるレベル)
<6年間実績>
凄いですね。
これは普及促進の大きな原動力となりそうです。
ただし、ここで注意するべきは図1の黄色の部分の発電電力は、余剰電力買取りの場合は自家消費される電力として使われますので、その分電力会社からの電力量が軽減されているということです。
全量買取りの場合は、自家消費分としての発電電力は無くなります。
全量買取りは、図1の黄色い部分を自家消費に使わずに、電力会社にそのまま戻し、買い取ってもらうという制度なのです。(図3参照)
でも、やはり自分で発電した電気は自分のところで使いたい。
全量買取りになったとすれば
![]()
ということも言えなくなってしまいます。
さらに、電力会社との契約(連携系統契約)を独立系統契約にし直さなければなりませんし、電力線配線も独立系統とする必要があります。
そこで、政府の担当者におねがいします。
太陽光発電など新エネルギーによる発電設備設置者に対し、つぎのような柔軟な制度を設定していただけないでしょうか。
これで太陽光発電以外の連携系統しにくい新エネルギー発電設備にも適用できますし、管氏の提案する買取り制度と総額は殆ど変わらない仕組みとなります。
新エネルギーへの転換が急速に進んでいくことでしょう。
新エネルギー発電設備設置者には次の2つからどちらかを自由選択することができる (1)発電設備を連携系統とし、余剰電力を4倍の単価(100円/kwh程度)で買い取る そして、上記の買取り制度は住宅だけでなく非住宅にも適用する |
もちろん、太陽光発電設備を設置していない(あるいは設置できない)世帯の負担はその分増加するわけですので、その理解をどのように得るかが課題ですね。
追記
月ごとの発電量もグラフにしてみました。
経年変化もみられませんし、特にメンテナンスも必要とせずほったらかしでも順調に発電を続けてくれています。
先日、テレビを何気なく見ていたら 『素敵な宇宙船、地球号』「空から見た東京」 ?あなたが知らない大都市の素顔? が放送されていました。
空から東京を概観するという番組です。
その中で、コンクリートジャングル、東京にあって豊かな自然が残されている場所、明治神宮が紹介されていました。
実に東京ドーム15個分の広さがある明治神宮の森は人工的に作られた自然林として有名です。
現在は豊かな森となっている場所も、明治神宮を設営する場所として選ばれた当時は、元々は森がない荒地でした。
![]()
左:迅速測図(1880-85) 右:1/2000地形図(明治42年測図)
ぽつぽつと畑や茶畑が見える程度ですね。
そういえば、代々木という地名は、この地にあった一本の樅の木が名前の由来となっているそうです。
樅の木が目立つほど、この地には木が無かったことを物語っています。
明治神宮技師沖沢幸ニさんは、番組の中で「天然更新」をキーワードに、森の造営について語られていました。
神宮の森なので永遠に続くこと、鎮守の森としての荘厳さを持続させること。
つまり、人の手を借りずに、自然に世代交代できる森。
それが「天然更新」の森です。
そのような森を目指して、本多静六氏をはじめ当時の森林造営における一流の学者らと神宮造営局の技師らにより、大正10(1921)年、『明治神宮御境内林苑計画』が作られ、それに則り日本各地や朝鮮半島、台湾などから365種約12万本の献木が計画的に植えられていきました。
まず、この地に生えていた松類の間に成長の早い杉、檜などの針葉樹、その下に樫や椎などの常緑樹を植えていきます。
造営から約50年後、第二次林相では、成長の早い杉、檜が松類の背丈を超え、松が枯れていきます。
造営から約100年後、第三次林相では、常緑樹が成長し、森全体を覆っていきます。
これが現在の姿です。
森のあちこちには折れた杉や檜の木がありますが、これらは森の形成の段階において役割を終えた木々なのです。
そして、今後、造営から約150年後には、第四次林相として、常緑樹が成長することにより針葉樹が消滅し、常緑樹の大森林ができあがります。
これは、学術的には植生遷移または植生連続(サクセッション)という概念であり、当時からこの理論に基づいて林苑計画に応用し実践されてきたということは、驚きでもあり誇るべきことでありましょう。
きちんとした森林計画を立てることにより、100年程度で天然更新の自然林へと人工的に導くことができるという好事例です。
寺院境内地の植樹も、50年、100年先を見据えた計画を実行することが必要だとつくづく感じます。
そして、その際には『明治神宮御境内林苑計画』のような基本理念を明示した計画書と、それを厳密に実行する人を育てていくことが大切です。
日本の森林の現状は、かなり厳しい状況にあります。
針葉樹林は林業を支える方々の高齢化や、需要の低下により、管理が行き届かない林も多くなっています。
また、都市部の、いわゆる雑木林でも、人の手が入らなくなったために放置され藪になってしまったり、孟宗竹に覆われてしまったり、森林自体が機能していない場所も多く、針葉樹林も雑木林も人の手による管理が必須です。
人の手による管理がなされないと森は死んでしまいます。
対し、明治神宮の森は「落ち葉の清掃は参道や建物の周りに限り、樹木の養分になる森の中はそのままにしておくこと」(『明治神宮御境内林苑計画書』)というように、自然のままに任せるよう示されています。
森林計画がしっかりとできているからこそ、人の手を借りずとも壮大な森林へと遷移していきます。
「敢テ人為ノ植栽ヲ行ハスシテ永久ニ繁茂シ得ヘキモノタルヲ要ス」
天然更新の森は、私たちに森との付き合い方を教えてくれます。
■関連ブログ記事
■関連リンク
キラキラ・・・・・
さて、
客殿のエアコン工事は無事竣工しました。
今日は、この機に見直した照明についての話題です。
写真のように、照明は直管蛍光灯天井埋込となっております。
天井埋込なので、蛍光灯の光はある程度指向性があるほうが効率的となります。
しかし、これまでは特に反射板などをつけておりませんでした。
これを機に鏡面加工した金属板のような反射板をつける事を考え、いろいろと探してみたところ見つかったのが一枚目の写真の製品です。
これは、金属フィルムと透明フィルムが片面づつ筒状に作られた反射板です。
何と言っても、価格が安い。
金属板の製品は大体2?3千円ほどしますが、このシルバースクリーンは600円程です。
また、災害時に蛍光灯が割れた際にも、飛散せずにフィルムケース内に破片が留まるために、安全性も高まりそうです。
早速購入して付けてみました。
このように包み込みます。
片方に反射板をつけて撮影してみまると光量に相当の差があることがわかります。
蛍光灯一本あたりの照度が上がりましたので、今後照明を適宜間引いて用いることができそうです。
追記:
反射板は簡単に照度を上げることができるものですが、天井埋込以外に使用した場合には、天井が暗くなってしまうというデメリットもあります。
場合により使い分けることが必要でしょう。
しかし、反射板の簡便性は捨てがたいので、照度を補ったり、高めたりする場合には、一度は検討する値打ちがあります。
エコ灯油というものをご存知でしょうか。
灯油といえば、独特の臭気があり、黒煙が発生したり、手につくとなかなか落ちない。
手軽だけども扱いづらいことが多々ありました。
大船観音で行っているキャンドルナイトでは、境内に護られている原爆の残り火「平和の火」をキャンドルの灯火として広げるために、ライターを使わず、灯油を細く切った木に浸して広げています。
この際にも、黒煙や臭気が発生したりして、何とかならないかと考えていました。
そんな中、知人よりエコ灯油を教えていただきました。
エコ灯油とは、GTL (Gas To Liquids)、つまり天然ガスを液体にして製造されています。
普通の灯油は原油を精製して作りますが、エコ灯油は原料が根本的に異なるのものです。
このため
・臭いが少ない
・手についてもべとつきが少ない
・燃焼がクリーン
・劣化しにくい
という大きな特徴があります。
ただし、シェル石油でしか扱っておらず、価格は高めです。
この灯油は、暖房機器やボイラーの燃料以外に、特にファイヤーダンサーがよく用いるものだそうです。
詳細⇒シェル石油のホームページ
■今年のゆめ観音アジアフェスティバルは、9月5日(土曜日)に開催いたします。
9月5日に開催予定の「第11回 ゆめ観音アジアフェスティバル」でも、万灯供養法要、キャンドルナイト、ファイヤーダンスなど様々な「火」を使った法要や催しを予定しています。
万灯供養法要では、各国、各地域、諸宗派の僧侶が一つ場を共有し、平和の火の中で会場の皆さまと共に平和の願いを込めて法要を営みます。
また、法要の一つ前にはファイヤーダンスチームEthno-Exotica Vaudeville(総勢十数名)が、命を宿した美しい身体のSoLa(火の鳥) 、体の魔術師スー(火付盗賊)と、新しい命を祝う満月の下の火舞をテーマとした舞台を繰り広げます。
このほか、今年も数多くのステージ、出展/出展の参加があり、盛りだくさんの内容となっております。
是非お越しくださいますよう、スタッフ一同お待ち申し上げております。
煙の少ない炎も体験くださればと思います。
貞昌院に設置している廃油回収ステーションの経過報告です。
設置後、お参りの際に、檀家さんをはじめ多くの方々より油をご持参いただきました。
定期的にロゼックス様に回収いただき、バイオディーゼル燃料に再生しております。
今後も廃油回収を継続していきますので、よろしくお願いいたします。
7月26日には当山大施餓鬼法要が営まれます。
準備を進めているところですが、今年も檀家の皆さまのご理解ご協力により、塔婆一本一本に植林支援シールが張られております。
今年の塔婆には No.32507 から No.33696 までの番号が振られております。
この番号に相当する数の苗木がモンゴルに植林されております。
昨年分の苗木は、今年6月に植林ツアーに赴き、植林と関連施設の視察を行ってまいりました。
数年も経つと立派な木に成長することでしょう。
苗木の育成状況は随時ご報告させていただきます。
貞昌院では、太陽光発電設備の運用を2003年11月から行っています。
まもなく6年目を迎える太陽光発電設備の2009年前期までの推移と総括をグラフ化しました。
ここ横浜では断続的な雨と強風となっており、厚い雲に覆われています。
梅雨前線が本州を横断し、全国的に雨模様となっているようです。
雨の日は発電量は多くありませんが、溜まった埃を洗い流してくれるため、太陽光発電パネルにとっては必要不可欠です。
設置6年目のパネルも特に不具合無く、また掃除もしておりませんが、発電量が落ちないで理論値が維持されているということは適度の雨のお陰です。
特に平年と比べて大きな変化がありません。
しかし、この平年と比べて大きな変化が無いということが重要で、このようなシステムは一部分が故障すると発電量の結果に大きな影響をもたらします。
特に太陽光発電設備のようにホッタラカシでも勝手に発電してくれるシステムでは、常時データをとりながら観察することが大切です。
それを怠ったことにより、ちょっとした変化、故障を見逃すこととなり、重大な損傷を与えたという事例もあります。
日常の様々な面に注意を向けるということは大切なことなのです。
ここからは蛇足的な計算です。
これまでに太陽光発電設備によって発電された電力量の累計は 32,483 kwh(2003年11月?2009年6月の68ヶ月間)となりました。
では、これがどれくらいの二酸化炭素削減に繋がったのかを調べてみましょう。
地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)で規定されている値は0.555kg-CO2/kwhですから、単純に掛け算すればよいですね。
32,483 kwh ×0.555 kg-CO2/kwh =18,028.065 kg-CO2
中部電力の自動計算サイトでの結果も同じ数値が出ます。
結果は上記計算と同様の二酸化炭素 18,028 kg。
風船に詰めると直径26mとなります。
本当はグリコの看板より大きくて大船観音くらいですが・・・中部電力のサイトでは限界を超えてしまっているので仕方ないですね。
太陽光発電設備による年間平均発電量は約 32,483*12/68= 5,732 kwh/年 となります。
これは針葉樹の森どれくらいに当たるのかを計算してみます。
5,732 kwh/年 ×0.555 kg-CO2/kwh = 3,1813.26 kg-CO2/年 = 867.62 kg-C/年 = 約 0.87 t-C/年
北海道水産林務部森林計画課によれば
札幌市内・人工林(杉・樹齢30年)の条件による二酸化炭素吸収量は 0.92 t-C/ha年
貞昌院の5.544kwの太陽光発電設備と札幌の 1haの杉林とがほぼ同じ二酸化炭素吸収量となることがわかりました。
具体的な比較を行うと一目瞭然ですね。
■関連リンク
木づかい運動ってご存知ですか?
木を消費することは環境破壊に繋がるのではないかという大きな誤解があります。
しかし、木が何処からやってきた木なのかをちょっと気に留めることにより、森を育てる実践行動になります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てる活動です。
国産材、使って減らそうCO2日本では、国産の木材があまり使われていません。このため、手入れが行き届かないヒノキ、スギなどの人工林が増えています。植える、育てる、収穫する、上手に使うというサイクルがCO2をたっぷり吸収する元気な森をつくります。
「木づかい」とは、暮らしに国産材の製品をどんどん取り入れて森を育てるエコ活動です。木を使うことから、すべてが始まります。
CO2の吸収や国土を災害から守るといった森林の持つ多くの働きを発揮させるためにも、国産材を使って森を育てることは大切なことです。そして、2005年度から、国産材をみなさんにより広く利用していただくため、林野庁は「木づかい運動」としてPR活動を強化しています。特に、毎年10月を「木づかい推進月間」として集中的に取り組みを実施することとしています。
(林野庁のサイトより)
木づかいの事例として「カートカン」があります。
最近、飲料の容器として、スチール缶、アルミ缶に替わって少しづつ「カートカン」が使われるようになってきました。
まだまだ街で見かけることは希ですが、カートカンには電気の缶詰といわれるアルミ缶や、同じ紙でもバージンパルプによる通常の紙パックとは異なる次のような大きな特徴があります。
カートカンの特徴・国産材を30%以上使用、間伐財を積極的に活用しています
・木を使い、森林を育てることが地球温暖化を抑えます
・カートカンを使用することによって日本の森林の育成に貢献できます。
カートカンは主に紙でできています。
「 紙を使うことで森が育つ」というと矛盾しているようですが、紙の原材料である木材の使用が増えれば、森林の整備に必要な経費が確保されて「植える→育てる→収穫する」というサイクルがスムーズに循環し、健全な森林が育ちます。しかしながら、現在我が国の森林の多くは、安価な国外の木材におされて、充分な循環が難しい状態にあるといわれています。
カートカンは国産材を30%以上使用しており、間伐材や端材などの国産木質バイオマス資源を積極的に活用しています。
豊かな国土を守り、地球温暖化の原因となるCO2を吸収して育つ日本の森林。みなさんがカートカンの飲料を飲むことは、その森林を守り育て、そして地球を温暖化から救うことにつながります。
(森を育む紙製飲料容器普及協議会事務局のサイトより)
このように、冒頭で御紹介させていただいた「木づかい」を具体化した一つの商品なのです。
カートカンが森を育てる仕組みを見てみましょう
この図の中の「カートカン」の部分を卒塔婆に置き換えると、このブログの記事で以前作ってみた卒塔婆を中心とした循環システムの一部と同じになりますね。
まさに「塔婆供養で植林支援」の理念と合致します。
先日来よりモンゴル植林ツアーでご紹介した様々な取組みの意義を順次ご紹介してまいりました。
「塔婆供養で植林」では、各寺院様で使用される塔婆の納入元については、今のところは敢えて触れていません。
けれども、塔婆を用いることによって、環境を守り森を育てることもできるのだということをご理解いただいた方には、きっと国産の間伐財による塔婆材を自然に利用していただけるようになることでしょう。
東京都森林組合・製材組合では全国のかなりのシェアで卒塔婆を生産しています。
東京都森林組合・製材組合では、国産の間伐材を使用した「スギ塔婆」を製造しています。
塔婆には、外国産の材木ではなく、このような製品(できれば各寺院の地域の森林組合生産のもの)を大いに導入していくべきだと考えます。
そのきっかけに「塔婆供養で植林」の一連の行動が関ることができれば、こんなに嬉しいことはありません。
林野庁の「木づくり」運動のイメージ図にSZIの塔婆供養で植林支援が加わった概念図を作成してみました。
SZIのシールの隣に「間伐材使用」のシールが並べば、卒塔婆を中心とした循環システムの取組みのマス目が着実に埋まっていきます。
■関連リンク
木づかい運動(林野庁)
■関連ブログ記事
一本の塔婆で一本の苗木がそだちます
卒塔婆を中心とした循環システム
ウランバートル市内のGNCとかかわりのある施設を3つ訪問いたしました。
■エコロジー教育センター
政府により設立された施設でしたが、民主化に伴い1997年に政府から国立大学へ移りました。
あえて日本で喩えるなら東京大学大学院理学系研究科附属植物園といったところでしょうか。
ここには、300種以上の植物があり、これだけ多くの植物が一つの場所に見られるところは市内には他に無いそうです。
ところが、実は昨年この植物園が存続の危機にさらされてしまいました。
市役所を盾にした権力者の1人が、個人の営利目的のためにこのエコロジーセンターの場所を買い取ろうとして立入禁止にしてしまったそうです。
⇒そのあたりの経緯はこちに詳しく書かれています
エコロジー教育センター(GNCモンゴル)
不条理な行為に対して、国立大学やGNCではメディアを通して市民に、首相、文部科学省大臣、市長への直談判とあらゆる抵抗を図りました。
その地道な努力が実をむすんだのでしょう、私たちが訪れたときには存続の危機から一段落している様子を伺うことができました。
日本からの緑の募金により整備されたこの植物園は、自然教育、小中学校の課外授業、エコ教室などに利用され次世代を育てるばかりでなく、日本とモンゴルの友好の架け橋としての役割も果たしていくことでしょう。
■モンゴル国立音楽舞踊学校
2006年よりGNC植物園、公園づくりプロジェクトの一環としての公園づくりが行われています。
ナランフー学長先生もわざわざ私たちを迎えてくださいました。
■第108学校(Mongeni complex school)
2005年よりモンゴル桜をはじめ、様々な植物が植えられています。
この学校は国立の教育施設であり、モンゴル人の英才教育の場として6歳から17歳までの1,600人が学んでいます。(学校名のMongeniとは、モンゴル人の天才を生み出すということ)
特に環境教育にも力を入れていて、GNCモンゴルのツオゴさんの農場へのエコロジー体験教育など、様々な活動を行っている学校でもあります。
一番驚いたことは、108というのは通し番号ではなく、数珠の数ということで仏教的な数字を示しているということ、そして校門に法輪がデザインされているということ。
公立の学校の中に、仏教的思想が根付いているのです。
日本ではまず考えられないでしょう。
夏休みにもかかわらず、ミガー先生からご丁寧な説明をいただきました。
ご案内くださったどの方も、植林を行うこと、環境に関心をもつこどもたちを育てることに心から誇りを感じていることが感じられました。
一つひとつの施設が有機的に繋がることで、モンゴルの、いや地球全体の環境保護活動がうまく進んでいくのでしょう。
GNCモンゴルの植林エリアに向かう途中で、心を痛める光景を眼にしました。
広大な土地に植えられた膨大な数のアカマツの苗木が茶色に変色してしまっています。
枯れてしまっているのです。
この場所には、GNC以外の別の団体が植樹していったそうです。
その植樹方法は5年生程度のある程度成長した苗木を、個々に穴を掘り埋めていくというものでした。
森林・動物センター長ジャムスランさん曰く、この地にこれほど大きな苗木を植えるためには灌漑などの設備がないと無理であり、その管理ができない場合にはこのような植え方をしては絶対にいけないということです。
対し、GNCの植樹エリアを比較してみましょう。
このように、きちんと掘り込んだ溝の中に二年生程度の苗木を植樹しています。
植林に関しては、潅漑や農薬などなど、土地に負担のかかる方法は可能な限り避け、人力を用いる平易な方法により全ての人々が作業に参加出来るよう考えられています。
手間隙かかる植樹方法でありますが、歴然とした結果として現れます。
5年経てば上の写真ほどに成長しますし、10年もすれば沢山の松ぼっくりを実らせます。
当地における植林活動は、単に「木を植える」ということだけではなく、「木を植える人を育てる」という重要な役割も担っていることが感じられました。
森林の減少により土地保水力の低下、森林に当たる強風など、森林に悪影響を与える要素は増大し、負のスパイラルが発生してしまいます。
逆に、植林を行うことの意義を列挙してみると
・土地の保水力、川の水量が増え、豊かな土地となる
・森林育成や農作物栽培の障壁である風を防ぐ役割を果たす
・防砂林の役割を果たし、砂漠化の進行を防ぐ
・地域住民の参加により、雇用機会拡大の一助となる
・環境教育を体験を通して広めることにより、森林大切さを伝えることができる
・森林を育てる人材を育成することにより、持続可能な森林保護環境を構築できる
・違法伐採や森林火災を減少させることができる
などなど。
自分たちの世代ではなく、次世代、その次の世代まで視野に入れた活動でなければならないのです。
目先のことばかりに捕らわれて、「植樹をした」という行為にだけ自己満足して終わってしまうと冒頭のような結果をもたらしてしまうのでしょう。
GNCでは、村内中心部の温室及び郊外において常駐の技術者と臨時職員により苗木の育成とともに村人や現地を視察された人々に対する環境教育、勉強会を定期的に行っているとのことです。
きっと、日常何気なく見過ごされている光景を見ても異なる感じ方ができる人材が育っていくことでしょう。
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(左)ダルハンにある木材ストックヤード (右)ウランバートル市内の石炭火力発電所
SOTO禅インターナショナルでの植樹支援はまだまだ始まったばかりですが、これからもずっと活動を共にしていきたいものです。
植林を行うということは佛種を蒔くということにも通じるのですね。
6月10日前後に、貞昌院境内に「ゲル」が建てられます。
ゲルって何だ?と思う方もいらっしゃるでしょう。
ゲルはモンゴルにおける円形の伝統的な住居です。
ゲル(モンゴル語: гэр、ger)は、主にモンゴル高原に住む遊牧民が使用している、伝統的な移動式住居のこと。日本では、中国語の呼び名に由来するパオ(包)という名前で呼ばれることも多い。 テュルク語では古来から「ユルト(???? Yurt)」と呼ばれたもので、現在でもテュルク系遊牧民のカザフ人やキルギス人が用いるユルトはほぼ同じ形状である。緩やかな草原地帯に適しており、より乾燥し起伏の多い西アジアではテュルク系遊牧民も方形の移動式住居を使っている。モンゴルのゲルは円形で、中心の柱(2本)によって支えられた骨組みをもち、屋根部分には中心から放射状に梁が渡される。これにヒツジの毛でつくったフェルトをかぶせ、屋根・壁に相当する覆いとする。壁の外周部分の骨格は木組みで、菱格子に組んであり接合部はピン構造になっているのでジャバラ式に折り畳むことができる。(「マジックハンド」と呼ばれる玩具の伸縮部分と構造は同じである)木組みの軸にあたる部分にはラクダの腱が使われる。寒さが厳しいときは、フェルトを二重張りにしたり、オオカミなどの毛皮を張り巡らしたりして防寒とする。逆に、夏の日中暑いときはフェルトの床部分をめくり、簡単に風通しをよくすることができる。
内部は、直径4?6mほどの空間である。ドアがある正面を南向きにして立てられ、入って向かって左手の西側が男性の居住空間、向かって右手の東側が女性の居住空間である。中央にストーブを兼ねた炉を置いて、暖をとり、料理をするのに使う。炉は東側を正面にするように置かれており、女性の側から扱いやすいようになっている。向かって正面はもっとも神聖な場所で、チベット仏教の仏壇が置かれたりする。頂点部は換気や採光に用いられるよう開閉可能な天窓になっており、ストーブの煙突を出すことが可能である。
モンゴル帝国の時代ころまでは車輪をつけ、ウマを使って引っ張って長距離を簡単に移動できるゲルが存在したことが、当時の旅行記の記録からわかっている。現在はそれほど大規模な移動は行われないため、移動のたびに分解してラクダの背やトラックに乗せて運ぶ。分解や組み立ては共に遊牧を行う数家族の男たちが総出で行ない、数十分から1時間で終わる。
出典:Wikiペディアより
写真を見ると、あ?、これかと思う方も多いのではないでしょうか。
今回のゲル設置においては、馬頭琴演奏者のセーンジャーさんのご協力により実現いたしました。
写真もセーンジャーさんに戴いたものです。
モンゴルの気候風土によって培われてきた工夫が随所に見られる建物です。
この機会に是非ご覧ください。
なぜ貞昌院にゲルが設置されるのか・・・・・・
それは、6月10日大船観音にて行われるキャンドルナイトにおいて、ヒロシマ原爆の残り火(平和の火)が全国に旅立っていきますが、その採火合宿参加者の皆様が貞昌院に宿泊します。
この機会にゲルで宿泊していただこうということになったからなのです。
時の記念日に、時間に追われる日常を忘れ、時の流れを感じながら平和の火を囲んで夜を明かします。
【採火詳細】
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今年の夏至を特別な日にしませんか?
────────────────────────────
今年の夏至は、電気を消して過ごしてみませんか?
-いつもの家族揃っての夕食をキャンドルの明かりの中で食べてみる。
-海辺でいつもの仲間とキャンドルの灯火で語り明かす。
-店の照明を消してキャンドルの明かりでお客さんを迎えてみる。
-仲良しママさんグループで近所の子供達を集めて、キャンドルの明かりで絵本の読み聞かせをする。
-ライブに照明を使わず、キャンドルの明かりで演出してみる。
この日、日本中で様々な形で行われるキャンドルナイト。
更にそれを 特別な火を使ってやってみませんか?
その火は福岡県星野村に今も尚燃え続けている原爆の残り火「平和の火」。
この火で あなたの心に あなたの大切な人の心に 優しく灯るよう
なキャンドルナイトをやってみませんか?
⇒お申込み期限=5月31日
【参加方法】……………………………………………………………
下記3箇所のいずれかのピースステーションの採火セレモニーへご参加いただいた方に平和の火を採火させていただきます。
■星野村会場
日程:6月6日(土)・7日(日)※6日のみの参加も可能。
場所:星野村 平和の広場 (福岡県八女郡星野村)
■関東会場
日程:6月10日(水)・11日(木)※10日のみの参加も可能。
場所:大船観音寺(神奈川県鎌倉市岡本1?5?3)
備考:宿泊地=貞昌院、Candle Night in 大船観音への参加あり。
■関西会場
日程:6月13日(土)・14日(日)※13日のみの参加も可能。
場所:興禅寺(京都府京都市伏見区周防町334?1)
備考:Candle Night in 興禅寺への参加あり。
<内容>
平和の火、原爆についてのワークショップを行った後、採火式を行います。初日は午後から始まり、2日目は午前中に解散となります。
<費用>
5,000円(宿泊なしの場合3,000円)
※関西会場の参加費は変更する場合がございます。
★夜は全国から集まった有志達と夜通し語り明かします。
ぜひ宿泊でご参加ください。
■申込み期限は5月末となっております。この機会に是非お申込みください。
【申し込み】………………………………………………………………
info@1pi-ce.jp までメールでお申し込みください。
※お名前、電話番号、E-mail、キャンドルナイトの大体の概要、 参加会場、合宿へ参加の有無を明記のうえ件名「ピースフレンド申し込み」でお申し込みください。
【問合せ先】……………………………………………………………
Candle Night 1 Pi:ce(キャンドルナイトワンピース) 実行委員会
〒531-0074 大阪市北区本庄東2-12-6-304 TEL/FAX 06-6375-7816
HP:http://www.1pi-ce.jp/ E-mail:info@1pi-ce.jp
広報担当:岡庭 090-3686-4895
…………………………………………………………………………
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キャンドルナイトin大船のお知らせ
「溶けないソフトクリーム」話題に?金沢の食品研究会社が販売開始
日本海藻食品研究所(金沢市本江町、TEL 076-292-1782)が、金沢大学教授と共同開発した「おからペースト」を使用したパンやスイーツなどを販売するアンテナショップ「ヘルシーラボ」(同、TEL 076-292-3201)を本社隣にオープンしで3カ月が過ぎた。
開発したペースト「おからda元気」は、豆腐を製造する際に大量に廃棄処分されるおからを特殊製法でペースト化したもので、おから本来の栄養分は残しながらカロリーを3分の1に抑え、保存も可能にした。さらに同店では、「佛子園」(白山市)の協力を得ておからパンを製造するなど、「健康」「美」「エコ」「福祉」をキーワードに、おからの幅広い使い方を発信している。
「溶けないソフトクリーム」(350円)は、おからペーストと米粉を配合することで、常温で1時間放置しても溶けず、できたての姿をキープするもの。「甘さ控えめのさっぱり味」(同店)で、時間を追うごとに食感が変化する。オープン後、「不思議」「子どもに食べさせやすい」と話題を集め、ソフトクリーム目当てに幅広い客層も来店するという。
そのほか、おからペーストを配合したドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルトなどの商品も多数販売。低カロリーの「おから麺」を用いた「ラボサラ」も近日中に店頭に並ぶ予定。
同社営業部の内田涼人さんは「当社がこれまで培ってきた研究開発のノウハウを生かし、世の中にない新しいものを作り出していきたい」と意欲をみせる。金沢経済新聞(2009/5/21)
こういうニュースはいいですね。
おからといえば、豆腐を作る際に発生する副産物ですが、その多くは「産業廃棄物」として捨てられてしまっています。
「おから」は絞りかすの意で茶殻の「がら」などと同源の「から」に丁寧語の「御」をつけたもので、女房言葉のひとつ。「から」が空に通じるとして、縁起を担いで、白いことから卯の花(うのはな、主に関東)、包丁を使わず切らずに食べられるところから雪花菜(きらず、主に関西)などと言いかえることもある。「おから」自体も「雪花菜」の字をあてる。
中国語では「豆渣」(トウジャ - dòuzhā)または「豆腐渣」(トウフジャ - dòufuzhā)、韓国語では「??」(ピジ)と呼び、精進料理や家庭料理の材料にする。
本来が廃物であるところから、値段はごく安価で庶民的な食品である。場合によっては豆腐屋が無料で分け与えたり、捨てたりすることが、古く江戸時代からあった。現在では食品としての需要が供給を大きく下回り、また品質の劣化が早く日持ちがしないため、家畜の飼料として一部を活用したり脱水して保存性を高めて供給されるほかは、ほとんどが廃棄されている。
(出典:WIKIペディア)
とても栄養があるのですけれど、食感や保存性の悪さが敬遠される要素となっているようです。
ただ、修行道場では食材として珍重されていました。なにより安いですからね。
このニュースのポイントは、おからの欠点を克服した無添加処理技術によりおからを利用したさまざまな加工食品の製造が可能となり、その一つとして「溶けないソフトクリーム」が開発されたというものです。
おからを中心とした循環システムも構築されています。

(日本海藻食品研究所のサイトより引用)
また、HealthyLab(へるしいらぼ)の「おからda元氣パン」は、「社会福祉法人 佛子園」(昭和35年 日蓮宗・行善寺の寄進により開設) との協働による石釜焼の手作りパンです。
その他、ドーナツ、ハンバーグ、コロッケ、フランクフルト、さまざまな麺類なども開発、販売しています。
地方発送も可能なようですので、早速試してみたいと思います。
■関連リンク
金沢市本江町9-10 SUNさい川1F
TEL 076-292-3201
営業時間 10:30-18:00
定休日 第2,4土/日/祝
GW狭間の平日は穏やかな陽気の一日となりそうです。
境内のこいのぼりも微かな風に吹かれて心地よさそうに泳いでいます。
4月より廃油回収コーナーを常設しました。
お寺参りの方、料理屋さんなどからたくさんの廃油を戴いています。
有難うございます。
貞昌院ではいつでも廃油回収を行っておりますので、どうぞお気軽にお持ちください。
今後ともよろしくお願いいたします。
減税対象「パジェロ」 クリーンディーゼル 三菱自、来夏めど
三菱自動車は29日、主力SUV(スポーツ用多目的車)「パジェロ」のクリーンディーゼル車を発売する方針を固めた。平成22年夏までの投入を目指す。昨年10月に発売したパジェロのディーゼル車は、4月から3年間実施される政府のエコカー減税の対象とはなっていない。このため、エンジンの改良などで環境性能を高め、対象車種とすることで、需要を喚起したい考えだ。
エコ減税の対象となるクリーンディーゼル車は、今年10月導入予定の排ガス規制「ポスト新長期規制」で定められた窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の基準を満たしていることが条件。ハイブリッド車や電気自動車と同様に自動車重量税と自動車取得税が100%免除される。
対象となるクリーンディーゼル車は現在、日産自動車の「エクストレイル 20GT」だけ。パジェロのディーゼル車(最上級モデル459万9000円)は基準を完全には満たしておらず、改良を急ぐ。
日産も改良により対象車種を拡大しており、不振の新車販売のてこ入れに向け、同様の動きが広がりそうだ。
(産経新聞4月30日)
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貞昌院に「油回収BOX」を常設します
ディーゼルエンジン頑張れ
先日、みどりの愛護の集い が開催された横浜動物の森公園は、横浜市旭区と緑区にまたがる広大な森です。
まだ未整備のエリアが多く、これからおこなわれる横浜開港博覧会Y150におけるヒルサイド会場として使用するために急ピッチで整備が進められています。
先日のみどり愛護の集いにおいては、このヒルサイド会場の中核を為す「竹の海原」(パビリオンとして公開予定)を間近に見ることができました。
竹を使った施設としては日本最大級の建築物です。
なんと、竹の海原とその周辺で約2万本もの竹が使われているということです。
竹の下には酸化チタン光触媒膜シートが張られており、夏場の気温上昇を抑えます。
また、竹のスクリーンは風通しがよく、また適度に雨が床に到達するために、蒸散作用により気温を下げる役割も果たしています。エアコンなしの施設となっています。
使用された膨大な量の竹は里山を竹林から守ることを目的として、700人ものボランティアにより切り出されてきました。
竹の繁殖力はすさまじく、放置しておくと里山が荒廃してしまいますので適度に竹を伐採し、有効利用していくことが大切です。
Y150終了後は、この「竹の海原」は解体され、その竹から「竹入り紙」として、床材として使われているスギの間伐材は、プランターボックスとして生まれ変わります。
竹はあまり耐久性がないような印象がありますが、2年前に製作した竹製の坐蒲棚は、まだまだ大丈夫です。
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孟宗竹に関するエトセトラ
このたび、貞昌院の植樹行動が横浜市長表彰を受賞することとなり、横浜動物の森公園で開催された第20回全国「みどりの愛護」のつどい の中で表彰式に出席してまいりました。
会場到着までにものすごい沿道警備と日の丸の数を目にしました。
セキュリティーチェックも厳重です。
この先に見えるのがセキュリティーゲート。
一人ひとり身分証明書の提示を求められ、手荷物をチェックされたうえに確認済みの証であるリストバンドを手首に付けられました。
それもそのはず、皇太子ご夫妻も表彰式にご臨席になり、さらに記念植樹もなされます。
雅子さまは実に1年3ヶ月ぶりの公務での地方式典ご出席となりました。
皇太子ご夫妻は19日、横浜市旭区の「横浜動物の森公園」で開かれた全国「みどりの愛護」のつどいの式典に出席された。療養中の雅子さまが公務で地方を訪問するのは約1年3カ月ぶり。
あいさつの中で皇太子さまは、緑が持つ地球温暖化抑制や都市環境改善などの機能を挙げた上で「全国各地でさまざまな活動に携わっている皆さんが相互に交流を深め、緑を守り育てる心を新たにされることを願います」と述べた。
式典後、皇太子さまはシダレザクラを、雅子さまはベニシダレザクラを会場に記念植樹。
「みどりの愛護」のつどいは、緑を守り育てる運動の推進を目的に国土交通省などが主催。1990年から始まり、今年で20回目。
(47NEWS 2009/4/19)
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国土交通大臣 金子一義氏
国土交通大臣政務官 谷口和史氏
神奈川県知事 松沢成文氏
横浜市長 中田宏氏
神奈川県議会議長 榎本与助氏
横浜市議会議長 吉原訓氏
国土交通事務次官 春田謙氏
公園緑地管理財団理事長 小野邦久氏
この後、皇太子殿下ご夫妻が入場され表彰式が行われました。
皇太子殿下ご夫妻は園内ご視察の後、植樹式会場へ。
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皇太子さまはシダレザクラ、雅子さまはベニシダレザクラを植樹されました。
元気に大きく育ちますように。
大会を彩るキャラクターたち
ズーラシアンブラス
☆ 指揮/オカピ ☆トランペット/インドライオン ☆トランペット/ドゥクラングール ☆ホルン/マレーバク ☆トロンボーン/スマトラトラ ☆チューバ/ホッキョクグマ
貞昌院の 花まつり(釈尊降誕会)に(株)ロゼックス様の協力を得て廃油回収とバイオディーゼル車の展示を行いました。
多くの油をご持参いただき、また郵送にて油を届けていただき有難うございました。心より感謝申し上げます。
お知らせです。
貞昌院では、今後も「廃油」の回収を続けていきます。
駐車場にある水桶棚のスペースに「廃油回収BOX」を常設いたしますので、お参りの際に是非油をご持参ください。いつでもかまいません。
ご家庭で使用した油を固めずに集めておき、容器に入れて 「廃油回収BOX」に入れてください。
(下図の黄色い拭き出しの位置です)
大きな地図で見る
「廃油回収BOX」の中にご持参くださった状態(ペットボトルや缶などに詰めた状態)のまま入れておいてくだされば、貞昌院で取りまとめの上、ロゼックス様に寄託させていただきます。
もちろん檀家さん以外の方の油もよろこんで引き受けさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
なお、油の種類によっては精製不可能なものもあります。(下表参照)
| 回収 可能 な油 | 回収 不可能 な油 |
・菜種油(キャノーラ) 賞味期限切れの未使用油でも構いません。 |
・牛脂 ※ 固めた油、水分を多く含んだ水、ひどく汚れている油などは植物性でも回収不可能です。 |
廃油から精製されたバイオ燃料は、軽油とまったく同等に使うことが出来るのです。
鎮守の森:消えゆく 照葉樹林、30年で3割減??首都圏172社寺、横浜国大調査首都圏に点在する鎮守の森の3分の1が30年間で消失したことが、横浜国立大の調査で分かった。残された場所にも外来種の侵入が目立った。鎮守の森は、シイやカシに代表される照葉樹林が分布し、日本独自の文化をはぐくんできた。信仰で守られてきた都市近郊の自然が危機にさらされている現状が浮き彫りとなった。
72?80年の記録や文献から1都4県(東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城)で鎮守の森だった172カ所のうち、管理者の協力が得られた145カ所で02?06年の状態を調べた。
その結果、25カ所が更地や墓地、駐車場などになって消失していることが分かった。別の26カ所はスギやヒノキなどに植え替えられたり公園に変化していた。
一方、鎮守の森が残る94カ所のうち20カ所で、約30年前に見られなかった街路樹などに使われる中国原産トウネズミモチが確認された。また、九州以南に分布するヤシ科シュロは46カ所から69カ所に増加していた。
森が失われた寺社は、住民から「日当たりが悪い」などの苦情や、参拝客の利便性アップのため駐車場や道路が設置されたところが多かった。残っていたのは、人が入りにくい急斜面や自治体の条例で保全されている場所だった。
研究チームの大学院生(27)=植生生態学=は「鎮守の森は照葉樹林の遺伝資源の宝庫で、都会の数少ない生物のすみかだ。寺社と住民が協力して守らなければならない」と警告する。
(毎日新聞 2009/3/31)
時折利用する東北新幹線で、大宮?仙台当りの車窓を眺めていると特徴的な景色が目に入ります。
田んぼの中にこんもりとした林があり、その入口に鳥居が建っている光景です。
規模の大小はありますが、その集落にとっての鎮守の森なのでしょう。
かつては横浜にもこのような光景は普通に見ることができました。
戦後の高度経済成長に伴う住宅供給のため、山林田畑は一気に削られてしまいます。
その様子を数字で表したものの一つの指標が緑被率です。
横浜市では緑被率を、航空写真によって上空から見たときの緑に覆われている土地の割合として5年ごとに集計しています。
その対象は、森林、樹林地のほか、草地や農地も緑被としてカウントしています。
出典:緑被率調査の集計結果について(横浜市環境創造局・平成16年)を元にkameno作成
区別にみるとこのような感じです。
横浜市の南部に位置する港南区の緑被率は、実に18区中、下から数えて5番目です。
以前、このブログでもポイントを定めて航空写真の変遷をご紹介いたしました。
それをみると、緑被率の変遷は一目瞭然です。
さらに、「緑の質」の変容も重大な課題です。
手入れが行き届かない山林は荒れ放題となり、孟宗竹や外来種の木々に侵食されてしまっています。
また、戦後の植林政策による杉などの針葉樹も問題です。
残念なことに、日本古来の照葉樹林を構成するシイやカシは、現在約0.06%しか残されていないそうです。
「本当の」森は豊かな生態系を育むだけでなく、台風や地震、火災などの災害からも生物たちを護ります。
将来に向けて「本当の」森づくり進めていくことは大切なことなのです。
大本山總持寺で育まれている「千年の森」をはじめ、世界中で3,000万本を超える植樹活動を実践している宮脇昭横浜国立大名誉教授先生がナショナルジオグラフィックの取材を通して述べていらっしゃるお話の内容が心に響きます。
私は「木を3本植えれば、もう森」と言っています。「5本植えれば森林」でしょう。木を3本、5本植えることができない場所なんてありません。
しかし肝心なことは、単一な木を植えるのではないということです。土地本来の主木群を主にできるだけその森の構成樹種群のいろいろな木を「混植。密植する。」自然の森は、いろんな木が混ざり合ってできている。この多様性が生物社会のもうひとつの掟です。
人間も同じでしょう。いろんな人間が混ざり合って社会を作るわけです。森も同じです。この「混ぜ・密植する」ことによって、幼木群は密度効果をもたらし、厳しい環境下の「我慢」が必要になり「共生」が生まれ、木がたくましく育つ。その競争・我慢・共生こそが、正しい生態系を形成していくのです。
(あと30年は樹を植え続けていきます)より引用
寺社が鎮守の森を護持する場合、その経済的負担は少なからずあるという現状は否めません。
また、冒頭の記事中の調査においても住民からの「日当たりが悪い」などの苦情や、参拝客の利便性アップのため駐車場や道路設置など、森の護持を阻害する理由が挙げられています。
そもそも、山林は国の税制の考え方においては「果実を生む」ということで基本的に固定資産税が課せられています。
もちろん、基準値より低いために税金が免除になっていたり保安林となっているケースはありますが、しかしながら都市部における山林の固定資産税は宅地並みに課せられることも珍しくありません。
山林維持のための支出と、公租公課の支出負担が寺社にかかってくるのですから、その負担はかなり大きいといえましょう。
さらに、曹洞宗を例に取りますと、寺院の保有している財産(寺有財産)により算定された数字により宗費が課せられています。
私は平成11年より宗費算出に関る級階査定委員会専門部会委員として関っていますが、この山林に化せられる宗費の問題は重要な課題の一つであると考えています。
実は、これまで(平成18年まで)は宅地よりも山林のほうが3倍ほど高い算定基準により計算が為されていました。
曹洞宗の級階を定める財務規程は平成17年に改正され、平成19年より実施されました。
その際に提出した答申文書の一部をご紹介いたします。
級階査定委員会専門部会答申
次期級階査定案(認定指標による級階査定)について (一部抜粋)
山林保有による級階査定について
地球的規模で森林面積が減少し温暖化現象が進む中、グリーンプランを推奨する宗門としては森林を保護すべき立場にありますが、級階査定の面では、逆に山林を保有する寺院に負担を強いる結果になっております。
本専門部会で、賦課のうち、山林については、点数化せず逆に負担点数の減点の対象とし、山林を保護することが、宗門の掲げるグリーンプランに貢献できるのではないかと討論いたしました。
しかし、この問題は、本専門部会の職責を越えますので、この答申には、提示しませんが、関係部門でご配慮いただきたく申し添えるものであります。平成16年9月7日
級階査定委員会専門部会委員連署
このうちの「山林については、点数化せず逆に負担点数の減点の対象とし、山林を保護することが」ということと、逆に山林を保護している寺院を対象に褒章を与えてもよいのではないかという論議まで進みましたが、それは級階査定委員会専門部会の域を超えるということで、答申文書に残すのみとしました。
ただし、それまで宗費賦課基準として、山林(をはじめ、宅地以外の全ての地目)の算定率が宅地に比べて3倍程度高い基準で算定されていたものを、平成19年度より下記のとおり基準を見直しました。
曹洞宗財務規程 (負担点数)第37条【平成18年度まで】
所有不動産による点数ア 土地 固定資産税の課税標準額10万円について、宅地は0.45点、その他は1.3点とする。ただし、申告により一筆ごとに1平方メートル当たり課税標準額が10万円を超える部分にあっては、10万円について宅地は0.3点、その他は0.6点とすることができる。
【平成19年度より】
所有不動産による点数土地および建物 固定資産税の課税標準額10万円について、0.58点とする。ただし、申告により、土地については一筆ごと、建物については一棟ごとに1平方メートル当たり課税標準額が10万円を超える部分にあっては、10万円について0.29点とすることができる。
このため、山林に課せられる課税標準額から算定される宗費は3分の1程度に減少している筈です。
ささやかではありますが。
宮脇先生は次のように結んでいます。
単に頭だけの計算で考えるから儚いものになってしまう。「いのちの尊さ、素晴らしさ」は、現場で自分のカラダを動かして、目で見て手で触れ、実際に木を植えながら理解していくことでしか体得できません。
いつまでも頭だけで考えたりせず、カラダ全部を使い、五感を研ぎ澄まし、その体験を自分にすり込んでいく。更に人間しかもっていない知性と感性を前向きに働かせ、具体的に実行する!
そうしていけば、間違いなく「今の(地球環境、経済危機の)時代がチャンスである」という本当の意味をわかってもらえると思います。
「春の来ない冬はない。厳しい冬の間は大きく成長するためにより深く根を張り冬芽を大きく、ふくらませているタブノキのように。
(あと30年は樹を植え続けていきます)より引用
結論に代えて
■鎮守の森を護るために、国や地方公共団体と寺社が協働してとりくむ必要がある
■宗門では鎮守の森に対する宗費の減免や逆に褒賞の制度を整備する
■地域住民に鎮守の森の大切さを伝えていく
■未来を担う子孫の代まで鎮守の森が護持されていくよう植林と維持管理を行う
■植樹の際には、どのような種類の樹木が適切かを充分に検討する
■2本でも3本でも植樹をする行動が大切!
貞昌院の 花まつり(釈尊降誕会)は4月5日(日)に行います。
檀信徒の皆さまには別途通知させていただいておりますが、是非「廃油」をご持参くださいますようお願いいたします。
花まつり当日 (株)ロゼックス様と協働により、一般家庭から出る廃油を集め、バイオディーゼル(軽油)として精製いたします。
廃油につきましては、ご家庭で使用した油を固めずに集めておき、容器に入れてご持参ください。
なお、油の種類によっては精製不可能なものもあります。(下表参照)
| 回収 可能 な油 | 回収 不可能 な油 |
・菜種油(キャノーラ) 賞味期限切れの未使用油でも構いません。 |
・牛脂 ※ 固めた油、水分を多く含んだ水、ひどく汚れている油などは植物性でも回収不可能です。 |
当日は、バイオディーゼル車の展示もございます。
廃油から精製されたバイオ燃料は、軽油とまったく同等に使うことが出来るのです。
近づく春の訪れでご紹介いたしました鐘楼堂脇の緋寒桜が満開となりました。
ここのところ寒暖の差が激しい日が続いておりますので、なかなか開花の予想というのは難しいですね。
今日も気温が低いので、比較的長い間楽しめそうです。
山の斜面には陽光という種類の桜も咲き始めました。
4年ほど前に植樹したものです。
だいぶ大きくなりました。
貞昌院では、横浜市150万本植樹行動に参加し、積極的な植樹活動を行っており、ブナ、クヌギ、ナラなどの広葉樹の他、多種多様な桜も継続的に植えています。

↓横浜市で製作した植樹行動を紹介した看板です。
昨年のブログ記事で主張してきたことが、ようやく現実味を帯びてきました。
あまりにも重い国の腰に業を煮やし、独自の余剰電力買取制度を設けている自治体も既にあります。
例えば、東京都武蔵野市では京都議定書の約束期限である12年度まで、補助対象者から「おひさま発電所レポート」を報告してもらい、1キロワット時当り15円を補助することが既に決まっています。
やっとのことですが、嬉しいことに、太陽光発電の余剰電力をこれまでの単価の2倍で電力会社に買い取らせる制度が国により具体化されることになりそうです。
太陽光発電、家庭からの購入価格2倍に 経産省が新制度二階俊博経済産業相は24日の閣議後の記者会見で、太陽光発電の普及を促すための新制度を導入すると発表した。家庭や企業が太陽光で発電した電力を、電力会社が約10年の間、当初は従来の2倍程度の1キロワット時あたり50円弱で買い取る仕組み。今後、具体的な制度設計に向け、関係業界などと調整を進める。電力やガス、石油各社に非化石燃料の導入を義務付ける新法に盛り込み、今国会に提出する方針だ。2010年にも実施する。
二階経産相は同日朝、経産省内で森詳介電気事業連合会会長(関西電力社長)と会談し、新制度の導入方針を伝えた。森会長は「協力したい」と語ったという。
新制度は家庭など電力利用者が太陽光でつくった電力について、自宅などで消費する以外の余剰分を電力会社に買い取ってもらう内容。既に発電装置を設置している利用者と制度開始から3―5年に設置する利用者が対象。買い取り価格は太陽光発電の普及に合わせて、年度ごとに下がる。
(日本経済新聞 2009/2/25)
ここで、余剰電力とはどういう電力なのかを分かりやすくするために図に描いてみした。
太陽光発電パネルは、太陽の日射エネルギーを電気に変えるわけですから、夜の発電量はゼロ。
日の出後、太陽の高度が高くなるにつれて発電量は多くなり、真昼にピークを迎えます。
夕方になるにつれ発電量は減少していき、日没後は発電量は再びゼロになります。
そして、実際に消費する電力量は、だいたい生活パターンとともにその量が変動します。
発電量が消費電力量を上回った場合に、余剰電力として電柱へと電気が逆流し、他の家庭で使われるのです。
図で言うと水色の部分が余剰電力となります。
この部分の買取単価が2倍になるということですので、東京電力からの電気料金の振込額が倍になるということですね。
太陽光発電設備設置者にとっては嬉しい話ですし、これから導入を検討している方にも肩を押す原動力になります。
しかも、その買取額の上昇は全世帯の公平な分担になりますので、税金を投入することもありません。
| 【ポイント】 ・余剰電力買取単価が上昇する財源として税金を投入する必要は無い ・その財源は一般の電気料金への転化(一軒当り月数百円程度)により充てる ・一時的には一般の電気料金が上昇するが・・・ ・長期的に太陽光発電設備の普及が進むと電力事業者の発電設備がその分不要となる ・結果的にそれがコスト削減につながり電気料金の減少をもたらす ・原油高騰、震災などによる発電所停止の影響を最小限に抑えられる |
さて、つい先ほどまで麻生総理大臣とオバマ大統領が首脳会談を行いました。
テレビ報道などでは会談時間が短いだとか、食事会が無い、夫人を同行しないなど麻生下ろしのネガティブに報道に躍起しているようですが、もっと会談の中身をきちんと報道していただきたい。
日米、環境技術協力で基本合意 首脳会談麻生太郎首相は24日、オバマ米大統領との日米首脳会談で、クリーンエネルギーの推進や次世代自動車の普及拡大など環境技術協力を進めることで基本合意した。気候変動問題の解決と雇用創出を同時に狙う「グリーン・ニューディール」の一環として、日米の研究機関による共同研究などを両国政府で後押しする。
日本側の説明によると、「日米エネルギー環境技術協力」として推進する共同プロジェクトは主に4分野で構成。燃料電池や太陽光発電など革新的な技術開発の促進や原子力の平和的利用、省エネ・新エネルギー市場の拡大、次世代自動車の普及拡大を柱とする。
(日本経済新聞 2009/2/25)
これは、つい先ほど入ったニュースですが、日米エネルギー環境技術協力は大いに期待したいことでありますし、気候変動問題の解決と雇用創出を同時に狙う「グリーン・ニューディール」のような政策は大いに進めていって欲しいものです。
最近は、建材や内装材への化学物質の使用により、また、高気密建築の増加により建物内部に拡散する化学物質が増加していると言われます。
そのうち、人体に影響を及ぼす物質が様々な体調不良や病気の原因となることが報告されています。単一の物質だけによる影響というよりは、複合要因によるものと考えられ「シックハウス症候群」と名づけられました。
シックハウス症候群に見られる主な症状
(参考:横浜市保健所 シックハウス対策) |
厚生労働省では、ホルムアルデヒドをはじめとする次の13物質について、室内空気中濃度の指針値を示しています。
この指針値は、人がその化学物質の示された濃度以下の暴露を一生受けたとしても健康に有害な影響を受けないであろうと判断される濃度として設定されています(ただし、ホルムアルデヒドだけは短期間の暴露による健康への影響を指標としています)。
揮発性有機化合物等の室内濃度指針値
| 化学物質名 | 指針値 | 決定時期 | 含まれる建材等 |
| ホルムアルデヒド | (0.08ppm) 100マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 合板・パーティクルボード |
| トルエン | (0.07ppm) 260マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 集成材・油性ラッカー |
| キシレン | (0.20ppm) 870マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 金属用接着剤 |
| パラジクロロベンゼン | (0.04ppm) 240マイクログラム/m3 | 平成12年6月 | 芳香剤・防虫剤・トイレボール |
| エチルベンゼン | (0.88ppm) 3800マイクログラム/m3 | 平成12年2月 | 油性ラッカー・油性ニス |
| スチレン | (0.05ppm) 220マイクログラム/m3 | 平成12年2月 | 断熱材・スチレン畳 |
| クロルピリホス 〃(小児の場合) |
(0.07ppb) 1マイクログラム/m3 (0.007ppb) 0.1マイクログラム/m3 |
平成12年2月 | シロアリ防蟻剤 |
| フタル酸ジ?n?ブチル | (0.02ppm) 220マイクログラム/m3 | 平成12年2月 | ビニル壁紙の可塑剤 |
| テトラデカン | (0.04ppm) 330マイクログラム/m3 | 平成13年7月 | 灯油・石油等 |
| フタル酸ジ?2?エチルヘキシル | (7.6ppb) 120マイクログラム/m3 | 平成13年7月 | プラスチック可塑剤 |
| ダイアジノン | (0.02ppb) 0.29マイクログラム/m3 | 平成13年7月 | 殺虫剤 |
| アセトアルデヒド | (0.03ppm) 48マイクログラム/m3 | 平成14年2月 | 塩化ビニール・染料 |
| フェノブカルブ | (3.8ppb) 33マイクログラム/m3 | 平成14年2月 | 殺虫剤・殺ダニ剤 |
寺院は、古来より人びとの生活の中で公益的な役割を果たしてきました。
寺院が公益法人として認知されていることは、これまでのこのような役割を受けてのことでしょう。 時代とともに、この公益性の意味は変化してきておりますが、なお、寺院には檀信徒を中心に不特定多数の一般利用者が出入りします。
寺院建築の観点からすると、基本的に床下が高く空間も広く確保されておりますので通気性も良い造りとなっています。本堂の床下に潜った際にも常にかなりの通風があることを感じます。
しかし、一昨年改修した客殿は、正座よりは椅子を希望される方も多くなっていることを受けて畳からコルク敷きに変えました。
建築工法の進展は断熱性に優れた空間を生み出してくれる半面、かつてあった通気性が損なわれてしまった面もあります。
したがって、寺院においても市町村の公共建物などに適用されているガイドラインを適用することが望ましいと考えます。
貞昌院版のガイドラインを作成してみました。
シックハウスというよりは、「シックテンプル」対策ですね。
公益施設としての寺院建築物シックハウス対策ガイドライン(貞昌院版) 第1 基本的な考え方 2 対象 3 位置づけ 第2 取組内容 (1) 使用建材等の配慮 (2) 工法の配慮と適正換気量の確保 (3) 工事施工者と十分に協議を行い、利用者等の安全に配慮します。 (4) 新たに机やいすなどの什器を購入する場合は、ホルムアルデヒド等の化学物質の放散量が少ない仕様のものを選定するよう配慮します。 2 施設管理、運営 (1) 化学物質の使用の配慮 ・身の回りの化学物質の使用に常に注意をはらう (2) 適正な換気量の確保 ・窓を2か所以上開けたり、換気扇や換気口を有効に利用することにより十分な換気を行う。 3 情報提供 補足 このガイドラインは平成21年2月3日に作成し、作成日より運用するものとします。 |
ということで以前このブログで取り上げた 公共的施設における受動喫煙防止条例 とともに運用していこうと考えています。
■関連リンク
シックハウス対策(厚生労働省医薬食品局化学物質安全対策室)
CompletIARC Monographs on the Evaluation of Carcinogenic Risks to Humans (IARC)
沖縄・泡瀬干潟埋め立て開始…「暴挙」と抗議集会も
南西諸島最大の干潟とされる沖縄県沖縄市の泡瀬(あわせ)干潟(約290ヘクタール)の埋め立て事業は15日、第1区域(約96ヘクタール)の本格的な工事が始まった。
那覇地裁は昨年11月、泡瀬干潟公金支出差し止め訴訟で、県と沖縄市に将来の支出差し止めを命じ、県と市は控訴した。原告団メンバーは「埋め立ては地裁判決を無視した暴挙」と干潟近くの岸壁で抗議集会を開いた。
埋め立ては国と県が担当し、事業費は約490億円。第1区域と未着工の第2区域(約91ヘクタール)があり、埋め立て地の大部分を県と市が購入し、ホテルや商業施設を誘致して地域活性化を図る計画。
第1区域の工事は2002年に着工。希少生物の保護措置や反対住民の阻止行動で、工事は断続的に中断し、護岸整備しかできていなかった。12年度に工事完了予定で、当初計画は「第1、第2区域とも09年度完工」としていた。
この日は午前9時前に工事が始まった。干潟の北東3キロの中城湾港新港内で採取した土砂を運搬船に載せ、埋め立て地に搬送。午後からは護岸で土砂をダンプカーに積み替え、海に投じる。今後も毎年4?7月は、埋め立て地周辺で絶滅危惧(きぐ)種・トカゲハゼが産卵するため作業を中断する。
県港湾課の平良和雄・港湾開発監は「裁判は継続中で、埋め立て工事の進展に問題はない」と語った。沖縄市の東門美津子市長は「具体的な土地利用計画を早い時期に策定し、経済的合理性を説明していくことが市長としての責務と考えている」とのコメントを出した。
(2009年1月15日16時25分 読売新聞)
南西諸島最大の干潟、沖縄の泡瀬干潟の埋立て工事がついに始まってしまいました。
つい2ヶ月前に那覇地裁が泡瀬干潟公金支出差し止め訴訟で県と沖縄市に将来の支出差し止めの命令を出したばかりなのに、です。
その理由が「裁判は継続中で、埋め立て工事の進展に問題はない・・・・・・」
(これって工事強行の理由になるのでしょうか?)
「具体的な土地利用計画を早い時期に策定し・・・・・」
(まだ土地利用計画が策定されていないのでしょうか)
泡瀬干潟は下の航空写真のように沖縄本島東側沿岸にある珊瑚礁に囲まれた貴重な干潟です。
その面積は干潟が290ha、藻場が112ha。
赤土の流入も少ないため、白色の美しい干潟です。このように珊瑚礁により形成される干潟は珍しく、その海域にしかいない希少種も多数生息しています。
実は、そのすぐ北側には川田干潟もあったのですが、既に「新港地区埋立事業」により消滅してしまいました。
そればかりではありません。
川田干潟、泡瀬干潟の他にも、普天間基地の移転先候補の名護市辺野古など沖縄の自然海岸はどんどん失われつつあります。
泡瀬干潟の埋め立て計画は、コザ市と美里村が合併したところまでさかのぼる。
海のないコザ市は海を求めて合併したといっても過言ではない。
計画が現実味を帯びだしたのは、1984年に起工した新港地区埋立事業に端を発する。この事業では、埋立地に特別自由貿易地域が設置され、港湾には4万トン級の船舶が入港できるようにするため、航路を水深13mまで浚渫する計画となっている。その浚渫残土の処分が課題となり、1986年に残土処理策として泡瀬干潟の埋立構想が現実のものとなり始めた。
当初の構想では、陸続きで219haから340haの海域を埋め立てるものだったが、1989年に泡瀬復興期成会など地元の団体から海岸線と砂州を保全する要望が出て、後に埋立地を沖に出し、人工島を作る形(出島方式)での185haの埋め立てに変更される。
計画では、まず、ほとんど国がその費用を負担するかたちで埋立地が作られる(国が175ha、沖縄県が10ha分を負担)。そして埋立地のうち90haを沖縄市が購入する義務を負い、「マリンシティー泡瀬」として開発する。マリンシティー泡瀬では、ホテルやシュッピング街、情報教育の拠点、住宅地などを民間に分譲する予定になっている。
(Wikipediaより引用)
中城湾港(なかぐすくわんこう)泡瀬地区(あわせちく)埋立事業
マリンシティー泡瀬は、地元沖縄市が30年かけて計画してきた中部圏域東海岸の振興・活性化の起爆剤となるプロジェクトです。
新港地区の港湾整備から発生する土砂を有効活用して出来た人工島を、国際交流や海洋レクリエーションの拠点、地域における情報・教育・文化の拠点とすることで、新たな雇用機会の創出、活力ある地域造りなど、中部圏域の発展に寄与することが期待されています。
(内閣府)
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まず、「沖縄にしかない、沖縄ならでは」の観光資源である珊瑚礁の干潟を潰して、事業採算性の全く見込みの無い「マリンシティー」を計画し、それを強行に進める国と県、そして市の姿勢に驚きを感じざるをえません。
自然環境を活かした地域の経済的発展の方向性はいくらでもあるはずです。
エコツーリズムという解決策もあります。
私がもしも計画責任者だったら、間違いなくこの方向性を打ち出すと思います。
エコツーリズムとは環境大臣を議長とした「エコツーリズム推進会議」(平成15年?平成16年)ではエコツーリズムの概念を「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」としました。
「エコツーリズム推進法」(平成19年法律第105号)においては、「自然環境の保全」「観光振興」「地域振興」「環境教育の場としての活用」を基本理念としています。エコツーリズムとは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みです。
観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域のこのような一連の取り組みによって地域社会そのものが活性化されていくと考えられます。(環境省のサイトより)
一度計画決定された事業を差し止めるという勇断を行うことができない日本の公共事業制度にはつくづく情けない思いがします。
平成不況やここ数年の企業業績の悪化により、このマリンシティーに進出する企業自体がほとんど無い(数パーセント)状態です。
そもそも、この計画が頓挫した場合、責任を取るものが誰もいないということも問題です。
豊かな干潟を埋め、希少生物を壊し、観光資源を失い、そして広大な遊休地・空地を生み出す事業に合理性はまったく認められません。
これは沖縄地裁の判決の通りです。
この埋立事業の抜本的な見直しと、中城湾港泡瀬地区埋立事業の事業中止により、ふたたび豊かな干潟が回復することを切に望んでやみません。
■関連ブログ記事
失われてしまった広大な干潟
2008年も残り僅かとなりました。
今日は全国的に強い冬型の気圧配置に覆われ、太平洋側は好天に恵まれました。
右の写真は本日撮影してみました。
気温は低いですが空は抜けるような青さです。
貞昌院では、東京電力のメーター検針が26日に行われます。
12月の検針票が届きましたので年末の総括として、貞昌院太陽光発電の集約をグラフ化しました。
クリスマスシーズン。
街中がライトアップの光で包まれました。
みなちみらい地区では、ランドマークタワーやクイーンズスクエアなど、オフィスビルが連携して全館点灯が行われました。
港南区からもみなとみらい地区を遠望することができます。
このように美しい光が浮かび上がって見えます。
今年12回目を迎えるこの全館点灯ですが、今年は地球温暖化に配慮してこれまでの3日間点灯から一日限りの点灯に変更されました。
ここのところの環境意識の高まりにより、冬至の時期にはキャンドルナイトが行われています。
ただ、キャンドルナイト自体も、ロウソクを灯すことによりCO2を直接排出しているわけですから、必ずしも環境に優しいわけではありません。
しかし、それでも意味があります。その意味については キャンドルナイトが目指すこと で私見を書きましたので併せてご覧ください。
環境意識の高まりは、効率の悪い電化製品を悪者にしたてあげてきました。
「エコ換え」のように効率の高い製品に換えるよう促すCMも目だちます。
けれども、私は目くじらをたてて環境に悪い(とされる)製品をやみくもに非難することもないと考えています。
効率の悪い電化製品の一例として「白熱電球」が挙げられます。
白熱電球の生産も打ち切りとなり、白熱電球を入手することが困難になっていくことでしょう。
その状況に危惧する人たちも大勢います。
電力量高めでも瘡やし効果照明デザイナー
自熱球の光守りたい電力消費量が蛍光灯の5倍といわれる白熱球の生産を中止する動きが広がっているが、照明デザイナーたちが白熱球の存続を求めている。自然に近い光を発し、癒やし効果もあるという。「明るすぎる照明方法を見直せば環境への配慮はできる」と訴えている。
東芝ライテックやパナソニックが電球型蛍光灯に置き換えられる白熱球の生産中止を打ち出している。こうした動きに対し、都市の照明を考える市民団体「照明探偵団」が、東京・丸の内で勉強会「白熱ランプが住宅から消える?」を開いた。
照明デザイナーら約100人が参加。団長で照明デザイン会社「ライティング プランナーズ アソシエーツ(LPA)」の面出薫社長は「白熱球が悪者にされているが、照明文化の守り手として反論したい」と語った。
面出さんによると、金属の白熱によって光る白熱球は、紫外線を塗料で目に見える光にする人工的な光の蛍光灯と異なり、太陽や火といった自然の光に近い。「感覚的だが、炭火で焼いた鳥がおいしいように、白熱球はおいしい光でくつろげる」と話す。
レインボーブリッジなどの照明を手がけた石井幹子さんも「白熱球は蛍光灯には出せない陰影が出せる」と話す。
LPA社員の三宅博行さんらは、約10畳のダイニングを照らす蛍光灯(100ワット)を白熱球のペンダントライト一(同)に香え、近くにランタン(40ワット)とフロアスタンド(同)を置いた。
テーブルの上の明るさは実験前の580ルクスに対して380ルクスと十分な明るさを確保しっつ、同じ明るさでは約5倍の消費電力になるところを2倍弱に抑えた。三宅さんは「ダイニングは全体が明るい必要はない」と話す。
面出さんは「20世紀型の明るすぎる照明方法の見直しが先。白熱球全廃でなく、場面によって蛍光灯と使い分ければいい」と話す。
『朝日新聞』12月25日夕刊
白熱電球には白熱電球にしかない特徴もあります。
その幾つかを列挙すると
(1)調光が可能
白熱電球は明るさを0?100%の範囲で調光できるが、蛍光灯は調光範囲に制限がある。
(2)演出性
白熱電球は点光源であるがゆえに影をはっきり出し物を立体的に見せるたり、また、スペクトル分布が連続的で物の表面に艶を出し、例えば料理がおいしそうに見えたりという効果がある。
(3)即時性
スイッチを入れて直ぐに点灯する。点灯消灯を繰り返しても寿命に影響がほとんどない。
新聞記事中の照明デザイン会社社長さんの指摘のように「20世紀型の明るすぎる照明方法の見直しが先」ということには全く同意します。
欧米では、部屋はそれほど明るく照らしません。電球を適切に調光して必要なところだけを照らすように使うことにより、電力消費もそれほど多くはないはずです。
日本のコンビニの照明などを彼らが見ると恐らく吃驚することでしょう。
日本では省エネ家電が多くなり、テレビも液晶など電力消費が少ないという謳い文句の製品が電気屋に並び買い替えを煽っています。
しかし、テレビ一つとっても一般家庭における消費電力は却って増大しています。
それは、テレビの設置台数自体が多くなったこと、そして画面サイズがかつて無いほどに大型化していることによるものです。
冷蔵庫をみても同様です。
単位体積あたりの消費電力は少なくなっていても大型冷蔵庫となり、体積が増大することにより電力消費量は増える一方です。
それが証拠に、一般家庭の電力消費量は減るどころか右肩上がりの一途を辿っています。

『電力需給の概要』(通商産業省公益事業局編)より
ライトアップは(使い方によっては)人を惹きつけますし、街の活性化に繋がります。
要は、使い方と一人ひとりの意識の持ち方が大切だと思います。
みなとみらい地区の全館点灯を1日限りにしたことにより、消費電力は例年の4分の1、1万1250キロワット時に削減されました。
全館点灯は環境にはやさしくないですが、この日ばかりは大目にみたいものです。
■昨年の様子はこちら
とつかを照らす3夜連続のキャンドルナイトが開催されています。
「でんきを消して、スローな夜を」が合言葉の100万人のキャンドルナイトに賛同し、3日間にわたり、お寺で、区役所で、駅前で、小さいけれど暖かな火を灯します。また、かくれた魅力を再発見できる「商店うんちくツアー」も必見です!
このうち、Day 1のキャンドルナイトに参加してきました。
========Day 1========
12月19日(金) 17時30分?21時
キャンドルナイト in 善了寺
go home, make a wish. ?いのちの灯りをはこぶさかな?
あなたにとって、さかなにとって、地球にとって、幸せって?
キャンドルの灯りに包まれながら、一緒に考えてみませんか?
お寺で行う、小さくてスローなキャンドルナイト.
キャンドルナイトに先立ち平和祈願法要が行われました。
曹洞宗からは私とR寺さんが法要に随喜させていただきました。
打合せの様子を。
浄土真宗で最近正式に採用された音楽法要を用い、オルガンの伴奏で読経されます。
経典の内容も、読経の仕方も曹洞宗とは全く異なりますが、法要の進め方など得ることは多い法要でありました。
会場の坂には Candle Artの案内があり、その坂を登ると
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・・・・「いのちの灯りをはこぶさかな」たちが。
トークセッションに参加された不知火海漁師・緒方正人さんは、かつてイヲ(さかな)満天の星空(=イヨマンテの夜)のキャンドルナイトを行ったそうですが、その様子を目の当たりにしているかのようです。
学生さんたちを中心に、さまざまなちからが合わさって、キャンドルナイトを作り上げていました。
本堂内では平和祈願法要に続いてトークセッションとライブが開催されました。
・・・・スローな夜は次第に更けていきます。
主催:カフェ・デラ・テラ(お寺・学生・地域をつなぐムーブメント)、明治学院大学大岩ゼミ、善了寺
共催:とつか宿駅前商店会、とつか宿東集会、とつか応縁隊、戸塚フリーステージ実行委員会
========Day 2========
昼市&蚤の市戸塚区制70周年記念!
チャリティー・全国名産食材と骨董市
12月20日(土) ※小雨決行、荒天時は23日(祝・火)
1.イベント内容
昼市&蚤の市 (10時?14時)
キャンドルナイト (17時30分?18時30分)
2.場所
戸塚区役所駐車場(戸塚駅西口から徒歩10分)
3.実施主体
主催:戸塚西口区民市運営委員会(戸塚旭町通商店会・戸塚西口商店会・戸塚商和会・戸塚宿ほのぼの商店会)
後援:戸塚第一地区連合町内会、戸塚区商店街連合会、横浜商工会議所戸塚支部、戸塚観光協会
========Day 3========
12月21日(日) 13時?18時
冬至キャンドルナイト in totsuka
?人 街 まきこむ とつかのうず?
12月21日、冬至。1年でいちばん長い夜がやってくる
さむさでちょっと手がかじかむけれど きっとやわらぐ灯りがある
あか あお きいろ
とつかの色をさがそう とつかの夜を過ごそう
キャンドルナイト…16時30分灯火(雨天時は中止)
商店うんちくツアー(要事前申込、小学生以下保護者同伴)
(1) 13時30分?14時15分
(2) 15時?15時40分
※商店うんちくツアーは、12月19日(金)15時?16時30分の開催もあります。
商店ブース出店…13時?18時
ステージパフォーマンス…13時?18時(雨天時は14時?17時30分)
キャンドルづくり、松ぼっくりツリーづくり…13時?16時
2.場所
戸塚駅東口遊歩スクエア(駅前ペデストリアンデッキ上)
※雨天時は一部 戸塚駅地下コンコース で開催します
3.実施主体
主催:戸塚フリーステージ実行委員会、とつかぞく
協力:戸塚駅東口ラピス商店会、戸塚東口商店会、とつか宿駅前商店会
そして、12月22日には鎌倉・道元禅師顕彰碑にてキャンドルナイトのほのおが灯されます。
キャンドルナイトin 鎌倉2008 Winter
開催日時 2008年12月22日(月)
(開催場所は 道元禅師鎌倉御行顕彰碑です)
廃油を持って いざ鎌倉へ!
■日程 2008年12月22日(月) 17:00?21:00
■主催 ゆめ観音実行委員会
(大船観音寺・SOTO禅インターナショナル)
■協力 神奈川県第2宗務所第5教区
■キャンドル献灯代 500円 (廃油を持参の方は200円となります)
■場所 道元禅師鎌倉御行顕彰碑 (鶴岡八幡宮駐車場向い)
※小雨決行・荒天中止
■連絡 大船観音寺:0467-43-1561
SOTO禅インターナショナル:070-5551-8852
先日、12/22 廃油を持って いざ鎌倉へ!の記事で油回収のご案内をさせていただきましたが、その際に幾つかの飲食店などを回らせていただきました。
なかなか好感触で、今まで「処理費用を出して」処分していたところも多く、逆に廃油を買い取りできるということをお話しすると、「協力します」と喜んでくださいます。
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(写真はいつもお世話になっている料理屋さんが貞昌院にお持ちくださった廃油。ありがとうございます)
経済的な負担無く環境に貢献できる仕組みは素晴らしいですね。
このようなシステムが普及していくことを切に願います。
日本国内では、特に大都市周辺での大気汚染への関心が高く、ディーゼル車は好感されない。他方、ヨーロッパでは乗用車の過半数をディーゼル車が占めている国もある。同地では、硫黄分の少ない軽油が使用され、酸化触媒とパティキュレートフィルターが普及している。もともとは経済性での有利からシェアを伸ばした西ヨーロッパでのディーゼル車であるが、近年は日本の自動車メーカーが得意とするハイブリッド車に対峙する選択肢としての低公害車として宣伝されるようになっている。また、アメリカでは車の燃料と言えばガソリンで、ディーゼル車はほとんど普及していない。このように、ディーゼル車に対するイメージは、日本、ヨーロッパ、アメリカで全く異なったものとなっている。特に日本とヨーロッパでのディーゼル車の環境に対するイメージは現在のところ正反対である。
(Wikipedia ディーゼル自動車項より。下線はkameno付記)
にあるように、日本においてはディーゼルエンジンは環境の悪玉とされています。
石原都知事がペットボトルに詰まった煤を振って、これが公害の元凶だといってアピールしておりましたが、使用燃料と触媒の工夫により、環境に負担を掛けないディーゼルエンジンというものも現実のものとなっています。
日本においても、この9月に日産自動車が、エクストレイルのクリーンディーゼル車を発売開始し、ディーゼル乗用車市場も新たな段階を迎えたかに見えました。
ところが、最近の経済状況の悪化により、ディーゼルエンジンの未来に暗雲がにわかに立ち込めてきました。
残念なニュースです。
トヨタ自動車が、資本提携先のいすゞ自動車と共同で進めていた乗用車向けの新型ディーゼルエンジンの開発計画を中断したことが分かった。12年をめどに北海道苫小牧市に完成させる方向だった新型エンジン用の工場建設計画も白紙に戻す。世界景気の悪化で、世界の新車市場の低迷が長期化すると判断したためで、次世代を担う低公害型エンジンの開発にも影響が及んだ形。自動車メーカーが国内工場の建設計画を白紙化するのは、9月に金融危機が深刻化して以来初めて。
いすゞの細井行(すすむ)社長が毎日新聞のインタビューで明らかにした。両社は07年8月、世界トップ水準に燃費性能を高めた小型ディーゼルエンジン(排気量1600CC)を共同開発すると発表。欧州市場向けのトヨタ車に搭載する考えだった。
工場は当時、円安・ユーロ高を踏まえ、いすゞ子会社のいすゞエンジン製造北海道(苫小牧市)の敷地内に共同出資で建設し、欧州へ輸出する方向で協議していた。
しかし、トヨタも08年の世界販売台数(子会社のダイハツ工業と日野自動車を含む)が10年ぶりに前年(936万台)を下回り、08年度下期は連結営業赤字に転落する見通しだ。
共同開発を発表した時点で1ユーロ=156円前後だった外国為替相場は同120円程度まで円高が進み、輸出の採算が悪化。トヨタの既存工場が稼働率低下に悩んでいることもあり、トヨタ側から計画中断の申し入れがあったという。トヨタはほかにも米ミシシッピ州の新工場の稼働時期を延期する方向で調整するなど、国内外で新規投資の大幅見直しに入っている。
(12月16日 毎日新聞)
現在、ディーゼル乗用車を新車で購入しようとすると、ほとんど選択肢がありません。
小型乗用車部門では皆無といってよい状況です。
以前あったシャレードディーゼルのような車が今でも発売されていたら真っ先に購入するのに・・・・・
(試乗したことがありますが、ゴーカートのような感じで楽しい車でした)
せっかくクリーンディーゼルエンジンを開発するめどが立ったところで断念というのは本当にもったいないと思います。
こういう分野に国は税金を投入して積極的に研究開発を進めるべきです。
それにより、バイオディーゼル導入の間口も広がりますし、きっと自動車産業全体の活況の糸口にもなることでしょう。
とにかく、ディーゼルエンジンにはがんばって欲しいものです。
廃油リサイクルの仕組みがさらに確固たるものになるよう応援していきたいと思います。
ゆめ観音アジアフェスティバルにコンタクトをいただいた「バイオディーゼル」の会社を訪問してきました。
バイオディーゼルとは・・・・
バイオディーゼルとは、バイオディーゼルフューエルの略で、生物由来油から作られるディーゼルエンジン用燃料の総称であり、バイオマスエネルギーの一つである。 現在のところ厳密に化学的な定義はない。 原料となる油脂からグリセリンをエステル交換により取り除き粘度を下げる等の化学処理を施し、ディーゼルエンジンに使用できるようにしている。 Bio Diesel Fuelの頭文字をとってBDFと略されることもある(BDFは登録商標)。ウィキペディア(Wikipedia)より引用
というようなものですが、この会社では、飲食店やスーパー等、家庭から出される廃油を集めて精製し、バイオディーゼル燃料を生産しています。
その利点は
・従来のディーゼルエンジンにそのまま使用できる
・黒煙が軽油の1/3?1/4程度に軽減される
・有害物質・発癌リスクを大幅に削減する
・排気ガスが天麩羅の香りになる
・エンジン寿命を延ばす
・カーボンニュートラルである
などなど、様々なメリットがあります。
環境にやさしい燃料ということで、近年特に注目されています。
これが集められてきた廃油たちです。
主に、準備工程 ⇒ エステル交換反応 ⇒ 水洗浄・乾燥 という工程を経て精製されていきます。
途中のエステル交換反応とは、脂肪酸とグリセリンによるエステル結合の、「グリセリン」の部分を「メタノール」に置き換え脂肪酸メチルエステルを生成する反応工程です。
この脂肪酸メチルエステルがバイオディーゼルとなります。
写真左上にある黄色い透明な油が精製されたバイオディーゼルです。
精製されたバイオディーゼルは、このタンク車で配給されます。
なお、バイオディーゼルの燃料価格は、軽油の一般小売価格より10円程安く!設定されており、現在はリッター95円程度だそうです。
排気ガスは、ほのかに天麩羅を揚げた時のような香り。
人体に有害な物質はかなり削減されています。
ただ、メリットばかりではなく、いくつか注意しないといけない点もあります。
それをいくつか挙げると
■ディーゼル車の排出ガス規制
短期規制(1993年)→長期規制(1997年)→新短期規制(2002年)→新長期規制(平成17年排出ガス基準, 2005年) →(予定)2009年規制(2009年)のように段階的に自動車排出ガス規制が実施されています。
せめてバイオディーゼル燃料を使う場合に限って例外処置をしてくれるといいのですが・・・・
■税金
軽油には地方税法第700条の軽油引取税が適用されいます。
バイオディーゼル燃料は軽油ではないので、100%使用の場合は非課税となります。
ただ、軽油と混ぜて使用する場合には課税対象となります。
■車両側の注意事項
バイオディーゼルは、軽油とほとんど同じように使用できますが、ゴム・樹脂を膨張・劣化させやすいこと、熱の影響により酸やスラッジ(固まり)を発生させやすいという特性があります。
したがって、このことに留意してエンジンのメンテナンスをこまめに行うことが求められます。
けれども、その注意点を十分に理解したうえで使用すると、メリットは余りあるほどである燃料であるといえます。
さらなるコスト削減の鍵は普及の促進でしょう。
多くの方に知ってほしいとのことですので、まずはこのブログにてご紹介させていただきました。
代表取締役のKさんと、営業部長のYさん (現在社員2名で頑張っています)
この会社では、バイオディーゼル燃料及び、リサイクル洗剤の原料となる食用油廃油(てんぷら油)の回収を神奈川県内・藤沢市・横浜市・茅ヶ崎市・平塚市・小田原市・大和市の飲食店やスーパー、一般家庭等から行っております。
■関連ブログ記事
バイオ燃料の功罪
昨日の記事の続き。
「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が開催されました、
昼過ぎから雲が多くなり、天気が心配されましたが、それほど寒くも無く心地よい夕方となりました。
まずは中継スタッフと合流し、インターネット中継の準備が進められました。
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中継は小田原城、江ノ島灯台、寒川神社など神奈川県内数箇所を結びます。
使用機材はミニモバイルノート+EM+スティッカムを使用しています。
夕暮れになり、いよいよキャンドルに点灯。
他会場の映像や音声もオンタイムに流れています。
海老名中央会場では大画面に映し出されます。
ライトダウンの瞬間!
(動画撮影YG師)
ライトダウンされた大船観音。
白い姿が街明かりに照らされて、うっすらと浮かび上がります。
「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が本日開催されます。
また、各ご自宅でのライトダウンも呼びかけております。
今日の夜、19:30?20:00にでんきを消して、地球に負担のかからない生活についてそれぞれ考えてみるのはいかがでしょうか。
■ライトダウンへの参加表明のおねがい
ご自宅でのライトダウン実施の参加者を募集しています。
ライトダウン時刻 平成20年10月19日19:30?20:00
是非ご登録をお願いいたします。

今日は三女の誕生日。
誕生日のお祝いを行いました。
こちらは6本のロウソクを灯してのキャンドルナイト。
「かながわの中心で、エコをさけぶ!未来への架け橋」が開催されます。
ゆめ観音実行委員会も大船観音寺において協働運営いたします。
実施日時 平成20年10月19日(日) 午後5時から午後8時
主催 社団法人日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会
後援 神奈川県・神奈川県教育委員会・海老名市
協力 横浜市地球温暖化対策事業本部・小田原市・神奈川県商工会議所青年部連合会・神奈川県商工会青年部連合会・神奈川県農協青壮年部協議会・?ブレスト・?コカ・コーラセントラルジャパン
協働 08ハイスクール議会議員・08ハイスクール議会準備委員会・ゆめ観音実行委員会(大船観音)・?藤沢エフエム放送・(特活)アドバイザーネットワーク神奈川・神奈川県下21青年会議所
【イベント本拠点】
・海老名市中央公園 (海老名駅前)
【県内各所のライトダウン地点】
・海老名七重の塔、ビナウオーク(海老名市)
・小田原城(小田原市)
・大船観音(鎌倉市)
・江の島展望灯台(藤沢市)
・寒川神社(寒川町) 他
※本拠点(海老名市中央公園)と映像中継(19:30?19:40 県内7ヶ所を予定)
※SOTO禅インターナショナル、ゆめ観音実行委員会は、このイベントに協働し、大船観音会場でのライトダウン・中継サポートを行います。
※大船観音会場へは一般の入場はできません。
【本拠点・海老名本市中央公園の内容】
●ブース内容(海老名市中央公園)
本部・・・情報集約、各地拠点の映像配信、エコキャップ収集(みんな持ってきてね)
収集されたエコキャップはエコキャップ推進協会へ寄付いたします
JCブース・・・(社)日本青年会議所地球温暖化防止アクションプラン周知、エコチェックシート配布
神奈川県ブース・・・電気自動車展示・取組みPR
海老名市ブース・・・取組みPR(えびなの森創造事業等予定)
企業ブース・・・油化装置の展示と実演(プラスチックから油へ)
マイ箸づくり・・・マイはし製作(先着50名 小学生を対象)
エコグッズ販売・・・マイ箸、マイボトル等(ビナウオーク敷地にて)
本拠点での電気エネルギーをリサイクル油を使用して発電しています
●メインステージ内容(海老名市中央公園)
司会 内田朱美(フリーアナウンサー)
17:00 開会 オープニング(事業説明など)
17:10 各ブース紹介 6ブース各ブース×6分
17:50 日本JC地球温暖化防止アクションPR、エコチェックシートPR
18:00 主催者挨拶
18:03 トークセッション(1)テーマ「自然と都市の共生 ?エコ社会を見据えて?」
・海老名市長・神奈川JC会長他
18:45 トークセッション(2)=ハイスクール議員対談高校生=テーマ「私たちにも出来る地球温暖化防止を考える?エコ社会を見据えて?」
・衆議院議員 小池百合子氏(元環境大臣)、ハイスクール議員(第9委員会委員長)、神奈川JC会長
19:30 県内7カ所ライトダウン・キャンドル点灯
・各地拠点中継(海老名七重の塔、ビナウオーク、小田原城、大船観音、江の島展望灯台、寒川神社 他
20:00 閉会 エンディング
■ライトダウンへの参加表明のおねがい
ご自宅でのライトダウン実施の参加者を募集しています。
ライトダウン時刻 平成20年10月19日19:30?20:00
是非ご登録をお願いいたします。

■関連リンク
公式サイトはありませんので、SOTO禅インターナショナルのページをごらんください
塔婆供養で植林支援中間報告などでご案内させていただいておりますSOTO禅インターナショナルの植林支援金が、苗木2万5千本分を超えました。
「一本の塔婆で一本の苗木がそだつ」
主旨に賛同くださいました多くの方々にまずはご報告申し上げます。
10月7日、協働団体でありますGNCへ植林支援金をお届けしてまいりました。
今回の植林支援金は、「GNC共存の森づくりプロジェクト」として、来年5月にモンゴル国Selenge県Altanbulag郡Tujiin nars地域=トジンナルス地域)へ行われる植樹に使われます。
SZI分は、2万5千本(10月7日現在)です!
「共存の森づくり」とは、モンゴルとロシアとの国境地帯である永久凍土地帯に横たわる豊かなアカマツの森林地帯への植林活動のことです。
1985、89、92、96年の森林火災で32000haの約70%が焼失してしまったことと、首都ウランバートルにおける建築ラッシュに伴う不法伐採により失われた森林を元の植生に戻すプロジェクトです。
森林が再生されないと、永久凍土への悪影響(凍土の解凍)やモンゴル内陸部の砂漠化の進行などは加速度的に増大していきます。
一刻も早く森林再生を行うことが求められており、GNCでは、2003年より当地での植林活動を行ってきました。
SOTO禅インターナショナルでは、この事業に協働していくこととし、今回の2万5千本分の植林支援をさせていただいたたわけです。
GNCのトップページ
左フレームに協働団体として掲載されております。
また、来年5月には、実際に植林に参加し、苗木が育つ様子を眼で確かめてこようと計画しています。
そのときには追ってご報告させていただきます。
GNCとの話の中で特に印象的であったことは、単なる植樹を行うだけではなく、モンゴルにおいて未来の植林事業を担う人材を育てているということです。
植林は、闇雲に植えれば良いというわけではありません。
どの場所にどの種類の木を植えていくかは重要なポイントであります。
また、植えた後、その木が育つまで見届ける事も大切です。
それ以上に大切なことは、自国において自国の環境を守るという意識を持った人材を育てていくことだと思います。
GNC作成の砂漠化防止ポスターをご紹介します。
これは、クリアファイルにも印刷され、モンゴルの学生たちが常時携帯しているのです。
ポスターづくりの構想が持ち上がった2001年から7年の歳月をかけて、モンゴルと日本間で協力し合いながら作り上げていった作品です。
協働制作のGEOエコロジー研究所や、留学生たちの母校にも積極的に配布され、人材育成に大いに役立っているそうです。
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<今は砂漠化を防ぐためにいろいろな活動がなされているんだよ>
<みんなで 自然環境のことを学習しています>
<みんなで 森づくりのために植林しています>
一人ひとりができることからやっていこう。── それが「塔婆供養で植林支援」というグリーン・プランの実践です。
まずは、皆さんひとりひとりがご供養された一本の塔婆から一本の苗木がモンゴルの地で育っていきます。
「共生社会をめざして」 ?環境・平和・開発・ボランティア?
これは、9月18日に発行された週刊仏教タイムス(発行・仏教タイムス社)最新号のテーマです。
各宗派、各寺院の共生社会をめざした取組みが紹介されていますが、その中に、貞昌院の環境への取組みが紹介されました。
今日は秋彼岸の入り。
墓地から太陽光発電パネルがよく見渡せます。
貞昌院の太陽光発電につきましては、ホームページや当ブログなどで紹介してきておりますので、詳細につきましては右フレームの「環境」カテゴリーをクリックし、ご参照くださればと存じます。
それにしても、それぞれが方針をしっかりと掲げ、着実に実績を重ねている実践活動はとても参考になります。
仏教タイムスは、恐らく宗教関係者に購読者が偏っており、一般の方があまり目にしないと思われますが、是非、皆様にも「共生社会をめざす」仏教界の取組みを知って欲しいものです。
貞昌院の紹介記事の直ぐ上の段に、天台宗の一隅運動として、「内モンゴルに植林開始」という実践の紹介がされています。
これはNPO法人と協働で、内モンゴル自治区へ昨年、早柳1,000本、楊柴4,000本、今年は早柳1,000本、楊柴100,000本、サジー10,000本植樹したというものです。
砂漠に緑を。素晴らしい実践です。
これと同様の活動を、SOTO禅インターナショナル (SZI)でも行っています。
SZIでは、創立15周年記念事業として、NPO法人GNCとともに「塔婆供養で植林支援」事業を本年より運用はじめました。
お陰様で、皆様のご理解ご協力をいただき、現在までに20,000本を超える苗木支援が集まっております。
NPO法人と協働の上、責任を持って植樹させていただきます。
⇒共存の森づくりプロジェクトとして、85年、89年、92年、96年の大火災で約70%(32000ha)が被害にあったモンゴルの永久凍土地帯に、森林再生のため植樹されます。
SZIの塔婆供養で植林支援による20,000本分の苗木は、来春(2009年4月下旬?5月初旬)の植林を予定しています。
詳細は後日ご報告いたします。
貞昌院の太陽光発電設備で発電された電力量の記録から、この夏の特長を振り返ってみます。
一日の発電量は、おおむね一日の日照量と比例しますので、そのことを前提としてデータを見てみましょう。
まずは、7月の累積発電量について、過去3年分をグラフにしてみました。
このグラフから判ることは、例年ですと7月後半には梅雨に入り、日照時間が減少するために、累積グラフの勾配が水平に近くなるのですが、今年は7月後半も晴天の日が続き、累積発電量がぐんぐんと伸びていることです。
丁度、7月の盆から教区の大施食法要が始まったころで、暑い日が続いたという思い出が残ります。
次に8月のグラフ。
やはり、8月の盆までの間は晴天の日が続きます。
これは梅雨明けから発電量が伸びていくという、例年通りの推移です。
ただし、今年は気温は異常に高かったですね。猛暑日の記録も生まれました。
そして、今年の農もう一つの特徴は、20日以降に曇りや雨が続いたこと。
そのことは、累積発電量が、20日から極端に伸び悩んでいることからも判ります。
今年の夏を発電量から振り返ってみました。
体感と比べて大きな隔離は無いようです。
近年、局地的に発生する集中豪雨が多くなっています。
今月5日に東京都豊島区で発生した下水道工事の事故は、増水によって流された作業員5人全員の死亡が確認されるという最悪の結果となってしまいました。
改めて心より哀悼の意を表します。
事故が発生した直後の午前11時53分から午後零時53分までの雨量は、平均して1時間当たり57.5mmという豪雨でした。
局地的な集中豪雨が起きる原因の一つとして挙げられるのはヒートアイランド現象です。
太陽熱を吸収、反射してその上空に湿った温かい空気が発生することにより引き起こされる都市型の集中豪雨です。
また、都市部においては地面がアスファルトやコンクリートで舗装されているため、降雨が地面に浸透せずに、そのまま下水管や雨水管や河川に流入してしまいます。
下水管や河川のある地点を流れる水の量を計算する簡易式は次の通りです。
ある地点の流量 Q = A×i×f
・流域面積 A (m2)
・降雨強度 i(mm/hr)
・流出係数 f
このうち、特に降雨強度は都市型集中豪雨により、流出係数は都市化により数値が上昇します。
したがって、流量は一気に増大し、そのために、その増大した雨水を流すために河川能力を増大させなければなりません。
都市河川は簡単に幅を広げるわけには行きませんから、川の形状を直線にしたり、護岸の堤防を高くしたり、地下に河川を増設するなどの対策が必要となります。
降雨により一気に増水し、鉄砲水のような現象を引き起こす理由もわかると思います。
さて、では私たちには対策をとるこが出来ないかというと、必ずしもそうではありません。
降雨強度、流出係数を抑える手段を講じることができるのです。
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まず、降雨強度は、各家庭、事業所の屋根や地面からの照り返しを減少させることにより、防ぐことが出来ます。
具体的には、屋上緑化や、カバープラントの導入です。
貞昌院におけるカバープラントの実例については下記の記事で書かせていただきました。
-----------------------------------
次に、流出係数の抑制について考えます。
流出係数(f)の値として、次のような数値が実例として挙げられています。
【家屋が密集した都市中心地】 0.70?0.90
【不浸透性屋根】 0.70?0.95
【レンガ・木塊・アスファルト】 0.75?0.85
【家屋が密集した住宅地】 0.50?0.70
【普通住宅地】 0.25?0.50
【砂利道】 0.15?0.30
【公園・広場】 0.10?0.30
【庭・牧場・農地】 0.05?0.25
【芝生】0.05?0.25
【森林地帯】 0.01?0.20
つまり、例えば不浸透性屋根(通常の屋根はそうですね)を伝わった雨水は、係数0.70?0.95という高い係数の示すとおり、ほとんどそのまま流れ落ちて樋、雨水管を通って流れ出てしまいます。
そこで、一軒一軒からの屋根の水を、一時的に貯留する装置を設置することにより、流出係数を削減することができるのです。
実は、お寺の屋根には、このような装置が古来から設置されています。
それが「天水桶(てんすいおけ)」です。
下の写真は、貞昌院の天水桶の写真です。
屋根からの水を受けて、ここに貯めるわけですが、相当な水量となります。
さらに、庭は芝生、境内は森林ですから、流出係数もかなり低く抑えられていると思います。
一般家庭でも、このような天水桶(一般的には雨水タンクや小型雨水貯留槽などとも呼ばれます)を設置することは可能です。
庭の水遣りにも、天水桶は重宝します。
⇒ DIY-天水桶をつくろう! (暮らしとすまいのDIYセンター ダイシン)
⇒ 暮らしと生活の情報(あぜ道.ネット)
都市型水害が、私たちの生活環境により引き起こされるものであるとするならば、私たち一人ひとりの力により、それを抑制することも出来るのです。
地方自治体により設置補助金も出ています。
⇒雨水利用タンク補助金・助成金(あぜ道ネット)
ご検討されては如何でしょうか。
猛暑も一段落、数日続いた雨のお陰ですっかり涼しくなりました。
秋の気配も日に日に濃厚になっています。
この夏は猛暑というよりも酷暑と表現したほうが適切かもしれません。
その厳しい夏に、ゴーヤーのカーテンが一服の清涼感をもたらしてくれました。
台所の外壁に紐を貼り、そこに絡ませていますので、出窓を通してこのような光景を眺めながら食事を取ることができます。蝶もたくさん遊びに来ます。
室温を○○度下げた・・ということも嬉しいですし、涼しい気分をもたらしてくれるゴーヤーに感謝です。
多少小ぶりですが、たくさん収穫できる実も実用的ですね。
客殿では、額縁のような光景も楽しむことができます。
ちょっとした贅沢です。
東電 CO2排出量3割増、柏崎刈羽年度内停止で 中越沖地震あす1年新潟県中越沖地震は、16日で1年を迎える。同地震で柏崎刈羽原子力発電所の停止という被害を受けた東京電力は14日、同原発の停止が今年度いっぱい続いた場合、原発停止分による二酸化炭素(CO2)排出量が前年度より3割増となる見通しを示した。同社全体の排出量も4%以上増えて1億3300万トン程度の見込み。地球温暖化防止に向けた京都議定書の第1約束期間が今年度から始まったが、同社のCO2排出量は逆に2年連続で増えることになり、原発の重要性が改めて示された。
東電によると、2007年度は柏崎刈羽原発の停止に伴い、前年度に約56%だった火力発電量の比率が約71%まで上昇し、約2300万トンのCO2が発生。猛暑などによる電力需要増加とあわせて、東電全体のCO2排出量は前年度比約30%増の1億2650万トンとなった。
今年度も通年で柏崎刈羽原発が停止した場合のCO2排出量増加分は約3000万トンとなる。東電は今年度の販売電力量を前年度比ほぼ横ばいの2960億キロワット時と見込んでおり、重油などに比べてCO2排出の少ないLNG(液化天然ガス)の利用増などで排出量削減を進めるが、原発停止分の上乗せは避けられない状況。
東電は08年度から12年までの5年間平均で、1キロワット時当たりのCO2排出量を1990年度比で20%削減する目標を持つが達成は困難さを増している。
経済産業省が、太陽光や風力など新エネルギーによる発電でかかったコストを電気料金に転嫁する新料金制度の検討に入ることが28日明らかになった。
日本の二酸化炭素(CO2)排出量の約3割は発電部門から出ており、経産省は、新エネルギー普及が、京都議定書で義務付けられているCO2排出量の1990年比6%減の達成に重要と考えており、政府として北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)で新エネルギー発電の普及の方策を説明する。
太陽光の発電コストは、1キロ・ワット時あたり約46円で、石炭火力や原子力の約8倍に上るため、経産省はコスト転嫁のための新料金制度を検討する必要があるとして、来月、省内に研究会を発足させる。研究会は、来春までに新エネルギーの拡大の費用がどのくらいか試算し、新料金制度について検討に入る。
国は、国内電力会社に、2014年度の新エネルギー発電の利用量を現在の2倍で、原発2?3基分にあたる160億キロ・ワット時に引き上げることを求めている。国の「長期エネルギー需給見通し」でも、05年度に発電量全体の1%だった新エネルギーの発電量を、30年度までに最大4%に引き上げることを目指している。だが、日本では、電力会社が新エネルギーの利用を進めた場合の費用を電気料金に転嫁して値上げするためには国の認可が必要で、原価の査定などが求められるため難しかった。
ドイツでは、電力会社が新エネルギー発電による追加コストを電気料金に上乗せしている。
冒頭に環境に関するニュースを2題ご紹介しました。
まず、世界各国では、どのような発電割合になっているのかを見てみましょう。
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(出典:主要国の電源別発電電力量の構成比、2006年、電気事業連合会より)
日本は、比較的バランスの取れた内訳となっていますが、他国と比べ石油の比率が高く、天然ガスが低くなっています。
ところが、地震被害による原子力発電設備の運転停止により、火力発電に転化され、その分CO2の排出量が増えてしまったという報道です。
中国、アメリカ、ドイツ、中国は、石炭が国内で産出されるため、石炭の比率が高くなっています。
カナダでは豊富な水資源を利用した水力、イギリスは北海油田の石油とガス、フランスでは原子力の比率が高いのが特徴的です。
さて、再生可能エネルギーが世界で最も普及しているドイツでは、全エネルギーのうち、再生可能エネルギーの割合は14%(2007年・発電量ベース)となっています。
太陽光発電は日本で開発されました。
一時は世界最大の太陽光発電量を誇っていた日本ですが、2005年にはあっさりとドイツに抜かれてしままっています。
なぜ、ドイツが急速に新エネルギーの導入量を伸ばしたのかという一番の理由は、「再生可能エネルギー法」(2000年施行)によるものが大きいといえます。
この法律のポイントは、電力事業者に対して、高い単価で新エネルギー由来の電力を買取ることを義務付けたことにあります。
2004年には、さらに法改正により買取り価格はさらに引き上げられました。
対し、日本ではどうなのか。
日本では、 『新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法』(以下「新エネ法」・平成9年施行)により、太陽光発電、風力発電、太陽熱利用、温度差エネルギー、バイオマス発電、バイオマス熱利用、バイオマス燃料製造、雪氷熱利用、地熱発電、小水力発電を新エネルギーと定められ、 『電気事業者による新エネルギー等の利用に関する特別措置法』 (RPS法・平成14年施行)により電力事業者に新エネルギーによる電気を一定割合利用することが義務づけられました。
【参考】
⇒貞昌院と東京電力の太陽光発電に伴う電力売買の内容
けれども、日本では、
(1)新エネルギー導入の補助金が年々減額され、補助金が廃止となった自治体すらある。
(2)電力事業者による発電電気の買取単価が低い
という、新エネルギー導入への動機が損なわれる状況です。
ようやく、日本でも冒頭2番目のニュースのように、電力事業者による買取金額を引上げ、その分を太陽光や風力発電費用を料金転嫁することが具体的に検討されるようになりました。
太陽光発電設置に関する世論調査をみてみると
エネルギーに関する世論調査 (内閣府大臣官房政府広報室世論調査報告書 平成17年12月調査)では、太陽光発電を費用面でどの程度の条件があれば導入するかという調査において
「耐用年数までに最初にかけたお金の回収はできなくても,環境に優しいエネルギーであれば,使いたい」9.6%
「耐用年数までに,毎年の電気代の削減ですべて回収できる程度のお金(150万円程度)で購入できるようになれば,使いたい」37.8%
「自ら太陽光発電設備を購入することには興味はないが,太陽光や風力などの新エネルギーから発電した電気であれば,多少高くても使いたい」10.5%
「自ら購入することに興味はないし,新エネルギーから発電した電気を使うことにも興味はない」24.1%
「わからない」13.4%調査対象
(1) 母集団 全国20歳以上の者 (2) 標本数 3,000人 (3) 抽出方法 層化2段無作為抽出法
調査時期 平成17年12月15日? 12月25日
調査方法 調査員による個別面接聴取 調査実施委託機関 社団法人 中央調査社
回収結果
(1) 有効回収数(率) 1,712人(57.1%) (2) 調査不能数(率) 1,288人(42.9%)
となっており、過半数以上の方々の太陽光発電に対する潜在的需要があることがわかります。
30代、40代の方にその割合が多いことも頼もしい結果です、
貞昌院では、太陽光発電設備の設置から55ヶ月が経過しました。
発電規模は 5.544Kw
設置費用は380万円(うち190万円は補助金)
でした。
これまでに発電してきた電力量の実績値に買取単価を掛け、設置費用がどれほど回収できているかをグラフにしてみました。
縦軸は、月ごとの太陽光による電力量に単価を掛けた金額です。単純な計算としてKwh 25円で計算しています。
参考として、買取単価を2倍、3倍としたものも併記しています。
日本における買取価格をドイツ並みの電力料金×3倍とした場合、大体50ヵ月(4年2ヶ月)で回収できることがわかります。
なお、補助金が一切出なかった場合でも、100ヶ月(8年4ヶ月)で回収できます。
10年間の間にメンテナンス(インバータ交換など)が発生したとしても、概ね10年で回収できるということであれば、前述のエネルギーに関する世論調査と考え合わせて、普及が急速に進むことは想像に難くありません。
電力料金への転化についても、太陽光発電の普及が進み、仮に全発電量の20%が太陽光発電になったとして、それの買取価格に3倍を要するとしても、電力料金の上昇は、概略な計算ですが 0.8+(0.2*3)=1.4 となり、40%の価格上昇となります。
しかしながら、長期的に見ると、その分の電力事業者の発電設備が不要になるため、電力料金単価の減少にも繋がります。
また、太陽光発電パネルの大量生産により設置に関わる費用負担は少なくなっていくでしょう。
太陽光設置に関する補助金制度を充実することも大切ですが、新エネルギーの発電電力を買取る価格を引き上げることが如何に有効かが判ると思います。
それに、この政策には補助金制度と異なり税金の投入が不要であるという点も重要なポイントとなります。
ですから、電力事業者による買取金額を引上げ、その分を太陽光や風力発電費用を料金転嫁することが検討されるのであれば、それを速やかに、かつ少し思い切った政策を実行して欲しいと思います。
『ロック DE お茶』
これは、全国の茶商工業者連合会と象印とのコラボレーションによる、今までにない日本茶の飲み方+マイボトルによる環境にやさしいライフスタイルの提案です。
テーマは“マイボトルで「どこでもカフェ」”友達と一緒に歩いていて「ちょっとお茶でも」。
お客様がきた時には「コーヒーでも、いかがですか」。
大切な人と過ごす触れ合いの時間、会話や賑わいのそばにいつもいて、小さなコミュニケーションを育む、ドリンク。
そのコミュニケーションの輪を、もっともっと楽しく出来たら…。
そんな思いから"マイボトルでどこでもカフェ"は始まりました。
ボトルがあれば、冷たい飲み物は冷たいまま、温かい飲み物は温かいまま、好きな場所で自由に楽しむことができます。
そして、「一緒に飲みませんか」の一言から、ボトルが育む、楽しいコミュニケーションの輪が広がっていきます。
ひとりひとりが持つことで、環境への思いやりにつながるマイボトル。
みんなが過ごす公園や、街にあふれていたペットボトルをマイボトルに持ち替えて、
人や環境との、新しい触れ合いのカタチをはじめてみませんか。
(公式サイトより)
街中にはペットボトル飲料が溢れていますが、いくらペットボトルが手軽で、リサイクル可能な容器であるとはいえ、環境に対する負荷は少なくありません。
⇒目標に向かうためには、まず足元から
⇒大量廃棄社会からの脱却
ドイツでは、ペットボトルやアルミ缶に25?50ユーロ(40?80円)程度のディポジットが化せられています。
日本では環境政策はどうしても後手後手にまわる状況にあります。
ペットボトルのリサイクル率は半数にも達していませんし、その割合も頭打ちです。
ペットボトル・缶・ガラス瓶などを含む容器包装物は、家庭ゴミの約6割に達するとの統計もあります(H17年度・全国統計容積比・出典:大阪府環境農林水産部循環型社会推進室)。
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(写真は横浜市ゴミ処理センターで撮影)
残念ながら、政策に期待するよりも先に、一人ひとりの意識を変えて行かなければならないでしょう。
最近の小学生たちは、ステンレスボトルの水筒を持ち歩いています。
また、大人たちもマイ箸を持ち歩くことも当たり前になってきました。
他方、ペットボトル飲料で一番売れているものはお茶や水です。
お茶は飲料メーカーでいかに美味しいお茶をアピールできるかが、販売シェア獲得につながるため、次から次へと新しい抽出方法による製品が生み出されています。
けれども、工場で抽出され、出荷されたものは、時間の経過とともに味の劣化は避けられません。
このようなペットボトルという環境負荷、工場生産の時間が経過したお茶という、これまでの飲料の概念を一気に解消した画期的な企画が『ロック DE お茶』なのです。
“マイボトルで『どこでもカフェ』”の特長
(1)
子どもたちがステンレスボトル(水筒)を持ち歩いているように、大人もステンレスボトルを携帯することにより、環境への貢献と、健康的なライフスタイルを提案。※「どこでもカフェ」の名前の由来ボトルに好きな飲み物を入れて持ち歩くことで、公園や海辺の見える丘など、お気に入りの素敵な場所が「どこでもカフェ」になります。(2)給茶スポット開設
人気カフェやお茶屋にて、ボトルを持参した方に、給茶(有料)してもらえる給茶スポットを全国展開。
WEBサイト『どこでもカフェ』を開設。
なお、一般家庭でも気軽に『ロック DE お茶』を楽しめます。
名づけてシャカシャカ抹茶!
「シャカシャカ抹茶!」
ステンレスボトルに適量の抹茶と人肌程度に冷ましたお湯を入れ、ふたをしっかり閉めて“シャカシャカ”シェーク(混ぜる)、最後にボトルが満量になるように氷を入れます。
一気に冷やすことで抹茶の風味や香りを損ねずに、お茶の栄養をまるごと摂ることができます。
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「どこでもカフェ」のライフスタイル、なかなかいいですね。
お寺が給茶の拠点になった場合は、「釈迦釈迦抹茶!」かな?
明日から洞爺湖サミットが開催されます。
今年は京都議定書の第一約束期間もスタートしました。地球環境問題の象徴的な年となり、環境について皆が考え行動していくことが求められる年でもあります。
サミットでは、地球温暖化が一番の議題るでしょう。どのような提言がなされるのか、注目されるところでもあります。
このような国民一人ひとりの環境保全に対する意識向上をめざしたマスコットキャラクターたちがいます。
それがエコキャラクター=エコキャラです。

全国各地の可愛いエコキャラたちは、こちらからご覧下さい。
個人的にはMr.ETCが気に入っています。
さて、先日、とあるエコキャラにお会いしました。
EPちゃんというキャラクターです。
ゴミからつくられており、中の人は環境意識がたっぷり詰まっています。
制作費は数百円とのこと。
名前は、正確にはEPAU Channel。
麻布大学環境政策学科からまれた環境教育・研究・政策実践に名づけられたネーミングであり、その象徴がこのキャラクターです。
簡単にいうと、学びと行動、研究と実践、真剣さと笑いが渾然一体となった実践のことです。
この三本柱は、自然系、社会系、エンターテイメント系のプログラムを持ち、プログラムの内容と同時にコミュニケーションの方法も重視します。
学生たちはあらゆる世代と協働しながら大学・地域を学び場にするというコンセプトです。
ちょうど、地球温暖化をテーマにした活動をどのようにおこなっていくのかをグループに分かれてそれぞれ製作表に則って作り上げていく授業が行われておりました。
<製作表>何を目的として
誰に伝えるか
どう行動して欲しいか
メディア・情報伝達手段は
製作する
ヘッドコピー
ボディーコピー
連絡先等
ラフ
デザイン
この製作表は、どのような実践活動にも応用できるものです。
■関連リンク
エコプロダクツ2008
チームマイナス6%
Mr.ETCのブログ
■関連記事
ひこにゃん、江戸に里帰り
とつか再開発くん
でんきを消してスローな夜を
夏至と冬至を中心として開催されるキャンドルナイト。
キャンドルナイトの際には、電気照明の代わりに、ろうそく(キャンドル)を灯します。
東京タワーやレインボーブリッジなどのライトアップも消され、炭酸ガス排出削減をおこなうことによって環境に優しい催しと思われがちですが、必ずしもそうとはいえない側面もあります。
ろうそくは、和ろうそくと洋ろうそくに分類されますが、
和ろうそく=ハゼ(櫨)やウルシ(漆)の木の実からとった木蝋が原料。純粋に植物由来の原料。洋ろうそく=元来、蜜蝋から作られていたが、現在では石油パラフィンから作られているものがほとんど。
石油パラフィンは、炭素原子の数が20以上のアルカン(一般式がCnH2n+2の鎖式飽和炭化水素)でありますので、完全燃焼すると炭酸ガスと水が概ね1:1の割合で発生します。発生する炭酸ガスの量は、アルカンの種類によりますが、炭素原子が20以上ありますので、発生炭酸ガスは炭素原子の分だけ増加します。
キャンドルナイトが、省エネルギーや、炭酸ガスの削減を目的とするならば、キャンドルの原料は、カーボンニュートラルとなる植物由来の原料を用いることが望ましいでしょう。
石油パラフィンなどを使った場合は、ろうそくの燃焼によって炭酸ガスを多く排出し、電気を消したことによる炭酸ガス削減効果を相殺してしまう(あるいは逆に炭酸ガスを多く発生させてしまう)ことになります。
少なくとも、石油パラフィンを使ったキャンドルナイトは「直接的には」環境に優しいとはいえないかもしれません。
しかし、キャンドルナイトは、その数時間だけの炭酸ガス削減効果を目的としたものではないのです。
たとえば、7月7日夜、洞爺湖サミットで行われる 『ガイアナイト』を見てみましょう。
『「ガイアナイト」は、脚本家・倉本聰さんの命名。ガイアはギリシャ神話の大地の女神。闇が半日を覆う本来の地球を認識する夜、という意味が込められています。』
私たちは、危機に瀕している地球環境問題について、真剣に考えなければなりません。そのために、地球の未来に思いをはせ、家族や友達と静かに語り合う、そんな時間を持ってみませんか。
時計の針を過去に戻し、ローソクのやわらかな光の中で、私たちが身を置いている文明社会を見つめ直すことを、今、この地球(ほし)で共に生きている皆さんに問いかけてみたいと思います。
一時的なイベントではなく、便利な文明社会にどっぷりつかっている現状をいま一度振り返り、ろうそくの温かくやわらかい明かりに集まった家族、友人、皆と語り合うことによって、日常生活に還元していくことこそが、キャンドルナイト、ガイアナイトの目的であるといえます。
単にでんきを消した闇の中では、人は集いません。
ろうそくの明かりがなぜ人を惹きつけ、人を集めるのかは、ろうそくが古来より宗教儀式の中で重んじられて来たということにその理由が見つかるかもしれません。
例えば、キリスト教の祭儀でも、祭壇上にろうそくの灯火が必ず献じられます。
正教会の奉神礼、ローマ典礼、聖体礼儀、聖体祭儀においても例外ではありません。
仏教行事でもそうですね。
『阿闍世王授決経』や『賢愚経』「貧女難陀品第二十」では、お釈迦さまを灯明により供養するという物語がでてきます。
法要ではろうそくが欠かせませんし、各家庭のお仏壇でも燭台にロウソクを灯します。
「灯は命を延ばし、仏の為に灯を燃やせば死後天眼を得て冥界をさまよう事もなく、灯供養は諸幽冥を照らし、苦病の衆生はその光明を蒙り福徳によって皆休息を得る…」『古事類苑』
ろうそくには、仏の智慧が私たち全ての迷いを除き、悟りを導くがごとく、闇を照らし全てを明るくする力があります。これにより迷いなき真実の智慧を得ることができます。お盆行事は江戸時代、ろうそくの普及により庶民の間に広まりました。
さて、大船観音で開催されたキャンドルナイトでは、法要で使った後のロウソクの残りを集め、ゴミ選別センターから集めてきた家庭ごみのガラス瓶の中で灯しました。
そこに広島原爆の残り火を灯しています。
また、鎌倉ユネスコ協会・鎌倉市環境政策課の提唱する「燈明皿のキャンドルナイト」では、カーボンニュートラルとなる菜種油(天麩羅の廃油など)を用いたキャンドルナイトを提唱しています。
燈明皿とは
江戸時代、ローソクが一般的に使われる前に、
和キャンドルとしてつかわれていたのが”燈明皿の灯”
お皿に菜種油を入れて、木綿の灯心に油を吸わせ火を灯すものです。
身近にある小さめのお皿も燈明皿になります。
ミョウバン水で灯心を煮て乾かすとより明るく、
また、受け皿を大きめにしても、灯火が水に映ってより明るくなるそうです。
灯心は二つでも、数本でも明かりの輪になってもよいでしょう。
(「燈明皿のキャンドルナイト」パンフレットより・写真は大本山總持寺大祖堂の燈明kameno撮影)
⇒パンフレット・燈明皿キャンドルの作り方
このように、工夫次第で環境に与える影響を最小限度に留め、よりキャンドルナイトの目的を明確化することもできます。
もちろん、ふだんの生活を見直すきっかけになる祭典になり、その輪が広がっていくことにより、大きな影響力をもたらすことになるでしょう。
“でんきを消して闇と向き合い、1本のローソクに家族が集う、その時間の大切さ”
(ガイアナイト趣旨)
今年の夏至は過ぎましたが、これから七夕に掛けて、それぞれの家庭、サークル、地域、寺院などで、それぞれの目的をもったキャンドルナイトを行ってみてはいかがでしょうか。
■おすすめの本
ろうそくの科学 (科学大好き実験・観察シリーズ (3)) (単行本)
伍井 一夫 (著), 平山 明彦
蝋燭はどうして明かりを灯し続けるのかを明らかにし、蝋燭を作ることによってその中に隠された秘密に迫る。蝋燭を使った楽しい遊びや「科学現象」を明らかにするための実験も紹介。
世界でもっとも美しい10の科学実験 (単行本)
ロバート・P・クリース (著), 青木 薫 (翻訳)
科学史(特に物理学)に残る著名な実験のうち、物理学誌の読者投票で選ばれたもっとも美しい実験のベスト10を式なしで説明し、美しさのポイントを絵画の鑑賞のようにやさしく解説します。実験の背景となる理論、実験の概要を説明した後、著者が美しいと感じた理由やトリビア的な知識を開陳します。
エラトステネスの地球の外周の長さを求める実験
ガリレオがピサの斜塔で落下の法則を確認した実験
ガリレオが慣性の法則を確認した実験
ニュートンがプリズムで確認した光の分散の実験
キャヴェンディッシュの万有引力定数を求める実験
ヤングの光の干渉に関する実験
フーコーの振り子による地球自転を確認する実験
ミリカンが電気素量を求めた油滴実験
ラザフォードが原子核を発見したα線の散乱実験
ファインマンの量子力学に関する2重スリットの思考実験
■貞昌院では7月26日(土曜日)に特別講座・サイエンスカフェ@貞昌院を開催します。
お子さん、親子、一般向けの、気軽な科学講座です。どなたでも参加いただけます。
日時 7月26日 午後6時より
場所 貞昌院客間
演題 『ろうそくの炎から宇宙を観る』
講師 亀野誠二 (鹿児島大学准教授・天文学)
(コーヒー・お菓子・資料代として500円を集めます)
【内容】
ゆめ観音アジアフェスティバル(9月6日・大船観音にて開催)の際に灯されるろうそくを手作りします。
また、簡単なプリズムを使ってろうそくの炎をスペクトル分析します。
すると、ろうそくに含まれる成分が分析できます。宇宙の星たちも同じような手法で組成が推定できるのです。
【講師プロフィール】
活動銀河中心核のしくみや進化を調べるために、宇宙空間電波干渉計(VSOP)などの電波望遠鏡を使って観測的な研究をしています。

※このキャラクターの名前、「エコぽると」くんではなく、「エコぽん」くんなんですね。
すみません、今まで勘違いしていましたm(__)m
しかも、ホタルだと思ってましたけど、どうやら蝶らしい・・・・・
「エコぽん」くんとともに横浜市環境創造局の方が貞昌院に取材に来られたのが3月末。
お寺で行っている「環境への取組み」をお聞かせ下さいということで、いろいろとお話させていただきました。
このたび、横浜市環境創造局の中の、よこはま環境行動サイト、「エコぽると」にて貞昌院が紹介されることとなりました。
環境のことを“知りたい”“やってみたい” そんなみなさんに、さまざまな情報を提供するポータルサイトが、この「エコぽると」です。
「エコ」は“エコロジー”。「ぽると(porto)」はイタリア語で“港”。
さまざまな人・物・情報が集まり、出会い、そしてまた旅立っていく「環境の港」を意味します。
「エコぽると」のキャラクターが、冒頭の「エコぽん」というわけです。

私がやっている 環境にイイコト・ワルイコト
Report No.13
お寺から始まる環境にイイコト
?貞昌院の太陽光発電?
内容はリンク先をご参照いただくと分かりますが、環境の取組みの中の太陽光発電とごみの減量に絞ったレポートとなっております。
貞昌院に限らず、お寺、特に禅寺は環境に配慮したシステムが確立されています。
そういう一面に市町村が理解を示してくださるということは、とても嬉しいことでもあります。
お寺から始る環境にイイコトの情報発信。
これからも実践していきたいものです。
太陽光発電以外にも環境への具体的な取り組みはたくさんあります。
「エコぽると」でご紹介し切れなかったものを少しまとめてみました。
太陽光発電以外の環境への取り組み
環境負荷の削減に取り組み
(貞昌院の CSRに対する取組み ■環境保護の具体例)
(1)境内地に緑地保存地区を設定し、横浜市役所と保存協定を締結し、緑を守り育てます。
□緑地保存地区制度について
緑地保存地区は、市街地に残る緑地を土地所有者のご協力で指定し、緑地として保存することにより、良好な都市環境の形成及び健康で文化的な住宅環境の確保を図るものです。
【根拠条例等】
≫緑の環境をつくり育てる条例 第7条(昭和48年6月)
≫緑地保存事業実施要綱(昭和46年8月)
(2)境内の芝生化を維持・推進します。
コンクリートやアスファルト舗装により、太陽熱の40%は反射して周囲の温度を上げ、50%は舗装面に蓄積されます。
地面が土の場合は、太陽熱の30%が反射し、30%は地中に蓄積されます。
しかし、土の表面を芝生など植物で覆うことにより、太陽熱の反射は20%、地面への熱の蓄積は5%と、極端に下げる事ができます。
また、植物には、気孔からの蒸散作用により、地中の水分を空気中に水蒸気として放出し、気温を下げる効果もあります。
横浜市の推進する150万本植樹行動にも積極的に参加します。
(3)クリーンエネルギー自動車を積極的に導入します。
ハイブリッド自動車・トヨタ・プリウス 導入時期 平成15年9月
(4)自然湧水を活用します。
自然に湧き出る自然水が境内に潤いを与え、ヒートアイランド現象対策に効果を発揮します。また、常に池に蓄えることにより、災害時に役立てる事ができます。
衛生局より飲用可の検査結果を得ています。
(5)境内建物に省エネルギー対策を積極的に導入します。
床材にコルクを用いたり、壁材に断熱材を効果的に配置したり、複層ガラスサッシを導入したりすることにより、消費エネルギーを最小限に抑えます。
また、電球は全て蛍光灯型の電球を導入しています。
(6)地域や檀信徒、周囲への普及啓蒙活動に積極的に取り組みます。
■檀家さんのために
檀家さんの要望に応え、満足いただけるように、寺院として出来ることを追求し、それらを一つ一つ着実に実現していきます。
■地域のために
地域の中の寺院として、共存共栄をめざした取り組みを推進していきます。
■情報公開・開示
寺院を安定的に運営し、地域に還元するとともに、公平かつ迅速な情報開示に努めていきます。
■社会貢献
文化支援活動や社会貢献活動を通じて、豊かな社会をめざします。
■コンプライアンス
宗教法人法などの関連法規、曹洞宗宗制などの包括関係規則を遵守します。
■人権擁護
人間一人一人の人権を尊重し、差別のない社会をめざします。過去帳調査や人権侵害に反対します。
■環境保護
自然の恵みを次世代に受け継いでいくために、境内に緑地保存地区を設定したり、新エネルギーによる発電など、さまざまな環境負荷の削減に取り組んでいきます。
6月になりました。
まもなく入梅、夏至に向けて昼の時間は長くなりますが、曇天により日照時間は却って5月より短くなりがちになります。
今年5月31日までの貞昌院太陽光発電設備の記録をまとめました。
太陽光発電4年余の記録の2008年中間報告です。
オレンジ色は本年の発電量です。
今年は雨が多く日照時間が短い印象がありますが、発電量(=ほぼ日照時間に比例)の推移を見ると、それほど例年からのブレはないということがわかります。
更に詳細に分析してみます。
黄色の○印が、貞昌院で実質支払っている電気料金(購入電力料金?売電電力料金)です。
基本料を含めて、大体5000円から1万5千円の間で推移しています。
発電した電気は、貞昌院本堂、客殿、庫裏の全般に亘って使われ、使用電力量も本堂、客殿、庫裏の全般のものです。
【用語の説明】
買入電力量 東京電力から買入れた電気の量。電気の使用量>太陽光発電量の時に発生する。
売電電力量 東京電力に売った電気の量。電気の使用量<太陽光発電量の時に発生する。
発電電力量 太陽光発電パネルで発電した電気の量
買入電気料金 東京電力から請求のあった電気料金・基本料金を含む。
売電電気料金 東京電力から振込のあった電気料金。
SOTO禅インターナショナル(SZI)ですすめている「塔婆供養で植林支援」に多数のお申込をいただきましてありがとうございます。
平成20年5月22日現在
48件、12,109口 、 苗木 12,109本分 (シール 12,109枚分)の植林支援が寄せられました。
シールにつきましては、順次発送しております。
中間のご報告まで
今回の植林支援シールは、SZIスタッフのお嬢さんの手書きによるデザイン画が元で作られました。
何種類か作っていただいた中で、スタッフ会議で「これがいい」と決められたものです。
法輪をイメージしているようでなかなか奥が深い図案です。
元の図案のイメージをできる限り損ねず、かつ塔婆に添付したときに違和感を持たないようなデザインに仕上げてみました。
データをシール製造会社に送ればそれでシールは完成です。
スタッフ会議でもう一つ出たことは、シールにシリアルナンバーナンバーを入れよう!ということです。
これも、スタッフの一人から紹介していただいた南アフリカの「スローワイン」のご縁があり、ラベルに刻印されたシリアルナンバーの説得力を感じたことによります。
※「スローワイン」とは、南アフリカ産スローワイン(Slowine)のことです。スローライフ&スローフード、環境保全を推進するワインで、日本への輸入1本あたり米ドルで25セント(約30円)が現地の環境保全対策に使われます。 ⇒詳細はこちら
ということで、完成したシールにシリアルナンバーが刻印されています。
一つの数字が一本の苗木となります。
よーく見ないとわからないかもしれませんが、お手元に届きましたらご確認下さい。
また、シールと併せて、このような証明書を添付させていただきました。
シリアルナンバーと、植林支援貢献の具体的本数を印字させていただいております。
掲示に使用いただければと思います。
今回の事業に関する全ての用紙につきましては、FSC認証林より生産されたパルプによる用紙を使用しております。
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引続き、塔婆供養で植林支援プロジェクト参加ご希望の方には受付を行っております。
塔婆供養で植林支援プロジェクト ごあんないと参加方法について
上のリンク先をお読みになり、郵便局より振込用紙にて 『塔婆供養で植林支援』・ご住所・ご寺院名を明記の上、30円×本数分の金額をお振込下さい。
郵便振替口座 00100-6-611195 口座名義 SOTO禅インターナショナル
SOTO禅インターナショナルですすめている「塔婆供養で植林支援」に多数のお申込をいただきましてありがとうございます。
植林支援シールが出来上がりましたので、順次発送させていただきます。
お待たせをいたしました。
この「塔婆供養で植林支援」は、一本の塔婆で一本の苗木がそだつ、というコンセプトのもとに、NPOと協働し、植樹とその木が育つまでの支援を行っていくものです。
実際に一本の苗木がそだつためのコストを計算していただいた数字により、一本当たりの支援金を設定させていただいております。
秋にはNPOによる植林ツアーも行われますので、その報告も後日させていただければと考えています。
さて、「塔婆供養で植林支援」の記事で、いただいたコメントに対して、まだその場で回答し切れていないことがありました。
その回答の一つとして、今回の記事を書かせていただきます。
それは、「塔婆供養で植林支援」はさらに一歩進めて、これからご紹介する木質ペレット化と、ペレットストーブの普及とリンクさせることができるのではないかということです。
木質ペレットとは、製材時に出る削りかすや、間伐材、廃材などを粉にして、それを直径6mm?9mm程度、長さ10mm?25mm程度の円筒形に固めたものをいいます。
樹皮のみをペレット化したものがバークペレット、木部をペレット化したものがホワイトペレット、樹皮を含む木全体をペレット化したものが全木ペレットです。
⇒ペレット製造工程の例(アグリパワー)
ペレットストーブとは、木質ペレットを燃料とするストーブです。
その特長とメリットを挙げると
■ペレットストーブの特長とメリット
木質系バイオマス燃料を使うので環境負担が少ない(カーボンニュートラル)
国内の再生可能な資源や木屑などの廃棄物から造られる
林業などの雇用を生み出す
上質の燃料である(品質が安定している)
石油ストーブのような臭いや刺激が少ない
薪や暖炉に比べて、扱いが簡単(石油ファンヒータと同等)
安全性が高い(石油ファンヒータと同等)
燃料の取り扱いや貯蔵が容易
煙がほとんど出ない
灰もほとんど出ない
炎を見ながらゆったりした生活ができる
遠赤外線による温かい暖房
と、いいこと尽くめです。
デメリットと言えば、ストーブの価格が高いことと、重量があるということでしょうか。
それゆえ、一般家庭では導入に当たり少し敷居が高いのですが、寺院にはきっとピッタリの暖房装置ではないかと考えています。
価格が高めというペレットストーブですが、定価10万円台のものも発売され始めました。
どうです、この洗練されたフォルム。
個人的にイチオシのストーブです。
やかんを置くことも、調理をすることすらできます。
さらに、普及促進のために、助成金を出す自治体もいくつかあります。
岩手県では一台当たり5万円(上限設置費用の1/4)の助成金制度があります。
国レベルでの助成や、例えば曹洞宗寺院には曹洞宗門からの助成制度があってもいいのではないかと思うほどです。
普及が促進されれば、その分、木質ペレットの製造ラインも安定し、価格も安定、低下するはずです。
なによりも、原油価格や食料価格の高騰という影響を受けている日本経済の現状をみるにつけ、トウモロコシや大豆由来のバイオ燃料普及に予算をかけるくらいならば、よほど木質ペレットの普及促進を図るべきものだと考えます。
それにより、日本の林業へ与えるプラスの要素も大きいことでしょう。
国内産の木材・間伐材を積極的に利用する方向に転換していくことにより、国内林業が復興され、ひいては海外で無秩序に伐採される森林面積を減少させることへと繋がっていきます。
「塔婆供養で植林支援」事業の面から考えると、塔婆供養を行うことにより新たに一本の木が育つわけですが、その塔婆自体が古くなった後どうするべきかという言及まではされていません(しません)でした。
ここに、冒頭で述べた「木質ペレット化と、ペレットストーブの普及」を組込むことにより、資源循環サイクルができあがるわけです。
「木質ペレット化と、ペレットストーブの普及」の部分については、SOTO禅インターナショナルが主導で行うなどというおこがましいことではなく、そういうものを紹介し、それが普及の一助へと繋がればそれで充分でしょう。
昨日、七沢リハビリテーション病院脳血管センターへの民生委員の研修旅行があり、厚木の七沢へ行ってきました。
研修内容は、保健・医療・福祉の多角的な視野に立って、脳卒中の予防とリハビリテーション医療により、後遺症の軽減や寝たきり予防と対策に向けた支援を行っている総合的な施設を体験できるとても有意義なものでしたが、思いもかけない出会いも数多くありました。
その一つが、日本一早く飛翔すると言われるゲンジボタルを見ることができたこと。
ちょうど、飛び始めの時期であり、清流に沿って元気の良いホタルが飛び回っていました。
音も無く、ふわふわと飛び交うホタルの姿は、見るもののこころを和やかにしてくれます。
ホタルたちにとっては、オス・メス間の愛の光通信でもあります。
これを皮切りに、全国各地でホタルたちを見ることができるはずです。
もう一つ。
旅館の番犬、夢(ムー)くん。
普段は玄関でのんびり休んでいますが、宿泊客をみつけると、道案内をしてくれる賢い犬です。
2キロ先の広沢寺様までの散歩に同行してくれました。
※広沢寺様、突然の早朝の拝登にも係わらず、ご丁寧にありがとうございました。
心より感謝いたします。
私たちの身の回りにはたくさんの木材製品があります。
その多くは海外から輸入されています。
日本は、米国、中国に次いで世界でも有数の木材輸入国です。
(丸太輸入量に限ると、日本は断トツで世界一位です)
その輸入相手国は
アメリカ、カナダ、ロシア、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、チリ、パプアニューギニアなどの太平洋沿岸各国が中心となっています。
対し、国内の林業について見てみると
国土の66%を占める森林面積を誇る日本ではありますが、1960年の木材輸入自由化以降、木材自給率は減少を続け、自由化以前は 86.7%だった自給率は 2005年には20.0%と激減しています。
このため、国内の木材生産量は約3分の1にまで減少し、林業就業者数に至っては約6分の1に減少し、しかも高齢化が急速に進行しています。
我が国では、国策として、戦後にスギやヒノキなど針葉樹の大規模植林が行われました。
しかし、その膨大な面積を誇る人工林も、先に述べた国内産木材需要の激減により、下草刈りや間伐、枝打ちなどの維持管理すら、ままならない状況となっています。
そのため、材木としての商品価値が失われてしまうという悪循環が発生しています。
木材の消費は、必ずしも環境に悪影響を与えるわけではありません。
適切な箇所から適切な方法で供給されることにより、木材資源は持続可能なサイクルで循環していくことが可能となります。
日本の木材需要は安さと安定性という経済的判断のみにより、安い外材を大量に消費する構造となっています。
しかし、政策面から、あるいは消費者一人ひとりが意識をもち、国内産の木材・間伐材を積極的に利用する方向に転換していくことにより、国内林業が復興され、ひいては海外で無秩序に伐採される森林面積を減少させることが可能です。
森林をとりまく状況を分かりやすいデータで解説してるサイトをご紹介します。
併せてご紹介します。
⇒ みんなの森
さて、寺院では、本堂や庫裏などの寺院建築物をはじめ、多くの木材を消費します。
また、法要で塔婆供養を行うなど、日常的に木材を利用する機会も多くあります。
そこで私たちは何ができるのか。
その具体的方策について、SOTO禅インターナショナルでは、スタッフ皆で考え、一つの事業を立ち上げました。
その名も
「塔婆供養で植林支援」
一本の塔婆で一本の苗木がそだちます

地球環境の変動は、私たちの生活に深刻な影響を及ぼしはじめています。かつての大量生産、大量消費、大量廃棄という生活スタイルの見直しや、環境問題に対する関心も高まってきました。卒塔婆は貴重な自然資源である木材を使用して作られています。しかし、適度な木材の利用は逆に森林を守ることもあります。さらに新たな苗木を植え、育てていくことも必要です。
そこで、SOTO禅インターナショナル(SZI)は「塔婆供養で植林支援」を提案します。仕組みは簡単です。ご寺院様で使われる卒塔婆の本数に合わせて、一本当たり30円の環境義捐金を専用の郵便振替用紙を使ってSZIにお送り下さい。
SZIからは、その本数分の「塔婆供養で植林支援シール」と掲示用のポスターを御寺院様にお届けいたします。
各御寺院様におかれましては、法要の際に「卒塔婆」と一緒に「塔婆供養で植林支援シール」を施主様にお渡し下さい。
なお、環境義捐金はNPOを通じてシール1枚当たり一本の植林に役立てられます。
一人ひとりができることからやっていこう。── それが「塔婆供養で植林支援」というグリーン・プランの実践です。
動き出したばかりのプロジェクトですが、まずは小さな一歩から歩みを進めて行きたいと考えています。
教区の仲間の結婚式・披露宴がありました。
連休最終日の絶好の天気のもと、祝福のために多くの人が集まりました。
とても良い式でした。
二次会のクライマックスでは、風船のリリースが行われました。
・・・・風船は環境に良く無いのでは?
そのような疑問を持つ方は多いはずです。
風船が参列者に配布される際に説明されたことは「この風船は生分解性のエコ風船」であるということ。
つまり、自然に分解していき、土に還る風船であるということした。
帰宅してから少し調べてみました。
■環境にやさしいゴム風船 「土から生まれて土にかえる」
ゴム風船の原料は、ゴムの木から産出する樹液でつくられる「ラテックス」です。
ラテックスは、日光や水によって分解される100%自然の原料であるため、分解作用は空気に触れた瞬間から始まります。
その主な要素は酸化、太陽光線、微生物などです。
■空に飛んでいった風船はどうなるか
飛んでいったゴム風船は、上空約8キロまで達すると気温の低下により凍結し、粉々に分裂して、拡散しながら地上に落ちていきます。
そのままの形で落下するということはほとんど無いようです。
粉々になって落下したラテックスは、自然の作用で土に戻ります。
学術的根拠のない情報でゴム風船は一時誤解を受けましたが、近年は「動物に害はない」という常識がようやく浸透してきたようです。
(出典:日本バルーン協会)
ということで、少なくとも、下記のガイドラインを遵守する限りは環境への影響は無さそうです。
安心しました。
バルーンリリースのガイドライン
1. リリースには、ヘリウムガスを使用する事。…水素ガスの禁止
2. リリースされる風船は、ラテックスを原料とする『ゴム風船』である事。蒸着フィルム使用のものや自然環境で生分解しないものは使用しない。
3. 使用するゴム風船の止め具に、プラスチックなどの生分解しない物は使用せず、風船自体でしばる事。
4. 糸など持ち手をつける場合、ゴム風船と同等の生分解性持つものを使用する事。…木綿糸・輪ゴムの推奨
5. リリースされるゴム風船はすべて単体とし、集合体でリリースしない事。
6. リリースの実施場所、天候などロケーションを考慮する事。日本ゴム風船商工会飛翔風船問題対策委員会 1994/10/21
1、2、3!!
司会者の掛け声とともに、みんなの風船は少し強い海風に乗って一気に飛んでいきました。
末永くお幸せに。
地球の冷やし方?私にできること?の続きです。
辻信一先生(明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部主宰)が仲立ちとなり、横浜市戸塚区善了寺本堂が会場となり、アウキ・ティトゥアニャ知事夫妻を囲む勉強会が開催されました。
アウキ知事は、先住民族として初の南アメリカ・エクアドルのコタカチ郡知事に選ばれ、3選を果たし就任12年目を迎えます。
他国籍企業による鉱山開発反対を掲げ、参加型の草の根民主主義を実現させた知事による持続可能な地域社会についての試みについてのお話です。
まずは外務省のサイトよりエクアドルの基本情報をみてみましょう。
国名:エクアドル共和国(Republic of Ecuador)2008年3月現在
一般事情1.面積 256,370平方キロメートル(本州と九州を合わせた広さ)
2.人口 13.4百万人(2006年、世銀)
3.首都 キト
4.民族 白人・先住民混血(メスチソ)77%、白人10%、先住民7%、黒人・先住民混血(ムラート)3%、黒人2%
5.言語 スペイン語
6.宗教 カトリック
7.略史
年月 略史
1822年 大コロンビアとして、スペインより独立
1830年 大コロンビアより分離独立
1979年 民政移管(1)首相名 首相職無し
(2)外相名 マリア・イサベル・サルバドール8.内政
1822年の独立後、クーデターによる政権交代が繰り返され、1979年の民政移管後は民主体制が維持されてはいるものの、政情は依然不安定である。
2003年1月に就任したグティエレス大統領は、先住民系政治組織パチャクティをも巻き込んだ連立政権を発足させたが、ガソリン価格引き上げを含む厳しい緊縮政策を導入、外交面でも対米接近を図ったため、支持基盤である先住民等貧困層の離反を招き、連立政権は数ヶ月で崩壊、その後は国会で野党勢力と順次手を結び、辛うじて政権を維持した。2004年末には与党及び政府支持派野党等による国会での最高裁判事更迭劇を契機として、反政府運動が活発化、大統領罷免決議が採択されるなど政情が不安定化し、2005年4月に国会が大統領を罷免したのを受け、パラシオ副大統領が大統領職を継承した。
パラシオ大統領は、政治経験を有せず、確たる政治基盤も無いことから、政権運営は困難を極め、重要閣僚が相次いで辞任、交代するなど、不安定な状態が続いた。
かかる国政の混乱及び寡占的な政治経済構造に対する国民の歴史的な不満を背景に、貧困層の多数の支持を得て、コレア大統領が2007年1月に大統領に就任した。コレア大統領は大統領選挙の公約(新憲法制定のための制憲議会の設置、対米FTA交渉の打ち切り、米軍によるエクアドル空軍基地(マンタ基地)の2009年11月以降の使用許可延長拒否、予算を貧困層に重点的に配分)を、議会に確たる支持基盤を持たない中で積極的に推し進めてきた。特に新憲法制定に向けては、全権を担う制憲議会の開催の是非を問う国民投票の実施を推進する大統領及び世論と、これを阻止しようとする議会の間で混乱が生じたが、4月、国民投票の結果、多数の支持を受けて制憲議会の発足が承認された。
続いて制憲議会議員選挙を9月に実施、その結果コレア大統領支持政党が制憲議会の絶対過半数を占め制憲議会が発足した。
今後、制憲議会においてコレア大統領の政策が反映された憲法草案が作成される見込みであるが、同草案に対する国民投票が来年半ばにも予定されており、今後の動きが注目される。これ以降の情報はこちら
善了寺での勉強会は、最初に平和祈願法要からはじまりました。
予定では4時ぐらいからということでしたが、皆の到着を待ってからというスローかつ計画無しの次第でしたので、実際に法要が始ったのは午後5時過ぎ。
けれども誰ひとり不満を言うものはありません。
勉強会のスタイルも、前半は知事夫妻を半円状にグルッと囲み、後半では皆が持ち寄りの食べ物を円形に配置した机に並べ、上も下も無い自由なスタイルで進められました。
このスタイルも、その場の状況で皆で考えて逐一進めていきます。
以下、夫妻のお話の内容をかいつまんでご紹介いたします。
■エクアドル・コタカチ郡について
南米において、スペインがやってくる以前の4500年の歴史を持つ先住民族・インカ独自の文化はエクアドルなどが中心でした。
コタカチ郡は、エクアドルよりもさらに長い歴史を持つ郡で、55%の先住民、5%のアフリカ系黒人、30%はメスチソと呼ばれる混血という構成となっています。
1996年、先住民運動により、共和国初めて先住民による候補者を立てることが実現しました。それ以前は、政党はメスチソにより牛耳られていました。
1979年までは、先住民の非識字率は99%にも及び、投票することすらままならなかったのでした。
■初の民族出身知事として
アウキ・ティトゥアニャ知事は、先住民族出身者として初めて郡知事となりましたが、先住民のコミュニティーの生活水準の向上、自然環境に対する責任を持つものとして政権運営を行ってきました。
西洋的民主主義に対し、参加型(コミュニティー決定型)の民主主義を作ることを提案、しかしながら、当時、コミュニティー決定型の実現は当初非常に困難でした。
そこで郡はわかりやすい基本方針(シナリオ=基本原則)を打ちたてます。
それは次の3つ。
(1)盗まない (2)嘘をつかない (3)ナマケない
このようなわかりやすい基本現方針が徐々に実を結び、現在、氏は3期、12年目を迎えようとしています。
中南米の周辺の国、郡を見渡すと、政治の腐敗、権力の乱用、賄賂の横行が日常事となっています。
そのような状況の中で、どのように民主主義議会を構築していったのでしょうか。
具体的には、郡がバスを用意し、積極的に郡庁舎に招待。先住民であろうが、外国人であろうが誰でも議会に受入れ、発言の場が設けられています。
一例としては、子どもたちの発言が議会の禁煙を決議するきっかけになったこともありました。
■アウキ知事夫人よりの話
ルース=マリーナ・ヴェガ(アルカマリ)さんはティトゥアニャ知事の奥さんで、医者でもあります。
1996年に夫が知事として就任し始めた時、医療問題は深刻な状態でありました。
そこで市のレベルで作成した委員会を組織し、様々な西洋、先住民土着の医療を融合させることを行いました。
それまでは、土着の医療は、先住民が医療について無知であるという偏見から、違法なものとして警察に追われるようなものでありました。
しかし、実際に先住民の医療は病というものは環境との不均衡(バランスが崩れること)により引き起こされると考え、水、食料などを改善することが大切であると言うことを教えます。
伝統的な医療と如何にうまく取り入れるのかという試みは初めてのことでありましたが、それが功を奏し、2003年からは乳児死亡率が殆んど無くなりました。
コタカチ郡は、栄養問題についても、それが回避されたことを宣言するところです。
けれども、良いことばかりではありません。
GNPが増加しているにもかかわらず、貧困率は35%から80%に増加しています。
■鉱山問題の経緯と現在
エクアドルには銅と金の鉱山があります。
1997年以降、他国籍の企業がこの資源を求めてエクアドルに進出しようと試みました。
例えば日系企業や、英国、チリ、カナダなどの企業です。
最初は資源調査ということであったため、エクアドルコミュニティーは協力を行いました。
しかし、その後開発が大きな利益をもたらすことが分かり、鉱山開発計画を打ち出すこととなり、それに対しコミュニティーは強固に反発し、JICAのキャンプを焼討ちにするなどの過激な行動も起こすようになりました。
1998年、アウキ知事が初来日、鉱山開発から撤退するよう直訴。
アウキ氏は、他国籍企業による鉱山開発が貧困の解決にはならす、むしろ更なる貧困と腐敗をもたらすことを、これまでの石油資源開発などの事例から確信しておりました。
住民の中で、鉱山開発推進派は土地の所有者、商人などを中心とした5%、それ以外は開発に反対しています。
その運動により、2000年に日系企業は撤退。
しかし、銅価格が2000年には1ポンド当たり80セントであったものが2003年には2.5ドルに上昇するなど、再びカナダなどの企業が開発計画を推進する動きをみせています。
今年2月、他国籍企業の権利は無効になりました。
しかし、現政府は鉱業推進派であり、それはとても脅威でもあります。
鉱業は、10年、20年といった短いスパンでの利益をもたらすかも知れません。
しかし、公害は長期間に亘って残るものです。
他国籍企業による鉱山開発を行うのではなく、エコツーリズム、伝統工芸を生かした産業、自然エネルギーを推進することがエクアドルの将来に必要なことでしょう。
エクアドルはホットスポットと呼ばれる生物多様性をもつ地域を抱えています。
その多様性を失うことなく、調和をもったありかたが必要なのです。
それが持続可能な社会構造の基盤となるものです。
コタカチ郡は、様々な功績が認められて、2000年、国連賞、2003年ユネスコ平和自治体賞を受賞しています。
アウキ・ティトゥアニャ知事プロフィール1965年1月2日生まれ。キューバの大学にて経済学を学ぶ。エクアドル、コタカチ郡の現郡知事。キチュア民族出身。
1996年に先住民族キチュア出身として初めて郡知事に選ばれ、「民衆議会」など、すべての住民の意思を反映する政治を目指す。
1998年に来日し、コタカチ郡での取り組み、抱える鉱山開発問題、そして先住民族の文化や歴史、そしてアイデンティティーなどについての講演を行う。
2004年から第3期目を向かえ、さらに市民の生活の質の向上のため、コタカチ郡の自然や文化を守るために精力的に活動している。
森が燃えていました
森の生きものたちは
われ先にと逃げていきましたでもクリキンディという名のハチドリだけは
いったりきたり口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います
3月15日に歴史カフェを開催しますのトピックスでご紹介した港南台タウンカフェ。
タウンカフェの小物ショップの一角にこのようなコーナーがありました。
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キャンドルナイト用のキャンドル、蜜蝋を紹介、販売するショップなのですが、その背景に見える「私にできること」のメッセージボート、そして、ひときわ目立つハチドリのデザインの本・・・・

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、それは
『私にできること』 ?地球の冷やし方?
ISBN4-9901663-2-9
サイズ:A5版 / 32P
発行:ゆっくり堂定価:300円(税込)
企画:ハチドリ計画
挿画:マイケル・ニコス・ヤグラナス
という本です。
南アメリカ、赤道直下のアンデス地方に古くから伝わるお話を、明治学院大学教授・ナマケモノ倶楽部主宰の辻信一先生が訳された短い短いお話です。
この短い物語に呼応し、坂本龍一氏、セヴァン・スズキ氏、CWニコル氏、ワンガリ・マータイ氏らが呼応し、それぞれの「私にできること」のメッセージが連ねられていきました。
先の港南台タウンカフェのメッセージボードにも、一人ひとりの「私にできること」が書かれています。
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昨日、この物語を伝えたご本人、ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんから直接この物語を聞くことができる機会に恵まれました。
しかも、それを訳しご紹介された辻信一先生の解説つきで!
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アウキ・ティトゥアニャ夫妻(右がハチドリの物語を伝えたルース=マリーナ・ヴェガ(アルカマリ)さん:戸塚善了寺にて)
環境問題への取組みは、実に壮大なテーマで、では具体的にどのような行動をしてよいのか途方にくれてしまうかも知れません。
けれども、私たち一人ひとりの行動が積み重なって環境問題を引き起こしているのならば、逆に考えて、地球を冷やすことができるのも私たち一人ひとりの行動であるはずです。
それぞれが「私にできること」を実践し、ポトリ、ポトリと滴を落としていくことにより何かが変わっていくはずです。
冒頭の物語の続きです。
クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」
皆さんの「私にできること」は何でしょうか?
■関連リンク
ルース=マリーナ・ヴェガ(Luz Marina Vega)さんは、南アメリカ・エクアドル・コタカチ郡の現知事であるアウキ・ティトゥアニャ(Auki Tituana)氏の奥さんです。
ご夫妻から伺った話について、追ってご紹介していきます。